定価:1500円+税
ISBN:978-4-479-79634-3
だからグーグルは成果を上げているんだと納得できる度 :★★★★★
著者は外国人だけどまったく違和感なくわかりやすく読める度 :★★★★★(うますぎ)
◆クビになる準備はできているか?
第1章ののっけからドキッとさせられます。
今の仕事に不満があるならば、「今の仕事でやり方を変えるか、仕事そのものを変えるか」の二者択一しかないと著者はいいます。
しかし、それを現実に二者択一として考えられる状態になっているでしょうか。
今の仕事でやり方を変えるか、仕事そのものを変えるかを問われたとき、私の目指す方向性としては後者です。
しかし、今の私ではそれを天秤にかけられる状態ではないと認識しています。
仕事を変える(転職、起業)のはかなり大きな勇気と覚悟と決断がいる状態なのです。
要は自分に自信がない。
現代はインターネットなどのIT技術が進歩し、その気になれば誰でも自分のやりたいことを実現しやすい世の中になっています。
しかし、そのやり方を身につけている人は多いとはいえません。
昨今の副業ブームで、ようやく動き始めた人が多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私自身も重い腰を上げて、遅まきながらブログを立ち上げたところです。
それは、何もしなければ状況は何も変わらないと思ったからにほかなりません。
自分の好きなことを強みに変えていく。
その過程が自分の個性をつくっていくのだと信じています。
本書では、自分と仕事との関わり方について見直すきっかけを与えてくれます。
自分は仕事で何を実現したいのか、仕事をどう変えたいのか。
改めて考えてみたい方にお勧めします。
◆著者の考える「ニューエリート」とは
ここで少し著者自身のことについて紹介したいと思います。
著者は、当時、社会主義国だったポーランドで生まれました。
共産主義体制のもとではすべてが「平等」に扱われるため、誰にでも仕事が与えられ、どんなに仕事を頑張っても給料は変わらないという状況だったそうです。
それが1989年に民主化が実現し、資本主義の世の中になったとき、著者の産まれた村では失業率が100%近くに達したといいます。
お金がなかった著者は、出稼ぎにいったドイツで、1日で父親の給料の2~3か月分のお金を手にしたことに衝撃を覚えます。
こうした著者の経験が、本書の背景にあります。
著者の考える、「ニューエリート」像について整理してみましょう。
〔オールドエリート〕 〔ニューエリート〕
性質 強欲 利他主義
要望 ステータス インパクト・社会貢献
行動 計画主義 学習主義
人間関係 クローズド(差別化) オープン(コミュニティ作り)
考え方 ルールを守る 新しい原則を作る
消費行動 誇示的消費 ミニマリズム
◆アウトプットとプロセス
著者の考える新しい働き方をつくる上で重要なこと、それは
「仕事で自分が出しているアウトプットにプライドがあるか。そしてアウトプットを出すまでのプロセスを楽しんでいるか」
だといいます。
そのカギとなるのが、商品やサービスを受け取った相手の喜びや笑顔を実感できるかだといいます。
よくよく考えてみると、これには2つの仕事への関わり方が影響しているように思います。
何かの本で読んでなるほどと思ったのですが、「成果を生み出すことを楽しむタイプ」と「仕事のプロセスを楽しむタイプ」がいるということです。
前者のタイプの方が圧倒的に少なく、1割くらいなんだそうです。
自分がどちらのタイプかを考えてみると、仕事への関わり方も変わってくるかもしれませんし、そのうえで自分は何が好きなのか、それで何ができるのかを考えてみるとやってみたいことも見えてくるかもしれません。
(ちなみに私はたぶん後者です。成果にはあまり興味がない・・・)
◆本人は自己認識と自己開示が少ない
これには納得しました。
SNSをやっていない人の方が少ないくらいになりつつあるように思えますが、反面、本名で発信しているのは著名人ばかり。
中には創作活動などで使用して広く知れ渡っているペンネームで活動している方もいますが、自分もなかなか本名で発信しようとまでは考えていません。
Facebookは本名登録が基本ですが、それすら反射的に警戒してしまいます。
ですが、SNSを見ていて思うのは、本名で発信している人ほど自分を認め、生き生き活動しているのではないかということです。
また、失敗を恐れず、前向きに捉えているということも共通します。
失敗から次への反省、改善に活かすことを忘れません。
言い換えれば、自分の確固たる軸を持っているということです。
◆女性が職場で最も悩みを相談しにくい相手とは
最後に、これは意外でしたが、内容を読むとなるほどと納得しましたのでご紹介したいと思います。
著者がこれまで耳にした社会人女性からの悩みを整理すると、女性が職場で最も悩みを相談しにくい相手は、なんと女性の上司だといいます。
その背景にあるのは、女性上司が必ずしも女性としての個性のみで管理職になったのではなく、男性側の論理を受け入れ、それに従って仕事をしてきたからということがあるそうです。
つまりは男性と変わらない、むしろ女性性を否定されるという意味ではもっとタチが悪いかもしれません。
いかに旧来の会社でなく、個性の上に成り立つ企業に変身していけるかが今後の企業の課題だし、そういう個性を発揮できる能力を身につけることは個人の課題ではないかと思います。
これには教育が大きく関わる問題です。
画一的なカリキュラムではなく、個人に問題意識を与え、自ら問題を発見し、解決する思考法に導くきっかけの場となること。
それがこれからの教育における重要な課題となります。
近年盛んにいわれていることですが、残念ながらあまり改善されたように思えません・・・。
これからに期待しましょう。
以上、本書を読んだ感想でした。
皆さんも自分の働き方を見直してみませんか。
ISBN:978-4-479-79634-3
だからグーグルは成果を上げているんだと納得できる度 :★★★★★
著者は外国人だけどまったく違和感なくわかりやすく読める度 :★★★★★(うますぎ)
◆クビになる準備はできているか?
第1章ののっけからドキッとさせられます。
今の仕事に不満があるならば、「今の仕事でやり方を変えるか、仕事そのものを変えるか」の二者択一しかないと著者はいいます。
しかし、それを現実に二者択一として考えられる状態になっているでしょうか。
今の仕事でやり方を変えるか、仕事そのものを変えるかを問われたとき、私の目指す方向性としては後者です。
しかし、今の私ではそれを天秤にかけられる状態ではないと認識しています。
仕事を変える(転職、起業)のはかなり大きな勇気と覚悟と決断がいる状態なのです。
要は自分に自信がない。
現代はインターネットなどのIT技術が進歩し、その気になれば誰でも自分のやりたいことを実現しやすい世の中になっています。
しかし、そのやり方を身につけている人は多いとはいえません。
昨今の副業ブームで、ようやく動き始めた人が多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私自身も重い腰を上げて、遅まきながらブログを立ち上げたところです。
それは、何もしなければ状況は何も変わらないと思ったからにほかなりません。
自分の好きなことを強みに変えていく。
その過程が自分の個性をつくっていくのだと信じています。
本書では、自分と仕事との関わり方について見直すきっかけを与えてくれます。
自分は仕事で何を実現したいのか、仕事をどう変えたいのか。
改めて考えてみたい方にお勧めします。
◆著者の考える「ニューエリート」とは
ここで少し著者自身のことについて紹介したいと思います。
著者は、当時、社会主義国だったポーランドで生まれました。
共産主義体制のもとではすべてが「平等」に扱われるため、誰にでも仕事が与えられ、どんなに仕事を頑張っても給料は変わらないという状況だったそうです。
それが1989年に民主化が実現し、資本主義の世の中になったとき、著者の産まれた村では失業率が100%近くに達したといいます。
お金がなかった著者は、出稼ぎにいったドイツで、1日で父親の給料の2~3か月分のお金を手にしたことに衝撃を覚えます。
こうした著者の経験が、本書の背景にあります。
著者の考える、「ニューエリート」像について整理してみましょう。
〔オールドエリート〕 〔ニューエリート〕
性質 強欲 利他主義
要望 ステータス インパクト・社会貢献
行動 計画主義 学習主義
人間関係 クローズド(差別化) オープン(コミュニティ作り)
考え方 ルールを守る 新しい原則を作る
消費行動 誇示的消費 ミニマリズム
◆アウトプットとプロセス
著者の考える新しい働き方をつくる上で重要なこと、それは
「仕事で自分が出しているアウトプットにプライドがあるか。そしてアウトプットを出すまでのプロセスを楽しんでいるか」
だといいます。
そのカギとなるのが、商品やサービスを受け取った相手の喜びや笑顔を実感できるかだといいます。
よくよく考えてみると、これには2つの仕事への関わり方が影響しているように思います。
何かの本で読んでなるほどと思ったのですが、「成果を生み出すことを楽しむタイプ」と「仕事のプロセスを楽しむタイプ」がいるということです。
前者のタイプの方が圧倒的に少なく、1割くらいなんだそうです。
自分がどちらのタイプかを考えてみると、仕事への関わり方も変わってくるかもしれませんし、そのうえで自分は何が好きなのか、それで何ができるのかを考えてみるとやってみたいことも見えてくるかもしれません。
(ちなみに私はたぶん後者です。成果にはあまり興味がない・・・)
◆本人は自己認識と自己開示が少ない
これには納得しました。
SNSをやっていない人の方が少ないくらいになりつつあるように思えますが、反面、本名で発信しているのは著名人ばかり。
中には創作活動などで使用して広く知れ渡っているペンネームで活動している方もいますが、自分もなかなか本名で発信しようとまでは考えていません。
Facebookは本名登録が基本ですが、それすら反射的に警戒してしまいます。
ですが、SNSを見ていて思うのは、本名で発信している人ほど自分を認め、生き生き活動しているのではないかということです。
また、失敗を恐れず、前向きに捉えているということも共通します。
失敗から次への反省、改善に活かすことを忘れません。
言い換えれば、自分の確固たる軸を持っているということです。
◆女性が職場で最も悩みを相談しにくい相手とは
最後に、これは意外でしたが、内容を読むとなるほどと納得しましたのでご紹介したいと思います。
著者がこれまで耳にした社会人女性からの悩みを整理すると、女性が職場で最も悩みを相談しにくい相手は、なんと女性の上司だといいます。
その背景にあるのは、女性上司が必ずしも女性としての個性のみで管理職になったのではなく、男性側の論理を受け入れ、それに従って仕事をしてきたからということがあるそうです。
つまりは男性と変わらない、むしろ女性性を否定されるという意味ではもっとタチが悪いかもしれません。
いかに旧来の会社でなく、個性の上に成り立つ企業に変身していけるかが今後の企業の課題だし、そういう個性を発揮できる能力を身につけることは個人の課題ではないかと思います。
これには教育が大きく関わる問題です。
画一的なカリキュラムではなく、個人に問題意識を与え、自ら問題を発見し、解決する思考法に導くきっかけの場となること。
それがこれからの教育における重要な課題となります。
近年盛んにいわれていることですが、残念ながらあまり改善されたように思えません・・・。
これからに期待しましょう。
以上、本書を読んだ感想でした。
皆さんも自分の働き方を見直してみませんか。









