だいぶつさまのうんどうかい
苅田 澄子
アリス館
2017-08-25


設定がシュールすぎる度 : ★★★★★
ほとけさまたちに親近感を感じる度 : ★★★★★




娘のための絵本を買おうと、娘と二人で本屋にいって見かけたときは一瞬、「え?」という感じでした。

ですが、じわじわと笑いがこみあげてきて、「なにコレ!?」という半ば呆れと、「マニアックすぎる!」という半ば興味本位で、娘をうまく洗脳して(?)購入しました。



いやー、期待どおりというか期待以上というか、実になんともいえないほのぼのしたシュールさ加減ですね。

一言でいえば、「だいぶつさまが運動会に参加したらこうなる」。

ただ、それだけのお話です。

それだけなんですが、それがじわじわときいてクセになるんです。


主役のだいぶつさまは、予想どおりの活躍(?)を見せるので、それほど意外性はないかもしれません。

でも、周りの「ほとけさま」や「ぼさつさま」たちが、なかなかいいキャラを醸し出していて、絶妙にシュールな世界を演出してくれています。


たとえば、こんな感じ。


筋肉むっきむきな「におうさま」

ひたすら動きがかわいい「じぞうさま」

天才か!?と叫びたくなる姿で描かれた「せんじゅかんのんさま」

天然ボケ的なところもある「あみだにょらいさま」



どの「ほとけさま」たちも、本来の性格がよく表れていますね、

思わず、「ほとけさま」のことを学びたくなります!

(「ほとけさま」と一括りにしていますが、「仏」と「菩薩」と「天」って本来まったく別ものなんですよ)


加えて付録として、絵本に出てくる「ほとけさま」たちを紹介するリーフレットが付いているのが嬉しいですね!



最初は、「よくわからん!」と正直な感想を述べてくれた娘ですが、今ではお気に入りの1冊です。

ほとけのポーズ」もマスターして、その場面ではノリノリで真似してくれる娘です笑