
「⇒」は個人の感想、疑問、意見を示す
◆「働き方研究家」による働き方報告書
・人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを常に探し求めている生き物
・いいものをつくっている人は、彼ら自身の「働き方」を形づくることにセンスを投入している
→ 素晴らしい仕事も作品も、その結果に過ぎない
→ それぞれの仕事が彼らにとって、他の誰にも肩代わりできない「自分の仕事」になっている
◆「働く」とは何か?という問題
〇グラフィックデザイナーの場合
・指し示す言葉の厚みは、その事象に対する感受性の厚みを表現している
→ 基本的な上達法である「模倣」におけるポイントは、観察を通じたイメージ制度の向上
→ 「解像度」の高さがアウトプットの質を決める
⇒ よく観察するほどわずかな差に築くようになり、それを表現するための「言葉」「色」などのアウトプットは多彩である必要がある
⇒ 表現が完成するには、アウトプットとイメージのズレを修正する作業が必要
⇒ 観察すればするほど「解像度」は磨かれ、アウトプット力(速さ、精度)は増す
〇建築デザイナーの場合
・人が時間と貨幣を交換するアイデアを得たころから、時間のかかる仕事は効率化を迫られるか、または特殊な工芸品として別扱いされるようになった
・合理的であること、生産的であること、無駄がなく効率的に行われることを良しとする価値観の先にあるのは、すべてのデザインがファーストフード化したグローバリズム的世界
→ そのゲームから降りて、仕事の中に充実感を求めようとするとき、私たちには「時間」を手元に取り戻す工夫が求められる
〇プロダクトデザイナーの場合
・表面的に目につく問題点は、より根本的な問題が引き起こしている現状の一つにしかすぎない。
→ より問題に深くアプローチするためには、早い段階から可能な限り具体的にテストし、トライ&エラーを重ねていくことにつきる
⇒ 「構え、撃て、狙え」
まずやってみて、反応を見て修正する
・失敗から学ぶことで人の認識は深まり、モノは進化する。失敗は、まだ見えていない可能性を開く扉である
◆他人事の仕事と「自分の仕事」
・個人的な気づきを徹底的に掘り下げると、自分という個性を通り越して本質にたどり着かざるをえない
⇒ 個人的な気づきが、他の人にも価値のあるものになる
・彼らの仕事の価値は、彼ら自身の存在に深く根ざしている。それが仕事の本質的な価値
→ 誰が、誰のために、それをつくっているのかがわかるということ
・彼らの仕事が持つ魅力の源泉は、働く中でつくり手本人が感じている喜びや快感にある。その仕事の感覚は「いつか」ではなく、今この瞬間に向けられている
→ 自分がほかでもない自分であることで、その仕事が価値を持つことをよく知っている
→ このような仕事は、自分だけでなく、他人も疎外することがない
・「頼まれもしないのにする仕事」は、仕事の起点としての自分を満たす仕事、自分事としての仕事であることを示している
◆仕事とは何か?
・仕事とは、社会の中に自分を位置づけるメディアである
→ 金銭を得るためだけの手段ではなく、自分が価値のある存在である、必要とされているという情報を自分に与えてくれる
→ 社会的な生き物である人間にとって「仕事」が重要である理由
⇒ 会社の名前ではなく、「自分の名前」で仕事をすることでその価値は高まる
⇒ 会社の名前で仕事をしていると、自分の価値や必要性などの充足感は薄い
・人は、能力を売るのではなく、「仕事を手に入れる」ために会社に通っているのではないか
→ 会社から仕事を買う対価として、「時間」を支払っている
→ 時間とは、私たちの「いのち」そのものである
・自分の働き方は自分でデザインできる。「今日、どう働くか」は自分で選択できる
→ 「自分の仕事」にするポイントは、仕事に自分を合わせるのではなく、自分の方に仕事を合わせること








