個人起業家の必須ツール「他力思考」
小林正弥さんの3冊目の著書である『最速で10倍の結果を出す他力思考』
『自分を最高値で売る方法』
『億を稼ぐ勉強法』
の前著2冊は、自分にとって非常に学びになった本でした。
とくに印象に残っているのは、『億を稼ぐ勉強法」にあった一節。
人は、自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る
この言葉はこれから起業する私にとっては、ビジネスで最も大切な顧客づくりに欠かせない重要な気づきになりました。
今回のテーマは、タイトルそのままの「他力思考」ということで、こちらも起業家にとっては重要なこと。
私たち一人起業家は、身軽ではありますが、なんでも一人で抱え込んでしまいがち。
でも、考えてみれば、一人起業家だからって全部自分でやらなければいけないという決まりはありません。
信頼できる仲間がいれば、強みを分け合うことができる。
わかっていそうでなかなか気づいていない、非常に大切な視点に気づかせてくれました。
仲間がいるのって本当に心強い!
そんな仲間をつくっていくためにも、自分も強みを磨かなければならない。
そう改めて決意させてくれた1冊でした。
↓ 本書の内容紹介はここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び
◎本書のポイント
・自分の力だけで頑張る「自力思考」をやめ、他人の力や応援を借りる「他力思考」にマインドシフトすることで、自分を超えた目標を達成することができる
・自力思考と他力思考
【自力思考】
①自分の頭を使う
②自分の時間を使う
③自分のお金を使う
④自分の手足を使う
⑤自分のエネルギーを使う
⑥自分の人脈を使う
⑦自分のモノを使う
【他力思考】
①人の頭を使う
②人の時間を使う
③人のお金を使う
④人の手足を使う
⑤人のエネルギーを使う
⑥人の人脈を使う
⑦人のモノを使う
・他力を使えない人の4つのタイプ「頑張り屋タイプ」「競争心旺盛タイプ」「八方美人タイプ」「チェック魔タイプ」
・目的を設定するときに、達成基準や手段を知っている必要はない
・自分を超えた夢が実現する「他力思考」7つの技法
①人の頭を使う
②人の時間を使う
③人のお金を使う
④人の手足を使う
⑤人のエネルギーを使う
⑥人の人脈を使う
⑦人のモノを使う
・相手から何かを教わりたい場合は、相手の期待値を予想してそれ以上のものを返す
・信頼に人もお金も集まる
・「やりたいこと×得意なこと」だけやる
・仕事をお願いした相手と良好な関係を築くには、やりがい、成長、人脈など、相手が望むものを、それ以上に与える
・自分の強みに集中し、経済価値がが高まるほど、相手との価値交換は容易になる
・「自力×他力」の最大化が、とてつもない目標を達成させる最大のポイント
・「他力思考」を磨く5つのステップ
①自分だけでは到底達成できない夢を描く
②自分の不得意に降参する
③人が真似できない得意に磨きをかける
④好きな人とだけ付き合う
⑤自分の持っていない強みを持つ人と組む
◆自力思考と他力思考
・自分の頭や手足を使って頑張る「自力思考」には限界がある。収入、時間、場所、成長、すべての面で自由になるには、他人の力を借りるほかない
・自分の力だけで頑張る「自力思考」をやめ、他人の力や応援を借りる「他力思考」にマインドシフトすることで、自分を超えた目標を達成することができる
・自力思考から他力思考に考え方を変えると、競争という殺伐とした世界から、分かち合いの幸せな世界に変わる
→ 「必要なものは全部ある」という感覚に包まれる
・他力思考でビジネスモデルとチームを構築すれば、脱力して、好きな人と、好きなことをやっているだけでお金が入ってくる
〇自力思考と他力思考
【自力思考】
①自分の頭を使う
②自分の時間を使う
③自分のお金を使う
④自分の手足を使う
⑤自分のエネルギーを使う
⑥自分の人脈を使う
⑦自分のモノを使う
【他力思考】
①人の頭を使う
②人の時間を使う
③人のお金を使う
④人の手足を使う
⑤人のエネルギーを使う
⑥人の人脈を使う
⑦人のモノを使う
〇他力を使えない人の4つのタイプ
①頑張り屋タイプ
・1馬力で勝負しようとする
・周囲の人が協力、応援しようとしても隙がない
・「結果が出たら報告します」と頑張っている割には成果が出ない
・こまめに相談する人の方が成果を出すのも成長も早い
→ 仕事もプライベートも隙のあるくらいの方が好まれる。「好き」は「隙」に入ってくる
⇒ ビジネスではないが、関係人口でも同じ議論がある。人・モノ・情報があふれかえってないものがない東京よりも、ないものが多く関わりしろが多い地方の方が若者を惹きつける
②競争心旺盛タイプ
・一匹狼になりがちで人と交わらない
・人を介してやってくるチャンスが少なくなる
③八方美人タイプ
・自分の軸を持たず、相手に好かれようと自分をコロコロ変えるので信頼されない
・信頼されない人は他力を使えない
④チェック魔タイプ
・常にチェックしていると相手は思考停止に陥り、依存的になる
・過度なチェックは相手を信頼していないことが伝わる
◆自分を超えた夢が実現する「他力思考」7つの技法
〇目的と手段は分けて考える
目的・・・最終的に達成したい夢・ゴール
目標・・・目的の達成基準
手段・・・目標達成の方法
・目的を設定するときに、達成基準や手段を知っている必要はない
→ 自分でも目標や手段が明確にわかるものは、目標ではなく、過去の延長線上にある単なる予定、ルーティンなってしまう
・手段まで全部自分で考える人は過去の延長で生きており、代わり映えのない人生を過ごしている
→ 人生を変えたいなら、過去の延長に理想はない
〇技法1 人の頭を使う
・成功者の稼ぐ思考を借りる
・記憶力より、「検索力」「質問力」を磨く
→ 「検索力」で、googleで必要な知識や情報を引き出す
→ 「質問力」で、解決策を持っている人に聞く
・どのような質問をすれば、相手の素晴らしいアイデアや考えを生きだせるのかを考える
・相手から何かを教わりたい場合は、相手の期待値を予想してそれ以上のものを返す
・相手の知識を盗むのではなく、お借りしている、広がる支援をしているというメンタリティが大切
・教えを実行しながらフィードバックをもらう
〇技法2 人の時間を使う
・自分の時間は、どんなに頑張っても1日24時間しかない
・YouTube、ブログ、本を使うと時間の制約はなくなる
→ 読む時間、視聴する時間に使うのは、相手の時間
→ 時差や国境も関係なく、世界中の人に、相手の時間を使って自分の知識をシェアできる
・苦手なことをやればやるほど、時間やエネルギーなどのいろいろなコストが増大し、得意なことまで弱る
⇒ 人の時間を使うことで、自分の予定があく
⇒ この時間を使って、新しい事業を考える。いつ訪れるかわからないチャンスに備える
〇技法3 人のお金を使う
・お金があるから夢や目標が叶うわけではなく、素晴らしい夢や目標にお金が集まってくる
・相互メンター制度・・・自分のスキルや知恵と、相手が持っているスキルや知恵を等価交換することで、そこにお金が発生しない仕組み
・信頼に人もお金も集まる
→ 相手から、信じて、頼られる存在になる
→ 有言実行すること
⇒ 最も基本的なのは「約束を守ること」
〇技法4 人の手足を使う
・「やりたいこと×得意なこと」だけやる
→ 「やりたくないこと×得意なこと」「やりたいこと×苦手なこと」「やりたくないこと×苦手なこと」は、ほかの「やりたいこと×得意なこと」の人にお願いする
・自分の時間単価を上げる
・仕事をお願いした相手と良好な関係を築くには、やりがい、成長、人脈など、相手が望むものを、それ以上に与える
→ 相手の「好き×メリット」を見極める
〇技法5 人のエネルギーを使う
・目標達成率は、「達成を信じる人の数」と「想いの強さ」の掛け算によって生み出されるエネルギーの総量に比例する
・約束すること=コミットメントで、やらざるをえない環境に身を置く
→ 誰かのためなら自分を超えたエネルギーが湧いてくる
・自分の能力を超えた夢やゴールに他力は集まる
→ 自分ひとりでできること、私利私欲の範疇では他力は発動しない
〇技法6 人の人脈を使う
・「誰から紹介してもらえるか」が大切
→ 紹介者の信頼レベルで、信頼度が決まる
⇒ 紹介者に信頼される自分になる
⇒ 紹介者との信頼関係が大切
・24時間365日働く自分紹介ツールをつくる
→ 書籍、YouTube、公式サイト、パンフレット
〇技法7 人のモノを使う
・人とシェアする共有欲を満たすことで、他力を使いやすくなる
・所有欲を終わらせて、「それ貸して」と言える自分になる
・Google、YouTubeなどの無料ツールを使う
→ 人間がやるべきは、他力を使って生産性を無限に伸ばす方法を考えること
◆目標を達成するための他力思考
・あくまでも「お借りしている」という意識で、借りたものを返そうと意識して実践していくうちに、潜在能力が開花していく
・自分の強みに集中し、経済価値がが高まるほど、相手との価値交換は容易になる
・「自力×他力」の最大化が、とてつもない目標を達成させる最大のポイント
⇒ 最初から人任せでは相手が迷ったときのディレクションやマネジメントができない
自分やってみることで、自分に足りないものやお願いする相手を見極めたり、判断したりする能力を身につけることも大切
⇒ 丸投げではなく、主体性を確保することは必要
◆「他力思考」を磨く5つのステップ
①自分だけでは到底達成できない夢を描く
・WHAT(夢・目標)と同時にHOW(方法・計画)を考えない
→ WHATとHOWを同時に考えると、今の自分が達成できる夢・目標しか描けない
②自分の不得意に降参する
・短所を克服している暇があるほど、人生は長くない
⇒ 前提として、長所と短所を見極められていることが必要
⇒ 見極めるには、まず自分でやってみて判断すること
やらないと、できるかできないかわからない
③人が真似できない得意に磨きをかける
・自分の得意に磨きをかけ、経済価値を高めれば高めるほど、必要な他力は手に入りやすくなる
・コピペしたくてもできない得意を磨くには、結果にコミットする
④好きな人とだけ付き合う
・相手の他力を引き出す原動力は、相手に好きになってもらうこと
⑤自分の持っていない強みを持つ人と組む
・自分の強みを磨き、自分が持っていない強みを持つ人と組むことで、生み出す結果、も受け取る報酬も、やりがいも飛躍的に伸ばすことができる
⇒ チームを組んでお互い強みを共有るすることで、受けられる仕事が多くなる
⇒ 総和としての経済価値も大きくなる