SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

2019年09月

本を1キロメートル読む! 〜真・積読生活(24週目) 〜


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本を「1キロメートル」読むことにチャレンジしています。

1キロメートル、すなわち100,000センチメートルです。



このことの効果は2つあります。

①数字が積み上げなので、減ることはない

②冊数ではなく「厚さ」なので、差別化できる



そんなこんなで、タイトルも「脱・積読」から「真・積読」と変えました。

「厚さ」なので「積読」と相性が良いですしね。




前回までに積み上げてきた本の厚さは347.2センチメートルでした。

3メートルを超えましたが、まだまだまだまだまだまだ先は見えないですね。

次のステップとしては10メートルを目指していきます。




では、24週目の報告です。

今週読んだ本は、6冊でした。

※本の背の幅は計測しづらいため、記載した数字は小口の厚さを測ったものです。




『行動デザインの教科書』(博報堂行動デザイン研究所、國田圭作)


2.2センチメートル


・マーケティングを、モノではなく、行動で捉えなおす
→ ターゲットはなんのために、どんな行動をしたがっているか
・これからは、同じ製品市場の中でシェアを競うのではなく、生活者の行動が発生する時間や場所、気分を取り合う競争になる
・すべてのビジネスの基盤は顧客一人ひとりの行動(購買・使用)で形成されている
・人の行動原理はエネルギーコストが基本にある
→ コストを節約させるためにリスクを低減させなくてはならない





『カスタマーサクセス サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』(ニック・メーター、ダン・スタインマン、リンカーン・マーフィー)

2.3センチメートル


・カスタマーサクセスは、自社の成功のために顧客をサポートするのではなく、顧客の成功を第一の目的とする
・顧客は成功を求め、成功につながる企業、製品、サービスを選び、そうでないものからは躊躇なく離れていく
・カスタマーサクセスを達成したかどうかを決めるのは顧客
・顧客は会社にとって北極星であり、最も価値の高い資産である

⇒ ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録





『シュガーマンのマーケティング30の法則』(ジョセフ・シュガーマン)

2.2センチメートル


・見込み客を顧客に転じさせるためにできる最も重要なことは、購買決定をこれ以上ないほど簡単なものにしてあげること
・人は感覚で買い、理屈で納得(正当化)する
・人は自分の知っている相手から物を買う傾向がある
・広告や販売で一番影響力のある、最も重要な心理トリガーは「正直さ」である





『文系のためのデータサイエンスがわかる本』(高橋威知郎)

1.7センチメートル


・データサイエンティストだけでは何もなしえない。データサイエンスの理解があるビジネスパーソンが必要
→ データサイエンティスト以上に、データサイエンスを理解し、データサイエンティストと協働するビジネスパーソンが不足している
・データを発生させただけでは価値は生まれない。「データの活用の場」を考えなければならない
・データサイエンスとは、「データとドメイン(データを活用する領域)を結びつけ成果を出すこと」





『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』(大河内薫、若林杏樹)

1.6センチメートル


・確定申告の重要性
→ 会社員とフリーランスの一番の違いは信用性
→ 税金を支払っているのは売上がある証明。確定申告しないと信用を証明できない
→ だからこそ税金を知る必要がある
・開業前に使った仕事関連の経費は、「開業準備金」として確定申告に反映できる
・職種ごとに事業税は異なる





『学力日本一 秋田県東成瀬村のすごい学習法』(安藤昇)


1.7センチメートル


・秋田県の子どもたちは、朝食や早寝早起きの規則正しい生活習慣が身についており、家庭や地域の良好な教育環境が保たれている
・東成瀬小の授業には問題と課題の両方がある
→ いい課題は、子どもたちにいい試行錯誤を生み、発見を生み出し、学びの喜びを生むものと定義委される
・自分で考え、答えをノートに書いてからはじめて意見を出し合う話し合い、「学び合い」
・小中連携で教育には一貫性を、子どもたちには異質性に触れる機会を提供する
→ 異質性に触れる機会を増やすために、交流人口・関係人口を増やす






合計で11.3センチメートル、累計では358.5センチメートルとなりました。


1キロメートルまで、あと99641.5センチメートル!

ういー

『カスタマーサクセス サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書の趣旨


・カスタマーサクセスとは、自社の成功のために顧客をサポートするという考え方ではなく、顧客の成功を第一の目的とする。受動的・反応的に顧客をサポートするのではなく、積極的に顧客の成功を設計すること


・CS(カスタマーサクセス)=CO(顧客の成果)+CX(顧客の経験)


・それぞれの顧客がどのような状態にあるか、自社の製品やサービスをどのように利用しているかをデータで把握し、積極的に働きかけて、顧客をよりよい状態に導く

→ 成功を得られた顧客は継続顧客となり、継続顧客から得られる定期収益が自社に成功をもたらす


・B2CでもB2Bでも、パワーは顧客側にシフトしている

→ 顧客は成功を求め、成功につながる企業、製品、サービスを選び、そうでないものからは躊躇なく離れていく


・カスタマーサクセスに達成したかどうかを決めるのは、顧客である





◆カスタマーサクセスとは


・定期収益ビジネスにとっては、ロイヤルカスタマーは必須である

→ カスタマーサクセスとは、心理ロイヤルティを生み出すための手段である


・「従来のビジネスでは、顧客との関係の終着点は購入でした。サブスクリプションビジネスでは、購入は顧客との関係の始まりなのです」(ティエン・ツォ)

→ サブスクリプション・エコノミーにおいて企業の生死を決めるのはカスタマーサクセスである


・定期収益モデルがうまく回っている場合、顧客が取る行動は次の2つ

①あなたの顧客を続ける
②あなたからもっとモノを買う

→ 顧客がどちらの行動も取ってくれなかったら、自分の事業が成功するチャンスはなく、経営も立ち行かなくなる



・カスタマーサクセスがもたらす3つの利益

①チャーン(解約、離脱)の減少と管理

②既存顧客の契約金額増

③カスタマーエクスペリエンスと顧客満足度の向上



・カスタマーサクセスはサブスクリプション以外のビジネスにも応用できる

→ あなたの望む成果を得るには、顧客が要望することをすべて提供しないといけない

→ カスタマーサクセスを成功させるために、成功する定期収益ビジネスを生み出すために、必要なものは何か?

→ 「カスタマーサクセスの10原則」


⇒ モノではなく、顧客との関係性から価値、体験を提供し続けること

⇒ 一過性の成功体験ではなく、楽、安心、幸せが感じられる、またはストレスがない状態をつくる






◆カスタマーサクセスの10原則


【原則1】正しい顧客に販売しよう

・顧客は会社にとって北極星であり、最も価値の高い資産である

・理想的な顧客または顧客層の特徴を一度定めたら、事業の顧客獲得エンジンはその特徴に照準を合わせる

→ 合わない顧客を早急にふるい落とさなければならない

→ 成功に導くことができない顧客を契約させれば、顧客獲得コストやもっと高いLTVをもたらす可能性の高い別の顧客を助けるための機会コストを失う





【原則2】顧客とベンダーは何もしなければ離れる

・チャーンほど重要な指標はない

・自分の顧客が競争相手の方を向くのを止めたいなら、顧客が確実に自分の製品やサービスを使って成功するようにしなければならない

→ 顧客があなたの会社をベンダーとして選んだ時に目指していた利益を確実に得られるようにすること


⇒ ターゲットとなる顧客の期待を正確に把握し、それに合致するものを提供することが重要





【原則3】顧客が期待しているのは大成功だ


・顧客があなたのソリューションを買うのは、その特徴や機能を使うためではなく、事業目標を達成したいからだ

・顧客が正しい道を進めるように促すことは、私たちの義務である

・顧客を大成功に導くために理解しなければならないこと

①顧客はどうやって成功を測っているのか
②その指標から判断すると、顧客は成功しているか
③成功への過程で、顧客はどんな期待をしているか



・顧客が大成功するのを支援するには、まず何が顧客にとっての成功なのかを理解しなければならない

・顧客には、少なくともあなたと同程度に互いの成功に対する利害関係がなければならない

→ 顧客との人間関係、互いへの尊重、そしてどちらも同じ目標に向かって取り組んでいるという感覚が必要


⇒ 顧客の目標、成功を定めて、そこの至るまでの達成状況を把握しながら、次の段階へ進むステップを設計すること




【原則4】絶えずカスタマーヘルスを把握・管理する

・私たちには顧客に注意を払う以外の選択肢はない。定期収益ビジネスは、顧客に成功をもたらさない限り生き残れない

・正確に算出されたカスタマーヘルスは、ロイヤルティの明確な指標であるとともに、将来的な顧客の行動の手掛かりになる




【原則5】ロイヤルティの構築に、もう個人間の関係はいらない


・顧客セグメントごとに、どのように顧客とやり取りするかという問題

→ 価値の低い顧客のロングテール対応


・顧客のコミュニティを構築して、マーケティングと見込み客を生み出すエンジンの役割を引き継いでもらう

→ 顧客が成功代理人、既存となり顧客と潜在顧客に会社の価値を伝えるだけでなく、他の顧客との関係を強める役割も果たしてくれる


・顧客のフィードバックグループを作る

→ 顧客が製品戦略、品質、カスタマーサポート、導入補助制度、会社のビジョンに対して意見を言う手段が必要





【原則6】本当に拡張可能な差別化要因は製品だけだ


・会社にはさまざまな部署があるが、その中で最も優先すべきなのは製品部門である

→ 享受したい大成功へと続く唯一の道が製品である


・製品を最優先事項にすることなくカスタマーサクセスの活動に加わろうとしても、長期的な成果は得られない





【原則7】タイムトゥバリューの向上にとことん取り組もう

・購入後に、できるだけ早く顧客が価値を感じられるようにする

→ 顧客と協力して、具体的な成功の指標を固める

→ 早い段階での価値達成に向けて何度も取り組む。最初は一番成果が見えやすい指標を達成して、その後残りに取り組む

→ 調整はすぐに行う。期待値が危機にさらされていることに気付いた瞬間に、すぐ行動に移す


⇒ 長期的な効果には反応しにくい。短期的な効果を見せて行動を促す







【原則8】顧客の指標を深く理解する


・サブスクリプション型の会社が生き残るには、チャーンとリテンションの両方を理解する必要がある

・チャーンについては、顧客が離れてしまう理由とその頻度

・リテンションについては、顧客が離れずに製品とサービスを使い続ける理由とその頻度





【原則9】ハードデータの指標でカスタマーサクセスを進める


・組織の成熟度の指標は、反復できること、プロセスが定義されていること、計測していること、最適化されていること

→ これらを適切に管理し、最適化できれば事業の目標(高い顧客満足度、低いチャーン、収益拡大など)に近づける可能性が上がる


⇒ 必ず振り返ってチェックし、改善を続ける





【原則10】トップダウンかつ全社レベルで取り組む








第6回夫婦コミットメント倶楽部を実施しました(9/7~9/20)

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こんにちは。

私と妻は、現在、公務員からの起業を目指しています。

夫婦コミットメント倶楽部」とは、私たち夫婦が、2週間で実施する目標を決めて、それを宣言し、2週間後にお互いの進捗状況を共有しつつ、課題の解決やステップアップを図ろうとするものです。

6月にスタートし、今回で6回目を迎えました。


第5回の様子はこちら




それでは、9月7日から9月20日までのコミットメントの状況を報告します。

(今回は、嵐山町で開催されたキングコング西野さんの講演会がコミットメント倶楽部の日に重なってしまったため、変則日程での実施になりました)




【オットの部】

◆9/~9/20の振り返り


①ときがわカンパニー通信特別版の原稿作成、納品【100%】

・納品完了


②10月本屋ときがわ町でのワークショップに向けた資料作成【80%】


・レポート納品完了


③来年度からの起業に向けた諸条件(手続き関係)の整理【着手】


・起業に向けた準備段階として、一時的な転職も検討中


④カスタマーサクセス練りこみ【未達成】


⑤9月16日ニュー喫茶「幻」読書会準備【100%】


・実施済み
・つながりを広げる・強化するための継続実施が課題
⇒ 実施目的の再確認が必要



◆課題


・見込客候補(起業希望者、起業家、個人事業主、小規模企業の社長)との人脈をつくる
→ とにかく思考だけでなく、実際に行動する、接触する

・提供できる価値の可視化
→ カスタマーサクセス
→ Who、What、Howのうち、WhatとHouの明確化

・起業後の行動計画、取組目標のようなものの明確化
→ ミッション、ビジョン、ゴール


 

◆次回の目標設定(9/21~10/4)


①10月本屋ときがわ町でのワークショップに向けた資料作成


・統計資料の追加(産業の変化)
・シリーズもので動画作成につなげることを意識する


②来年度からの起業に向けた諸条件(手続き関係)の整理


③地域のコミュニティスペースでのワークショップ準備

④カスタマーサクセス練りこみ


⑤ときがわカンパニー通信特別版(冬号)に向けた情報収集






【ツマの部】

 

◆9/7~9/20の振り返り


①Youtube配信【未達成】


②ときがわ町大野の民俗講座【100%】

③9月25日比企クリエイターズハブのツアー(東松山)【100%】

④起業相談【100%】




課題


・バックエンド商品をつくる
→ 講座やってみてターゲット再確認



次回目標設定(9/21~10/4)


SNS戦略考える(インスタグラム)


②ときがわ町町大野ツアー準備

ニックネームと肩書き考える


④ランチェスター戦略本を読む





【オット&ツマ共通事項】

・コミットメントの期間に1つずつ自己分析ワークを実施する
→ 「価値観を知るワーク」

『カスタマーサクセスとは何か 日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書の趣旨


・カスタマーサクセスは日本企業にこそ必死の概念

・デジタル時代のビジネスはリテンションモデルへのシフトを逃れられない

・リテンションモデルの成功のカギとなるのがカスタマーサクセス







◆カスタマーを虜にするリテンションモデル


・アマゾン、ウーバー、アップルがデジタル時代に強い競争力を持つ真の理由は、課金制度がサブスクリプションモデルかどうかではなく、利用者がそれ無しでは生活できないという域の存在になるリテンションモデル(カスタマーを虜にするモデル)であるということ


・リテンションモデルの定義

①利用者が、日常的・継続的にそのプロダクトを利用し、モノの所有に対してではなく成果に対して対価を払う
②利用者が、いつでも利用を止める選択肢を持ち、かつ初期費用が非常に少なくてすむ
③利用者が、それ無しでは生活や仕事ができない・使い続けたいと断言できるほど明らかにプロダクトが常に最新状態に更新・最適化され続ける
④利用者が、自分にとって嬉しい成果を得られるならば、自分の個人データをプロバイダーが取得することを許す



・モノ売り切りモデルでは、売った瞬間にプロダクトの価値が固定化される

⇔ リテンションモデルでは、売った後もずっとプロダクトの価値が最新・最適化され続ける






◆日本企業にこそカスタマーサクセスが必須な理由


〇現代のビジネスはリテンションモデルへのシフトを不可避である理由としての4つのトレンド


①経済取引の価値の源泉がモノの所有から体験や成果へシフト

②供給者が従来握っていた経済取引の既得権、選択権が利用者へシフト

③選ばれ続けるのに必要なプロダクト価値の水準が「利用者が中毒になる」レベルへシフト

④競合のゴールがカスタマーのライフタイムバリューの最大化へシフト・・・価値最大化の方程式は「高額・多数の単発取引」から「少額・親密な継続取引」へ




〇リテンションモデルへのシフトに伴って価値を失う3つの競争優位性


①既存のサプライチェーン基盤に対する取引優位性

②情報の非対称性に守られた経済取引のコントロール権(=経済取引の選択権が利用者へシフト)

③モノ自体への知覚価値に基づくブランド力

→ モノづくり自体は永遠になくならないが主導権を握る座は失う

→ 日本企業はモノ売り切りモデルで勝ってきたモノづくり大国であるため、デジタル時代に世界相手に事業をする起業はリテンションモデルから逃れられない

→ そのカギがカスタマーサクセス


⇒ 「高額のものを所有する」ということへの価値と二極化するのでは?

⇒ 圧倒的多数がリテンションモデルの利用者になるからこそ、モノの所有にこだわるごく一部の消費者も残る






◆カスタマーサクセスとは何か


・カスタマーサクセスの本質は「商いは買っていただいた後が大切」という基本精神

→ お客様とよい関係を続けることで「最初の商いの継続」を最大化し、「減った商い」を最小化し、「増えた商い」を最大化する

→ 商いの継続(グロスリテンション)、商いの成長(ネットリテンション)の達成



・「カスタマー」とは、買ってくれたという事実と具体的な人格や利用歴が存在する「うちのプロダクトを使っている××さん」であり、使い続けてほしい人

⇒ ターゲット


・カスタマーサクセスはカスタマーに成功を届ける

→ カスタマーごとに「成功」を具体的に定義してそれを届ける

⇒ それがカスタマーにとっての価値


・カスタマーサクセスは、リテンションモデルで成功するために必要不可欠





◆カスタマーサクセスの原則


①ライフタイムバリューの最大化

・成功を届けられるカスタマーとの末永い関係に責任を持つ

・プロダクトの究極の目的は、カスタマーを虜(ファン)にして、「この素晴らしさを広めたい!」という理屈を超えた愛着感情に基づく行動(口コミや紹介など)を引き出すこと

・カスタマーの「成功」を正しく理解する

・成功を届けられない相手には売らない覚悟と仕組みをもつ




②買ってもらってからが勝負


・リテンションモデルでは買ってもらえなければ最初から勝負にならない

・カスタマーの成功につながる効果的な育成や支援をできるかどうかが勝負どころ

・「どれだけ使っているか」より、「どれだけ価値や成果を得たか」が重要

価値は小さくてもいいから少しでも早く届けるべし(タイム・トゥ・バリュー)

・カスタマーがイライラする負荷をなくす、不快を排除する(エフォートレス)

→ 期待を上回るサービスで顧客を感動・満足させてロイヤルティを向上するよりも、エフォートレスを追求してロイヤルティ消滅を防止する方が、はるかにインパクトが高い

→ エフォートレスはロイヤルティ消滅の防止に直結する



③手放せない・外せないプロダクト

・使い続けてもらうことの方がずっとハードルが高い

→ 買うのに努力が必要なら確実に競合プロダクトが選ばれる

・重要なのは、買ってもらった後に手放せない・外せないプロダクトであり続けること



④データからカスタマーの未来を創る

・最大の武器は、カスタマー一人ひとりを知り尽くすこと

⇒ 「顧客」ではなく、「××さん」にとっての成功を定義し、それを届けること



⑤スケーラビリティ構築力


・セルフサービス(カスタマーによる自助)

→ 問題や質問したいことがあるとき、より良い使い方を学びたいとおきにエフォートレスにアクセスできる

・ピアツーピア(カスタマー同士の互助)

・自助や互助が促進される基盤をつくり、カスタマー自身の手や知恵を最大限に活用して、こちらの時間を使わずともカスタマーがやってくれる仕組み


⇒ 自分とお客、お客とお客のコミュニティ化






◆カスタマーサクセス人材とは


・カスタマーサクセスに向く人の特性

①共感性が強い

②感情よりも論理(ロジック)やデータを優先して意思決定する

③関係性(リレーションシップ)を重視し長期・全体へ目配りできる

④自分と合うタイプの人と知り合うのが好きで影響力を活かした協業が上手い

⑤未知のことに挑戦し未踏のフロンティアを歩くのが好き




本を1キロメートル読む! 〜真・積読生活(23週目) 〜

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本を「1キロメートル」読むことにチャレンジしています。

1キロメートル、すなわち100,000センチメートルです。



このことの効果は2つあります。

①数字が積み上げなので、減ることはない

②冊数ではなく「厚さ」なので、差別化できる



そんなこんなで、タイトルも「脱・積読」から「真・積読」と変えました。

「厚さ」なので「積読」と相性が良いですしね。




前回までに積み上げてきた本の厚さは333.3センチメートルでした。

3メートルを超えましたが、まだまだまだまだまだまだ先は見えないですね。

次のステップとしては10メートルを目指していきます。




では、23週目の報告です。

今週読んだ本は、でした。

※本の背の幅は計測しづらいため、記載した数字は小口の厚さを測ったものです。




『LIFE  DESIGN スタンフォード式最高の人生設計』(ビル・バーネット、デイブ・エヴァンズ)


2.1センチメートル


・人生を完璧に計画することなんて不可能。人生に唯一の正解なんてない。だからこそ人生はおもしろい
・人生はモノではなく、体験だ。その体験を自分でデザインして楽しむこと。それこそが生きる楽しみ
・理想的な人生とは、「あなたの人間性」「あなたの考え方」「あなたの行動」がぴたりとそろった人生
・ライフデザインにおけるプロトタイピングとは、的確な疑問を掲げ、偏見や思い込みを排除し、すばやく実験を繰り返し、試したいと思っている道へと進む勢いを生み出すこと
・ライフデザインの創造的なプロセスを続けている限り、失敗はありえない


→ ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録




『稼ぎたければ、捨てなさい』(船ヶ山哲)

1.6センチメートル


・ノウハウ、テクニック、儲け話、冷やかし客、流行りの集客法を「捨てる」
・お客様は、「自分の未来はよくなるのか」ということにしか興味関心がない
・お客様が感じる短期的欲求を意識しつつ、「最大の欲」または「最大の悩み」に焦点を当てて、絞る
・ビジネスを継続的に成功させる秘訣は、今の自分でも「勝てる市場」を1つに決め、そこに滞留する見込み客を徹底的に調査すること



『武器としてのITスキル』(グロービス経営大学院)

2.2センチメートル


・情報化時代のビジネスにおける大変化
①モノ以上に「情報」
②ネットワークの経済性、プラットフォームの重要性
③常識外れの進化スピードが破壊的想像をもたらす
・どのような影響があり、活用文化があるかをまず知る
・早い段階でスキルを身に付ければ、その中でも良いポジションがとれる





『デジタル資本主義』(此本臣吾)

1.9センチメートル


・デジタル化による影響は、生産者余剰はGDP統計に反映されるが、消費者余剰は計測されず、繁栄もされない
・デジタル化では、限界費用を低下させる力が、これまでのイノベーションに比べて桁違いである
→ 投資抑制的なだけでなく労働節約的である
→ その結果として、生産者余剰が大幅に圧縮され、消費者余剰だけが増大する





『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎)

2.6センチメートル


・哲学者バートランド・ラッセルの指摘「人々の努力によって社会がよりよく、より豊かになると
人はやることがなくなって不幸になる」
・ジョン・ガルブレイス「現代人は自分が何をしたいのかを自分で意識することができなくなってしまっている。広告やセールスマンの言葉によって組み立てられてはじめて自分の欲望がはっきりする」
・「好きなこと」はもはや願いつつもかなわなかったことではない。それどころか、そんな願いがあったかどうかも疑わしい。願いをかなえる余裕を手にした人々が、今度は文化産業に「好きなこと」を与えてもらっている
・資本主義の全面展開によって、少なくとも先進国の人々は裕福になった。そして暇を得た。だが、暇を得た人々は、その暇をどう使ってよいのか分からない。何が楽しいのか分からない。自分の好きなことが何なのか分からない





『子どもの才能を引き出す最高の学び プログラミング教育』(安藤昇)


1.7センチメートル


・プログラミング教育の目的は、プログラミング的思考を育成すること
→ 考える力を伸ばすこと
・考える力とは、「こうしたい」という結果を実現するために、「何を、どのような順番で組み合わせればいいか」を考える力
→ 「問題発見力」「問題解決力」「論理的思考力」「表現力」





『天才脳の作り方』(伊藤恭)

1.4センチメートル


・常に子どもが愛されていると感じることが、子どもの側に安定した精神、静謐な精神を生むもとになる。そして、穏やかな安定した精神の中でこそ、思考や創造が豊かになっていく
→ 愛されているという自覚が天才脳を育てるための基本
・素敵な親や周りの人が、適切な環境を整えて、適切な子育てを行なえば、子どもは必ず素敵な人間になれる
・思考回路や能力が充分に育っていないよう時期が、高い能力を育てる最大のチャンス





『日経トップリーダー』2019年9月号


0.4センチメートル


・マンネリ思考を壊す仕組み
①1人の中で多面的な視点を持つ
②年齢や性別などが異なる人と接する
③他部署の人が集まって議論する
④顧客と直接話す機会を持つ
⑤異業種の知見を取り入れる
・ただし、自社の強みの認識ができていることが大前提
・カスタマーサクセス(=顧客の成功)とは、顧客自身も気づいていない本質的な欲求を企業がつかみ取り、それを実現すること
→ その方法を教えること(教育化)





合計で13.9センチメートル、累計では347.2センチメートルとなりました。


1キロメートルまで、あと99652.8センチメートル!

うはー
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