SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

2020年01月

『マンガでわかる!仮説思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「仮説思考」


スキマ時間に図書館を訪れたとき、目に飛び込んできたこの言葉。

「マンガでわかる」系は内容が薄かったり、結局マンガは一部だけだったりで中途半端なことが多いので、あまり読むことはないんだけど、「仮説思考」という言葉が気になってマンガのところをパラパラとやってみると・・・。


「情報集めに終始すると選択肢が増えていく それだけ意思決定が遅くなるんだ」



とのセリフが。

この言葉にやられましたー!!


なぜって?

「情報集めに終始して選択肢が増えてしまう」のはまさに私が陥りがちな穴だから。



なにか新しいことを始めようとするとき、まずはそれがどんなものなのかインターネットで調べてみる。

そうするとそれに関連するいろんな情報が出てくる。

するとその情報が気になって、そっちも調べてみる。

そうした枝葉のような情報がどんどんどんどん広がっていって、何をやろうとしていたんだかわからなくなる。



そんな経験ってありますよね。

ただ好奇心を満たすためならそれでもいいですが、仕事だと締め切りもあるのでそうそう時間をかけていられません。

ましてや今はいろんな情報が過多になっている時代。

最短で知りたい情報にアプローチしたり、意志決定して前に進むにはどうしたらいいのか。




その答えが「仮説思考」だというのです。

これは知りたい!

読むしかないでしょう!





↓ 本書の内容はここから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


◎本書のポイント


・「仮説思考」とは、何を選び、何を捨てるかの決定をする手段である
 → 仮の答えを出し、その答えの証明に最低限必要な情報収集と分析作業だけを行う思考法

 
・情報集めに終始すると選択肢が増えていく。それだけ意思決定が遅くなる

・仮説思考は、その時点でベストな解を最短で導くことを重視して、仮説と検証を繰り返すことで仮説の精度を上げていく

・論点思考とは、解くべき問題(論点)を発見し、定義すること

・論点が絞られたら3つのポイントで問題を検討する

①解決できるか、できないか
②解決できるとして、実行可能か
③解決したらどれだけの効果があるか





◆仮説思考とは何か?


〇作業スピードを上げるには限界がある

・仕事を今の3倍のスピードにするにはどうしたらいいか?
 → 仕事の量を3分の1に減らせばいい

・ 重要なのは、何を選び、何を捨てるかの決定をすること

・そのための手段として使うのが「仮説思考」

・仮説思考とは、手元にある情報のみで仮の答えを出し、その答えの証明に最低限必要な情報収集と分析作業だけを行う思考法





◆選択肢を絞る


〇なぜ仮説思考が必要か?


・情報集めに終始すると選択肢が増えていく。それだけ意思決定が遅くなる


・情報収集には終わりがない

・情報が多ければ正しい意思決定が下せるとは限らない

・網羅思考では、できるだけ情報を集めて分析してから意思決定しようとして、すべての選択肢を検討する
 → どれだけ時間があっても足りなくなってしまう。時間切れになって結局「えいやっ」で決めてしまう

・仮説思考は、その時点でベストな解を最短で導くことを重視する

 → 仮説と検証を繰り返すことで仮説の精度は上がる



〇仮説思考の情報収集は選択肢を絞る

・仮説思考は、十分な判断材料もそろっておらず、分析も進んでいない段階で、先に仮の答え(仮説)を出す
 → 出した後にそれが合っていたかどうかの検証をする

・網羅思考では情報収集すると選択肢が広がる
 → 仮説思考では、仮説で答えを決めてからの情報収集は、選択肢を絞っていくために行う



〇仮説を進化させる

・仮説が当たった場合は、具体的な打ち手や解決策に進化させる

・仮説が間違っていても、選択肢のひとつが消えるので、仕事は前進すると考える
 → なぜ失敗したのか、なぜうまくいかなかったのかを考え、仮説の一部を変えてみたり、新しい仮説を立てる
 → 試行錯誤して検証を重ねていく

・仮説は合っていても間違っていても進化させていくもの

・仮説を修正・進化させるには、仮説と検証までのサイクルタイムを短くし、その分多く回していくのがポイント

・数か月に一度しか仮説・検証しない人と、毎日仮説・検証している人とでは、そこから得られる知識、ノウハウ、スキルに差が出てくる


⇒ 1日1回改善すれば、1年で365回の行動と改善ができる
⇒ 1日1%成長すれば、1年38倍の成長になる
⇒ 「行動が大事」というのはまさにこのこと




◆論点思考


・論点思考とは、解くべき問題(論点)を発見し、定義すること
  → いくら問題解決力が優れていても、間違った問題を解いていたら何の意味もない

・論点が絞られたら3つのポイントで問題を検討する

①解決できるか、できないか
②解決できるとして、実行可能か
③解決したらどれだけの効果があるか


→ 論点の整理と解決策を仮説思考で行ったり来たりしながら問題解決を進める

・正しい問題設定でも、実行可能性が低かったり、苦労したわりに効果がないのであれば、それは良い論点ではない
 → 解決できる、実行できる、効果が高い論点を絞る

・「大論点→ 中論点→ 小論点」までのイシューツリー(樹形図)に落とし込んで、全体像を把握する


⇒ 何が問題かを正確に把握することからすべてがはじまる

⇒ 正しい問題を把握できないと正しい解決策が得られない、正しい解決策が得られないと正しい成果が得られない



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いかがだったでしょうか。

とりあえずの問題と解決策を絞ったら、検証して改善を繰り返す。

そして仮説も練り直す。

このサイクルを早めて進化させていくというのが「仮説思考」でした。

これはさっそくやってみたいですね!



ちなみに、まずいろんな問題を発散的に並べてから、アプローチしたい本当の問題に絞って解決するという考え方は「デザイン思考」と共通するものがありますね。

「仮説思考」と「デザイン思考」

この2つを組み合わせて使えば、さらに効率が高まりそう!





第15回夫婦コミットメント倶楽部を開催しました(1/11~1/24)

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私と妻は、現在、公務員からの起業を目指している夫婦です。

夫婦コミットメント倶楽部」(略してFCC)とは、私たち夫婦が、2週間で実施する目標を決めて、それを宣言し、2週間後にお互いの進捗状況を共有しつつ、課題の解決やステップアップを図ろうとするものです。

今回は15回目の実施となります。

前回の様子はこちら






それでは、さっそく1月11日から1月24日までのコミットメントの報告です。




【オットの部】


◆1月11日~1月24日のコミットメント



①来年度からの起業に向けた諸条件(手続き関係)の整理【40%】
・メニュー出しして一覧をつくる
・スケジュールに落とし込み


②屋号の候補を絞る【100%】
・屋号候補リストの作成(済)
・字画による姓名判断により3つに絞る(済)

③受注業務の整理【100%】

・業務量、スケジュールの見通し(済)
・価格設定(済)
・提案書作成(済)

④業務メニュー【30%】
・依頼されている業務を定型化する
・価格設定(未)

⑤その他(随時実施)
・地域でのコラボ活動
・個人事業主、1人社長の困りごとでお助けできるポイントを見つけ、実施
・セミナー参加レポート配信




◆課題


・見込客候補(起業希望者、起業家、個人事業主、小規模企業の社長、行政)との人脈をつくる
→ 悩み、課題を知る
→ カスタマーサクセスを明らかにする

・提供できる価値の可視化
→ 自分のできることをメニュー化
→ 継続的な仕事につながるような道筋を描く

・起業後のビジョン、ミッションを明らかにする

・家族の存在を踏まえたキャリア計画、ライフプランを練る
→ 家族間の話し合い





◆次回の目標設定(1月25日~2月7日)


①来年度からの起業に向けた諸条件(手続き関係)の整理
・メニュー出しして一覧をつくる
・スケジュールに落とし込み


②屋号候補を練り上げる
・次々回までに決定する予定

③本屋ときがわ町ポスター
・デザインの方向性決定
・ディレクション

④業務メニュー
・業務の定型化と価格設定

⑤ホームページ作成
・ワードプレス作成準備
・メニュー検討

⑥その他(随時実施)
・地域でのコラボ活動
・個人事業主、1人社長の困りごとでお助けできるポイントを見つけ、実施
・セミナー参加レポート配信






【ツマの部】



◆1月11日~1月24日のコミットメント


紙漉き体験ツアー【100%】
・実施済み

②うどん打ち体験【100%】
・実施&振り返り
・在日外国人の実情ヒアリング


③起業相談【100%】
・今できることをやっていく

④新規見込客候補つくる【100%】
・市外イベント出店




◆課題

・バックエンド商品をつくる
→ いかにマネタイズしていくか

・ターゲッティング
→ 高齢者ではなく若者

・単発ではなく、継続につなげることを意識する

・感情の起伏をつくる





◆次回の目標設定(1月25日~2月7日)


①和紙体験ツアー
・実施済み
・振り返り&SNSにて報告


②女性応援団
・資料・原稿作成


③起業報告会に向けた準備

・発表アイデア出し


④人生長期目標設定
・リストアップ
・2020年TODOリスト作成、スケジュール落とし込み





次回の夫婦コミットメント倶楽部は、2月7日(金)に開催予定です。

それでは。

本を1キロメートル読む! 〜真・積読生活(41週目) 〜


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私は今、本を「1キロメートル」読むことにチャレンジしています。

1キロメートル、すなわち100,000センチメートルです。



読んだ本を積み上げた厚さで、距離1キロメートルを目指すという無謀な試みです。



このことの効果は2つあります。

①数字が積み上げなので、減ることはない

②冊数ではなく「厚さ」なので、差別化できる



そんなこんなで、タイトルも「脱・積読」から「真・積読」と変えました。

「厚さ」なので「積読」と相性が良いですしね。




前回までに積み上げてきた本の厚さ607.4センチメートルでした。

あと残りは900メートル以上。

6メートルを超えましたが、正直

「で、だから何?」
というレベルです・・・。


とりあえずは次のステップとして、10メートルを目指しています。





では、41週目の報告です。

今週読んだ本は、10冊でした。

※本の背の幅は計測しづらいため、記載した数字は小口の厚さを測ったものです。




『図解 スティーブ・ジョブズ全仕事』(桑原晃弥)

1.4センチメートル


・できない理由はいっさい聞かない。必要なのは、できない言いわけではなく、どうすればできるかを考え、実行すること
・増やしたいなら削れ。必要なのは戦線拡大ではなく徹底した選択と集中
・年は日で、分は秒で見直す。ブレークスルーはスピードから生まれる
・重要事項だけを話す。「重要事項は何か」をまず決めることが、交渉や議論の最大のコツ
・足りないままでもスタートを切る。成果は時間ではなく、必死さと比例する





『マンガでわかる!仮説思考』(内田和成)

1.6センチメートル


・「仮説思考」は、まず答え(仮説)から考え、それを分析して証明する思考法
→ 手元にある情報のみで仮の答えを出し、その答えの証明に最低限必要な情報収集と分析作業だけを行う
・情報集めに終始すると選択肢が増えていく。それだけ意思決定が遅くなる
・仮説が間違っていても、選択肢のひとつが消えるので仕事は前進すると考える
→ 仮説は合っていても間違っていても進化させていくもの





『経費で落ちる領収書大全』(石渡晃子)

2.1センチメートル


・名刺やロゴの制作費は、20万円以上のものは年末に「繰延資産」として計上し、償却する
・弁護士、税理士、宅建資格は経費にできない
・個人事業主の場合、自分の食事は経費にできない
→ 仕事絡みのカフェ代は1人でも認められる範囲
・フリーランスなどの個人事業主への外注に関する報酬は、100万円以下の場合、10.21%の源泉徴収を行う




『土日社長になっていきなり年収+96万円稼ぐ法』(松尾昭仁)


1.6センチメートル


・偉人が書いた本は、読むことで感動を得られたりワクワクしたり、夢を見て楽しむことはできるが即効性はない
→ ちょっと頑張れば手が届くかもしれない身近な起業家を参考にする
・ルールに従うのがサラリーマン、ルールをつくるのが起業家
・お客さんは売り込まれることに飽き飽きしている。自分の意志で選んだ商品を買いたい
・商売の基本である「売る」ことから逃げてはいけない。「徹底的に売る」
・会話力とは単に喋ることではなく、相手の情報をどうやって聞きだすかということ





『共感資本社会を生きる』(新井和宏、高橋博之)

2.2センチメートル


・社会課題の本質は「選択」ができないこと
→ 選択ができる社会であるために必要なことは、「①選択肢がある」「②選択できる環境や能力がある」こと
・社会に選択肢がある=多様性がある(多様な選択肢がある)社会にしていく必要がある
・それぞれの個人やコミュニティが大切にしたい価値基準を大切にできる仕組みや社会ができた姿が「共感資本社会」





『人間は9タイプ』(坪田信貴)

2.3センチメートル


・ダメな人間はいない
→ タイプ別の生き方やアプローチ法を知らないだけ。
・人材を伸ばしたいなら、叱るのは厳禁
→ 叱ってよいのは、よほどの信頼関係が築かれた後
・人間の9タイプ
「完璧主義者」「献身家」「達成者」「芸術家」「研究者」「堅実家」「楽天家」「統率者」「調停者」





『選択の科学』(シーナ・アイエンガー)

2.9センチメートル


・人生は選択によって計ることもできる。さまざまな選択が積もり積もって、わたしたちを今いるところに導き、今ある姿にしている
・わたしたちが「選択」と呼んでいるものは、自分自身や自分の置かれた環境を、自分の力で変える能力のこと
→ 選択するためには、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない
・人間は生まれながらに選択を行う手段を持っている。だが、それと同じくらい重要なのは、わたしたちが「選択したい」という欲求を生まれ持っているということ





『デザイン入門教室』(坂本伸二)

1.8センチメートル


・黄金比=「1:1.618」(近似値)
デザインはあくまでも目的ではなく手段
→ 何よりも先に「制作する目的」をきちんと定めることが大切
・「自分以外の誰か」のために制作するデザインは、「読み手が必要としている情報は何か」、「読み手はどのように感じるか」という読み手を主体としてデザインを検討する
・作りながら考えるではなく、必要なものを先に洗い出してから制作する





『儲かる絶対法則』(菅谷信一)

1.7センチメートル


・経営戦略では、「商品サービス」「エリア」「客層ターゲット」を常に考え、そこで1位になることを考えること
・経営戦略は、実際に経営に取り組み、工夫、挑戦をしていく中で、正解を見つけられる
→ このヴィジョンを示し、経営戦略づくりをともに行い、具体的な道のりを示すことが、コンサルタントの大きな仕事
・コーチャブルとは、人の助言を受け入れる準備ができた人。コーチャブルであることは、自分の人生、ビジネスを改善するための絶対条件
→ 指導された内容を鋭く理解する感受性、教えを取り入れ指導を受け入れる素直さ、良い師・指導者を探し続けること





『研修開発入門』(中原淳)【再】

3.0センチメートル


・人材育成とは「組織が戦略を達成するため、あるいは、組織・事業を存続させるために持っていてほしい従業員のスキル、能力を獲得させることであり、そのための学習を促進すること」
→ 企業における人材育成で最も大切なことは、組織の戦略達成や事業存続などを通じて「企業の経営活動に資すること」
・研修開発のプロフェッショナルとは、採用ー育成ー配置ー処遇等のさまざまなプロセスに目配りを持ち、「研修でこそ解決できるもの」を選択的に選び取り、研修に落とし込むこと、あるいは、研修と他の人材マネジメント施策を組み合わせて解決できる人





合計で20.6センチメートル、累計では628.0センチメートルとなりました。


1キロメートルまで、あと99372.0センチメートルです!



がひゅー

『会社で働きながら6カ月で起業する 1万人を教えてわかった成功の黄金ルール』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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私は、現在、公務員として働いていますが、今年4月に起業を予定しています。

そんなわけで、趣味と実益を兼ねて、起業やビジネスに関する本を読み漁っているわけですが、具体的なノウハウというより注目すべきはマインドセットだということに最近気づきました。



正直、具体的なノウハウについては、目指すビジネスの形やいくらくらいの年商を目指すのかでまったく違います。

そのため、「これが参考になるかも!」と読んでみても、自分が目指すビジネスにはあまり関係のないものだったりすることもしばしば。



でも、マインドセットに関していうと、確かに表現はさまざまですが、けっこう言っていることが似ているということに気付きます。

成功するための考え方、失敗や困難にぶつかったときの考え方など、分野の違いに関係のない、起業やビジネスのために必要なマインドセットが隠されているのです。

逆にマインドセットに触れられていないノウハウ本は、あまり役に立たなかったりします。

情報が既に古かったり、内容が浅かったりするので、こういう本を読むくらいならぶっちゃけネットで調べた方が早いし確実ですね。



もちろんマインドセットに触れられている本でも、中には著者ごとに相反することが述べられていることもあって「どっちやねん!」と思いたくなることもあるのですが、読み比べてみるとそれにもいくつかの指向性というか、類型のようなものがあるような気がするのです。

そんなものもいずれは指向性ごとにマッピングしてみたいなーと思いつつも、本日も本のご紹介です。



今日ご紹介するのは、『会社で働きながら6カ月で起業する 1万人を教えてわかった成功の黄金ルール』

自分の置かれた状況に近いということで、気になって読んでみました。

「6カ月か・・・。3か月遅かった」などという気もしましたが、あまり期間は関係ないかなと。

結局は、与えられた時間の中で何をするのかの方が大事です。

それに起業はあくまでゴールではなく、スタートにすぎません。



本書で一番印象に残ったのは、「完璧主義は起業の最大の敵!」というフレーズ。

ドキッとしますねー笑。

それから「想いを行動に変えていく」

想っているだけでは想いは伝わりませんので、いかに行動して、どれだけ小さくても改善をいかに多く積み重ねていけるかということです。

ビジネスを継続していく・成長していくためのマインドセットやステップバイステップで考えることなどを学べました。



千里の道も一歩から。

今できることを、1つずつやりながら、確実に日々成長していきます!



↓ 本の内容紹介はここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書のポイント 

・会社に勤めながら、自分のやりたいこと、好きなことをして、起業準備を進めるには、「知」「人」「金」の3つのチカラをバランスよく身に付ける

・完璧主義は起業の最大の敵
 → 「100点」は必要ない。20点習得したら、まずやってみる

・「想い」を「行動」に変える練習をする。想っているだけでは伝わらない。行動してはじめて想いは伝わる

・結果にこだわりすぎず、やってみてうまくいってもいかなくても、小さな改善を積み重ねる

・「まずは勉強」ではなく、いまの自分が持っているものでやってみる。そのうえでわかった自分に足りないもの、今後やるべきこと、投資するべきものにお金を時間を使う

・あきらめずにチャレンジを続けるには、「1日も早くお金を稼ぐ」。買ってくれたお客さんに話を聞く

・フロントエンド商品は、お客様のファーストコンタクトを生み出し、バックエンド商品につなぐための戦略商品。情報発信→フロントエンド商品→バックエンド商品までの流れを考える

・値決めは経営

・何のために起業したのかを忘れない






◆起業に必要な3つのチカラ「知」「人」「金」


・会社に勤めながら、自分のやりたいこと、好きなことをして、起業準備を進めるには、「知」「人」「金」の3つのチカラをバランスよく身に付ける



〇「知」のチカラ

・最低限必要なのは「ビジネスの専門知識」「顧客獲得のための知識」


【ビジネスの専門知識】
・完璧主義は起業の最大の敵
 → 「100点」は必要ない。20点習得したら、まずやってみる

⇒ 思い切り小さなトライ・アンド・ラーンを積み重ねる。1日1回やると1年で365回改善できる



【顧客獲得のための知識】
・専門知識の習得に力を注ぎすぎたり、最高のサービスをつくることにこだわりすぎるよりも、お客様に知ってもらうこと、売上を生み出すための仕組みのつくり方を知る


【経営のための知識】
・ビジネス上の数字、リスクの管理、方針や目標の管理、モチベーションや自己管理など、いろいろなものを管理するための知識



〇「人」のチカラ

・「人」は自分を支え、引き上げてくれる存在

・「話を聞いてくれる人」「自分を受け止めてくれる人」「応援してくれる人」



〇「金」のチカラ

・「生活のための資金」「投資資金」「ビジネス構築後の運転資金」





◆1か月目 「起業マインド・トレーニング」


・思い立ったら、とにかく行動!
 → 「想い」を「行動」に変える練習をする

⇒ 想っているだけでは伝わらない。行動にしてはじめて思いは伝わる



・100点を目指さない。まずは20点でOK
 
⇒ 完璧主義は起業の最大の敵!




・結果にこだわりすぎない
 → うまくいかなくても、うまくいくまで修正していけばいい



25点を目指すためのステップ】

・「付き合う人を選ぶ」
 → 成功を阻むドリームキラーから距離を置く

・「好きな人」「苦手な人」を知る
 → 身近な好きな人たちの名前を書き出して、その人たちが好きな理由、その人たちの共通点、その人たちと自分の共通点を考える
 
 ⇒ 「付き合いたい客」「付き合いたくない客」を判断する指標になる



・「まずは勉強」という終わりなき出費を見直す
 → いまの自分が持っているものでやってみる
 → 自分に足りないもの、今後やるべきこと、投資するべきものが明確になる





◆2か月目 「アイデア出し&商品づくり」


・あきらめずにチャレンジを続けるには、「1日も早くお金を稼ぐ」
 → まず1円を稼ぐ経験をする
 → モチベーションになる

⇒ どれだけのことをすればお金を得られるか、どんなお客さんに売れるか、それでいくらもらえるかがわかる



【50点を目指すためのステップ】

・ウォンツに、自分のやりたいこと・できることを寄せる
 → 「お金」「仕事」「恋愛」「健康」は人の悩みの代表格
 → これらの変化おける「痛みからの逃避」と「快楽の追求」がウォンツ
 → ウォンツをサポートすることにビジネスチャンスがある

・「理想の顧客」1人をイメージできるまで絞り込む
 
 ⇒ ある程度のお客さんのイメージを持ったら、とにかくやってみた方が早い
 ⇒ 仕事をもらってみると、付き合いたい客かそうでないかがわかる
 ⇒ ここでも完璧を目指しすぎると何も進まない
 ⇒ 「付き合いたい客」だと思ったら、その人を知る・悩みを聞く



・特徴のないものは売れない
 
 ⇒ 「自分」も差別化要因になる
 ⇒ 自分の個性を、商品・サービスの特徴の一つに加えていくと「オリジナル」になる






◆3~4カ月目 「マーケティング力を鍛える」


・「商品力×発信力×信用力」を高める
 → 商品のつくり込み=商品力アップ
 → 集客活動=発信力アップ
 → ブランディング=信用力アップ



【75点まで高めるためのステップ】


・お客様には「3ステップ+1」でアプローチする

ステップ0:自己開示をし、理想の顧客にとって貴重な情報を提供する
ステップ1:ネットで紹介や商品・サービスを知ってもらう
ステップ2:商品・サービスを定額や無料で試してもらう(フロントエンド商品)
ステップ3:利益の出せる価格で商品・サービスを買ってもらう(バックエンド商品)



〇フロントエンドの商品力を高める

・フロントエンド商品への集客が安定していることが重要

・とりあえず手に入れておきたいと思わせる魅力とアイキャッチを備える

・フロントエンド商品は、あなたとお客様のファーストコンタクトを生み出し、バックエンド商品につなぐための戦略商品
 → どのような戦略でフロントエンドからバックエンドの流れをつくるかを考える

・値決めは経営
 → 価格戦略は経営戦略そのもの

 ⇒ 単価×集客数×成約率





◆5~6カ月 「販売力と信用力を高める」



・2つの信用力「市場に対する信用力」「取引先やビジネスパートナーに向けての信用力」

・市場に対する信用力を得る
 ①マスメディアに取り上げられる
 ②商業出版
 ③プレスリリース

・取引先やビジネスパートナーに向けての信用力を得る
 ①お金を早く支払う
 ②法人成り
 → 独立すると無条件に社会的信用を失う
 → 取引先やビジネスパートナーから信頼を得ることが、社会的信用を回復する第一歩



【100点まで高めるためのステップ】

・発信を習慣化するためには「即反応を得る」こと
 → そのために、あなた自身が、人の発信に即反応してあげる
 
 ⇒ メールなどの返信、仕事の納期よりも早い提供も信頼を得ることにつながる
 ⇒ 行動を早く起こすことを習慣化する


・何のために起業したのかを意識する

 → 大切な家族、恋人、仲間を幸せにすることを忘れない
 
 ⇒ 家族、恋人、仲間だけではなく、自分もより幸せになれなければ意味がない

 ⇒ やりたくない仕事をやらされるのでは意味がない
 ⇒ 家族との時間が減ってしまっては意味がない
 



 

『THE DESIGN FUTURE デザイン思考の先を行くもの』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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最近、「デザイン思考」や「デザイン経営」など、「デザイン」という言葉が注目されています。

一般的に社会の潮流への対応が遅い行政の分野ですら、政府がデザイン思考を行政サービスの基本思想として位置づけ、「サービスデザイン実践ガイドブック」を取りまとめているなど、非常に熱い分野です。

しかしながら、そのわりに「デザイン」や「デザイン思考」の意味が知られているかというと、そうでもない気がします。



かくいう私も、改めて「デザイン」」という言葉を考えてみると、


なんとなくわかるような、わからないような・・・


心許ない理解です。



そこで、「デザイン思考」に関する本を読んでみました。

先日は、ティム・ブラウンの『デザイン思考が世界を変える』を読みましたが、今回は内容がよりシンプルな『THE DESIGN FUTURE デザイン思考の先を行くもの』を読んでみました。

単なるデザイン思考ではなく、「その先を行くもの」というフレーズに惹かれました笑

デザインやデザイン思考といった言葉の意味に加えて、ハーバード・デザインスクールがイノベーションの源泉として重視する「個人の見立てる力」について紹介されていて、非常に興味深い本でした。

とにかくシンプルな表現で、わかりやすい!

デザイン思考についての理解が深まります。

さらに、「見立てる力」を使って、どうやって未来を創造していくかという具体的なプロセスが開設されています。


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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書のポイント

・デザイン=「新しい視点を提供すること」=「新しい課題を発見すること」

・デザイン思考とは、1を10に磨いていくための手法である
 →「①課題・
需要の発見」、「②解くべき課題の定義」、「③アイデア出し」、「④試作づくり」、「⑤実施」、「⑥評価」という6つのプロセスによるPDCAサイクルを回す改善を実践する

ハーバードのデザイン教育が考える、イノベーションを起こすうえで一番重要な要素は「見立てる力」である
 → 「見立てる力」こそが「創造性」に直結する
 
 普通の人から見れば全く関係のない二つの異なるものも、その人の専門性や得意分野のフィルターを通すことで、他の人には見えないものが見えてくる

 → その個人にしか思いつかないアイデア、他人が容易に真似できない参入障壁の高いアイデアである
 

・ハーバード・デザインスクールでは、「個人の見立てる力」と「未来からの逆算力」からデザインすべき答えを導き出す
 → 
未来を現在の延長と捉えるのではなく、まず自分が個人的に願望する未来から逆算した時、現在、世界に何が必要になるかを考える





◆見立てる力とデザイン


・「未来を予測する最良の方法は、(自分自身で)デザインしてしまうことである」(建築家・思想家  バックミンスター・フラー)


・見立てる力=普通の人から見れば全く関係のない二つの異なるものも、それぞれをシナリオまで抽象化して捉えることで、同じ土俵で結びつけることができる能力
 → その人の専門性や得意分野のフィルターを通すことで、他の人には見えないものが見えてくる
 → ハーバードのデザイン教育が考える、イノベーションを起こすうえで一番重要な要素


・デザイン=「新しい視点を提供すること」=「新しい課題を発見すること」



・デザイン力=「問題を発見し、解決の糸口を示す能力」


・造形作品を意匠することや、図案・模様を考案することは、欧米では、デザインではなく「スタイリング」


・ちなみにアートは、センス、個性、絵心、それらが凝縮した「自己表現」そのもの


⇒ デザインは新しい課題を発見し、解決に向かわせるための手段であり、アートは自己表現の手段である






◆デザイン思考



・デザイン思考を実践する6つのプロセス

①課題・需要の発見(Discover the problem or need)
 ・解決すべき課題を洗い出す

②解くべき課題の定義(Define)
 ・拡散された課題候補から、一番優先順位の高い課題を絞り込む

③アイデア出し(Ideation)
 ・課題に対して、解決に最短距離で到達できるアイデアを出す
 ・最も単純なのは課題の逆を目指すこと

④試作づくり(Prototype)
 ・コンセプトを他人と共有できるだけのプロトタイプをつくる

⑤実施(Implement)
 ・プロトタイプを実際に利用する

⑥評価(Evaluate)
 ・プロトタイプの利用に対するフィードバックを行う
 ・①の課題を再定義する

→ PDCAサイクル
 P=①、②、③
 D=④、⑤
 C=⑥
 A=①

→ デザイン思考では「プロトタイピングを回す」


・デザイン思考=改善のためのツール

 → 1を10に磨いていくための手法
 → イノベーションを起こしたり、0から1を生み出すためのものではない
 → 0から質の高い仮説を創造するにはデザイン思考と根本的に思想を異にする別のアプローチが必要





◆0から1を生み出す



・ハーバード・デザインスクールの仮説
「世の中を変えるような革新的アイデアは、ロジックやマーケティングからは決して生まれてくることはなく、ある専門性を持った個人が異分野の知識に触れたときの、極めて個人的な『見立てる』こそが重要なのではないか?」
 → その個人にしか思いつかないアイデア、他人が容易に真似できない参入障壁の高いアイデアである可能性が高い
 → 「見立てる力」こそが「創造性」に直結する


・ハーバード・デザインスクールが教える「個人の見立てる力」「未来からの逆算力」
 → 未来を現在の延長と捉えるのではなく、まず自分が個人的にどういう未来にしたいか、という願望を研ぎすます
 → その願望に基づいた未来から逆算した時、現在、世界に何が必要になるかを考える
 → それがデザインすべき答えである


・デザイナーの役割とは、あまたある未来の選択肢の中から、望ましい未来のシナリオを提示することではないか(アンソニー・ダンとフィオナ・レイビー)
 → 未来は「どうなるか」という受動的姿勢で向き合うべきものではなく、「どうしたいか」という能動的な個人の願望に基づいて提示されるべきもの


⇒ 自ら未来を創造していくという主体的な考え方

⇒ 先にゴール(目的)がある。そのゴールを達成するための手段を考える。

⇒ できることからではなく、ゴールを達成するためにどうすればいいかに視点が向くため、方向性がぶれない




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