SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

おでかけ「さいたま」

比企地域元気アップセミナー「先人に学ぶ!ファンが生まれる体験づくり(先輩教えて編その2) ~笛木醤油・しょうゆパーク~」参加レポート

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比企地域元気アップ実行委員会主催の現地視察会に参加してきましたー。

視察先は、川島町の「笛木醤油」さん。

2019年11月に、新たに「しょうゆパーク」をオープンし、多くのお客さんが訪れているという人気スポットだそうです。




元気アップセミナーの現地視察会は今回が2回目ですが、今回は私が好きな「醤油」がテーマということなので、ピンポイントでの参加でした。

このあたりで醤油屋というと、坂戸市・日高市にある弓削田醤油さんの「醤油王国」が有名です。
(実は私も弓削田醤油の「高麗郷の丸大豆天然醸造しょうゆ」の大ファンだったりします)

でも、笛木醤油のしょうゆパークは、もっと本格的なしょうゆのテーマパークということでかなり気になっていました。



ということで、実際に行ってみた感想や現地視察会での学びをレポートとしてまとめてみました。



↓ レポートはここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び





◆笛木醤油株式会社 十二代目当主 笛木社長のお話


・笛木醤油の創業は1789年。現当主は2年前に承継

・仕事の傍ら、夜間大学に通い、MBAを取得

・原料の大豆から作っている
 → 7月種まき、10月収穫
 → 大豆収穫後に小麦種まき、梅雨前に収穫のサイクル

・木桶は3年に1個ずつつくっている
 → 杉はときがわ町産、竹は日高市のもの

・工場見学することで、「醤油がおいしくなる」
 → 理由は不明
 → 醤油が「見られている」「声を聴いている」
 → モーツァルトを聞かせている酒蔵もあるとか
 → 仕込み蔵の中で絶対に怒ったり、汚い言葉を使ったりしない

・もろみはなるべく混ぜずに、自然に発酵させる=技術
 → 混ぜれば混ぜるほど、人工的な発酵になってしまう

・職人さん自身による説明が大事
 → 熱意伝わる
 → 職人のファンになるお客さんも(ファンレターが届いた!)
 
 ⇒ 職人さんのモチベーション向上にもなる好循環が生まれる


・社長は「一番厳しいお客さん」でなければならない


・デザインは営業収入に響くが、大切なもの
 → 先輩経営者に相談し、県の補助金を使ってデザイナーに依頼

・全体で従業員が20名増えた。女性が3分の2

・オリジナル醤油づくり体験なども提供

・各地のいろんな醤油屋さんの醤油を買えるようにもしたかったが、実現せず

・聞かれればすべて答えるオープンマインド

 
 ⇒ ここには書かないが、売上額、訪問者数も教えてくれた


・奥さんがアイデアマン
 → いいと思ったことはどんどん取り入れる


・「小出しにする」
 → そうしないと飽きられる
 
 ⇒ それもあるが資金面の都合もあるのでは。スモールスタートで、小さく始めて、小さな改善を少しずつ積み上げていくと失敗したときのダメージが少なく、確実に成長できる
 ⇒ 事件があったときのリスクが大きい食品関係ならなおさら




〇しょうゆパークのコンセプト

・「学ぶ」「遊ぶ」「食べる」「買う」

・工場見学では、大手がやっている醤油のプレゼントをやめた
 → その代わりにお客さんに提供するのは、満足を超える「感動」
 → 金笛しょうゆ楽校の「教科書」を配布

・すべての目的は、すべての「醤油を買ってもらうこと」
 → 「ここでしか買えないもの」=小川町産有機栽培の在来大豆を使った醤油
 → 「売れる商品」=パウダー醤油
   川越市にある支店でのテスト販売を繰り返し、製造が追いつかないくらいの大ヒットに

・目標は年間1万人

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①「学ぶ」

・木桶の中のもろみをかきまぜる体験(全国で1社しかやっていない)
・仕込んだばかりのもろみと、発酵が進んだもろみの味比べ
・絞りたての生醤油が味わえる
・発酵熟成期間は2年間(大手メーカーは数か月)


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②「食べる」

・期待を超えたい → 軽食ではなく、メニューを充実させ、選ぶ楽しみを提供


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③「買う」
・醤油、商品を選ぶ楽しさ


④「遊ぶ」
・滞在時間を延ばしたい → フォトスポット、わんぱく広場

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〇課題・今後の展望

・駐車場が手狭

・川島町全体への波及効果
 → レンタサイクルを導入するも、利用者ゼロ
 → 川島町特産品を使った商品開発

・醤油の絞りカスの活用方法
 → 家畜の餌となるのは数パーセントで、多くは産業廃棄物になる
 → 塩分が8パーセントあり、菌も生きている状態
 → 活用することができれば、利益を拡大することができる
 → 某大学との連携による研究中





◎全体の気づき

・満足を超える「感動」を与える

・すべての事業は目的の達成のため

・駐車場の容量などを考えると、より多くのお客さんに来てもらうよりも、濃厚なファンをつくることが今後重要になるのではないか
 → 新規よりもリピーターを増やす
 → 100人の人に1回ずつ来てもらうより、1人に100回来てもらう

・醤油マイスター、醤油ソムリエのようなものがあると、学ぶモチベーションになる
 → 初級→中級→上級など段階があるとさらに濃厚なファンになる

・その他、個人的にあったらいいと思ったもの
 → 木桶グッズ(タンブラー、家庭用のうどん桶)
 → 自家製醤油仕込みセット
 → 複数種類の醤油小瓶セット

・青森県民が利きリンゴができるように、埼玉県が利き醤油ができるようになったら面白い

・埼玉県は、一部を除いて観光スポットとしては小粒な場所が多い
 → 川島町の中で考える必要はなく、どんどん連携していけばいい

・埼玉県には、海以外のもので生活に必要なものは何でもそろう
 → 「非日常」よりも、「特別な日常」感の方が埼玉のイメージに合うのでは(埼玉県産業振興公社 斎藤氏)


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↑ レポートここまで




いやー、地域には頑張っている企業がたくさんありますね!

何より笛木社長の熱量はスゴイ!!

聞いていてまさに「感動」したし、ワクワクしました。

このような会社が地域にどんどん増えればいいなと思いますし、頑張っている企業が成長するお手伝いができたらいいなと思います。

そのために自分にできることをやっていきます!




それから、現場視察会に参加された皆さんも、少しでも多く学ぼうと意欲的に質問したり、しょうゆパークの仕掛けを積極的に体験していました。

中には江の島から来られた方もいました!

やっぱりこういう前向きな学びの場ってモチベーションが上がっていいですねー。



あと、ここには詳しく書きませんでしたが、工場見学後の食事も美味しかったです。

うどん中心メニューですが、いろいろな醤油を自由に試せるようになっていて、こりゃー楽しい!

これからの取組が楽しいですね!

また来ます。




比企地域元気アップ実行委員会の皆さん、笛木社長、ありがとうございました!!



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ベーグルの新激戦区!?鎌ヶ谷駅西口から徒歩5分の住宅街に、自然派ベーグル専門店「manana bagel」が令和元年とともにオープン! 〜「おでかけ埼玉」番外編〜

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「なんで鎌ヶ谷?埼玉じゃないの?」

そう思われた方も多いのではないでしょうか。

鎌ヶ谷といえば千葉県。

そう埼玉県の「ライバル」です。

それなのになぜ取り上げるのか?



狙いは、あえて敵に塩を送ることで自らの優位を示すことにあります・・・



・・・というのは嘘で、かねてから開店を準備していた我が友人が、令和元年を迎えたその日(5月1日)にオープンを迎えたためで。

ちなみにこの友人、埼玉県のときがわファンの1人ですので、埼玉県の良き広告マンになってくれることでしょう笑



もちろん、ただのベーグル屋さんであればここで取り上げることはいたしませんよ。

その名も「manana bagel」さんは、友人のお母さんが、こだわりと愛情を練りこんで作る健康的なこだわりベーグルの専門店なんです。



◆天然酵母、ピクルス、チョコクリーム・・・「すべて自家製です」

manana bagelさんの最大の特徴は、「手作り感」。

発酵に必要な天然酵母や、具材のピクルスなども自家製だといいます。

ちないに使う小麦も国産小麦100%。



店主の高橋さんはもともと家庭でパンを焼く程度で、お店などで働いて修業したわけではないといいます。

50歳になる頃、「自分の本当にやりたいことは何だろう?」と自問したとき、本棚にパン作りに関する本が多かったことに気づきます。

また、出かけるときも常に酵母に関する本を持ち歩いていたんだそうです。

そのことに気づいたとき、自分は「生地が醗酵するところ」が好きだったんだと気づきました。

パン屋さんをやりたいと思ったものの、普通のパン屋では他と差別化ができない。

そこでパティシエをしていた娘さんからもらった一言が、「ベーグル屋さんやりなよ」というアドバイスでした。

(ちなみに後で聞いたら、娘さんはそのことを覚えていなかったそう笑)



そして、鴨川市で1年間お店を構えた後、1年前に鎌ヶ谷市に移り、2019年5月1日についに「manana bagel」をオープンすることになりました。

しかし、なんと鎌ヶ谷市には、manana bagelさんのほかに、既に2つのベーグル専門店があるんだそうです。

人口規模からするとそれは珍しい!

将来のベーグル激戦区でしょうか。

ですが、高橋さんはそれをリスクとは思わず、プラスにとらえ、どうしたら差別化できるかを考え抜いて今のような手作り感のあるベーグルに至りました。

ベーグルの形も、生地を棒のように伸ばして端と端をくっつけてきれいな円にするのではなく、親指でぐっと押さえて穴をあけたり、型抜きしたりするだけ。

その飾りのなさが、逆にお客さんの人気になっているといいます。



◆すべて健康志向!デザート系ベーグルも

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さてさて前置きはこのへんにして、いよいよベーグルちゃんにお目にかかります。

これまで私の友人である店主の息子さんが、何度かときがわ町まで出張販売をしてくれていました。

そのためどんなベーグルがあるかは少しは知っていましたが、お店のinstagramを見ると、魅力的なベーグルがまだまだあるではないですか。


プレーン、アールグレイ、シリアル、五穀、ドライフルーツ、ごぼう昆布チーズなんてのもあります。

サンド系も、この日はチリビーンズやハムチーズ、ピクルスクリームチーズがありました。

嬉しいのはデザート系のベーグル。

レモンクリームチーズ、つぶあん、チョコクリームなど。

チョコクリームは元パティシエの娘さん手作りで、餡子も手作りなんだとか。

市販の餡子は甘すぎるので使わず、あえて甘さ控え目にしてあるそうです。

デザート系はサンドした後に2分割してあり、ビジュアルの美しさはもとより、小さいのでいくつも食べられるのが嬉しいですね!

しかもどれも健康的

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飲み物も、フロート系ドリンク、ジュース類、コーヒーがそろっています。

ほかにソフトクリームも。




◆美味しくないわけがない!

これだけのこだわり、美味しくないわけがありません!

それは今までに食べた変わり種の「ごぼう昆布チーズ」で体験済み。

これが意外と合うんですよ。


チリビーンズに、オリーブ、シリアル、ドライフルーツ、ラムレーズンクリーム、レモンクリームチーズ、ピクルスクリームチーズ、つぶあん、チョコクリーム・・・

一家4人(下の子はまだ食べられませんが・・・)で食べに食べましたね笑

その日出ていた分はだいたい制覇しました。



お気に入りは、レモンクリームチーズ、ラムレーズンクリームとピクルスクリームチーズかなあ。

クリームチーズが好きというより、組み合わせてあるものが好きなんですよねー。

チョコクリームもう一つ買えばよかった・・・(妻に食べられてしまいました笑)


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お土産には定番のラスクを買って帰ります。

普通のパンのラスクより歯ごたえがガリガリバリバリして、超好き!

ごちそうさまでした!!




◆こんな異色のコラボも・・・


お店の内装も素敵で、見回していると、

ん?

何やら気になるものが・・・

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こ、これは!?

「人事本?」

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3月まで会社員で人事業務をやっていた友人のもの。

なんといっても ”no book no life” の男ですからね。

カウンターの向こう側に展示されていてお客さんの手が届かないところもナイスです笑

さすが!



また、本棚の脇には子どものころに川で拾ったという鹿の角もさりげなく飾ってありました。

それをずっと保管していたお母さん。

親子愛をかんじさせるエピソードでじんときました。



お母さんには下の子をずっと抱っこしててもらってしまい(下の子はずっと寝てました笑)ましたが、お店を開くまでのいきさつなどを詳しくお話していただきました。

今後は、お店が休みの日などに、レンタルスペースとしての活用も考えているそうです。



自分たちらしく、こだわりを持って生きるという姿勢を教えていただいた気がします。

とっても素敵なお二人でした。

最後に記念写真をパシャリ。

ありがとうございました!!

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こんな素敵な親子のベーグル専門店「manana bagel」。

ぜひ行ってみてくださいね!



【お店情報】

manana bagel

千葉県鎌ケ谷市道野辺中央1-10-12(鎌ヶ谷駅から徒歩5分)

営業日:水~土
営業時間:9時~17時半


お店ホームページはこちら ⇒ https://manana-bagel.com/

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先輩起業家に学ぶ「ダウンシフト」 ~民泊「ほっこり堂」オーナーに聞いてみた~

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「ときがわカンパニー通信特別版」夏号の企画のため、ときがわ町にある民泊「ほっこり堂」を訪問しました。

なんだかんだで週1回は訪れている気がする埼玉県ときがわ町の山の奥へ(といっても家から1時間ほど)。



ほっこり堂は、以前の持ち主から譲り受けた古民家をそのまま利用したもの。

なかなか趣があります。

コンセプトは「インバウンドをほっこりさせる」。

なにもない」ことがウリというほっこり堂。

そこにはオーナーの確かな「想い」がありました。




ほっこり堂オーナーは、比企起業塾2期生のメンバーの福島さん。

医療系を専門としたライティングやチラシ、ホームページ制作などを強みにしつつ、インバウンド需要を取り込む民泊施設の運営を手がける先輩起業家です。

そして年間の読書量もすごい!

その数なんと年に約600冊

ほっこり堂内には、礒井さんが提唱する「まちライブラリー」も設置されていました。



今回は、「本屋ときがわ町プロジェクト」の一環としての「ときがわカンパニー通信特別版」の企画ですので、まちライブラリーや本のことと、これからの起業を目指す者としては以前から気になっていた「ダウンシフト」のことに注目して取り上げてみました。


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◆本のこと

まちライブラリーとは、メッセージを付けた本を持ち寄り、まちのあちこちに小さな図書館をつくり、人と出会おうとする活動で、礒井純充さんが提唱したもの(礒井さんの著書『まちライブラリー』のまとめ記事はこちら。)

・ほっこり堂では、「人生のOS」「コミュニケーション」「生を見つめる」「農業・自然」「地域・田舎・移住」といった独自のジャンル分けをしていて、目を引く

・特に、「『ぷくりま』今の関心」コーナーは、自分にとっては「積読」、他者にとっても会話の糸口になる話題を投げかけているようで面白い!

・国立国会図書館を愛用。電源付きの机のある閲覧室で、読書や仕事で1日過ごす

・本を選ぶ際は、ある分野に対する自分の立ち位置と本の「論理思考レベル」(専門度、わかりやすさ)を考えて読む

・ときがわ町の図書館に「読書通帳」を導入したい(40~50万円ほどで可能とのこと)


⇒ 私も本好きですが、実はこれまで国立国会図書館を利用する機会がありませんでしたので、とても羨ましいです。
今度行ってみようと思います。
国立国会図書館の話題から、「いつか本は出してみたい」ということも聞かれました。
確かに、本を出すことの魅力の一つに、「国立国会図書館に収められる」ということがありますものね。
本好きにとっては、究極の目標かもしれません。

「読書通帳」も気になるところ。
クラウドファンディングでもできそうですが・・・。

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◆「ダウンシフト」

・高坂勝さんの『減速して自由に生きる』から

・単純に仕事量・時間を減らすということではない
→ 「自分がコントロールできない時間を減らすこと」に本義がある

・自分がやりたいことで忙しくなるのはOK


⇒ 先日、ときがわカンパニーの関根に、ランチェスター戦略でいう「長時間労働」について疑問に思ったことを聞いたとき、組織に勤める場合の長時間労働と、起業家の長時間労働は異なるという答えをいただきました。
その違いは、「働く時間を自分で決められる」ということ。

そのこととダウンシフトにおける「自分がコントロールできない時間を減らす」ということと考え合わせると、起業家であることのメリットがよく見えると思いました。



◆お宿のこと

・自分広報誌である「ぷくりま通信」から「ほっこり堂通信」へのシフト検討中

・ほっこり堂内にカフェ設置に向けて準備中
→ 民泊のお客さんだけでなく、地域の人が気軽に立ち寄れる場所をつくりたい

・星空観測用のデッキや2階からのすべり台設置のため、クラウドファンディングの準備中


⇒ たまたま宿泊されていたお客さんとお話することができました。
「おばあちゃん家」のような環境を求めて来たそうで、「絶対リピーターになる!」とおっしゃっていました!
こうした会話が自然に生まれる、というかこうした会話を自然にできるお客さんが集まるほっこり堂の魅力が感じられた出来事でした。

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コミュニティデザインの活動をしながら実は「シャイ」という福島さん。(確かに笑)

ですが、何を聞いても自分の中にある考えを具体的に「言語化」できるところがすごいと感じます。

そして、自分が無理してリアルでしゃべらなくても、チラシや掲示板などの媒体を使って、その場にコミュニケーションが生まれる仕掛けを上手にされていて、実際にそうなっているというのを目の当たりにしました。



まちライブラリーのこと、本のこと、ダウンシフトのこと、お宿のこれからのこと、すごく実のある取材となりました!

福島さん、ありがとうございました!!

雨ん中、「やまんなか」(埼玉県ときがわ町おためし住宅)を体験! ~ときがわで、「令和」を迎える~

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いきなり家を借りたり買ったりして移住するとなると、やはりハードルを高く感じるもの。

移住したいけど、実際の暮らしがどんなものか気になる・・・。

そんな移住のハードルを解消するために、「お試し移住」が体験できるのが、埼玉県ときがわ町のおためし住宅「やまんなか」です。



ときがわ町を頻繁に訪れるようになり、ときがわ町のすばらしさを知っていくうちに、この施設のことも前から気になるようになりました。

10連休で何日か利用してみようか・・・と実は狙っていたのですが、人気の施設のようで、3月中旬頃に調べたときは予約がいっぱいであきらめていました。


それが10連休が間近という時期になって急遽1日(1泊2日)分のキャンセルが出たということで、即座に申し込み!

平成から令和へと切り替わる記念の日を、ときがわ町で過ごすことになりました。



◆雨ん中、「やまんなか」へ


あいにくこの日は朝から雨。

でも雨男の私にとっては想定の範囲内。

家族も半ばあきらめムードです笑


まずは食材の買い出し。

1日しかないため、「やまんなか」を満喫すべく、籠城するための最低限の食材を調達します。

そしていざ「やまんなか」へ。


第一印象は、とにかくキレイ!

約1200万円をかけて、空き家となっていた古民家を町がリフォームしたとのこと。

床や壁もほとんどが真新しい木材でピカピカの中、玄関と和室の巨大な梁がひと際目を引きます。

部屋数も多く、間取りも気に入りました。(将来への参考になるかも・・・)

これで1泊はもったいないなあと思いました。

友人や親戚など複数の家族での利用も面白そうです。

↓(やまんなかをぐるっと巡って大公開)
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平屋建ての一軒家、しかも周りに人家なし。

ということで、特に子どもは大興奮!

ついたそばから家じゅうを駆け回り、ゲラゲラ笑いながらあっちこっちを転げまわる。

レンタルの布団が届けば、それに向かってダイブする。

家じゅうを使ったかくれんぼなど、雨で外には出られなくても、十分楽しめた様子です笑。



夕方近くになって、雨が一時止んだので、目の前の斜面でタケノコ掘りに。

数はそれほど多くなかったけれど、めぼしいものをザクザク掘って、その場であく抜き。

夕飯のメニューに入れることにしました。


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夜はうどん


◆「やまんなか」でだるまをつくる


テレビが備え付けられていましたが、普段もほぼテレビを見ないようになっているので、特に見たいという気持ちも起こらず、じっくりと時間を使うチャンス。

この機会に、家族みんなでだるまづくりにチャレンジ!



小川町で調達してきた和紙とでんぷん糊を使って、だるまを飾り付けていきます。

やっぱりやってみると新しい気づきやイメージがわいてきますね。

1時間ほどかけて、家族それぞれのだるまが完成!

なかなかいいだるまができたんじゃないでしょうか。

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◆ときがわで、令和を迎える ~ときがわ町への謝辞~

短い時間でしたが、ゆったりのんびり家族だけの時間を過ごすことができた1泊2日でした。

決して有名な観光地があるわけでもなく、お店や交通手段も限られて派手さはないときがわ町ですが、今や私たちにとって大切なまちであり、大切な人たちが関わっているまちです。

そんなまちで、家族と充実した時間を過ごせたことは幸せでした。



テレビを見ていないので、令和を迎えたことで世間がどのように反応したのか(していないのか)はわかりませんが、昭和に生まれ、平成を経て、令和を迎えたということに、なんとなく感慨深いものがあります。

平成の後半に2人の子が生まれ、この子たちが過ごす未来はどんな未来になるんだろうなあと思いをはせたりします。

この子たちには自分の好きなことで自由に生きてほしい。

そのための土台づくりとして、私たち夫婦が自由に生きることにチャレンジしているんだと思います。

もちろんそれは子どもへの義務感ではなく、自分たちの希望でもあります。



そんな希望を持てたのも、ときがわ町でいろいろな人たちと出会えたからこそ。

ときがわ町との出会いに感謝です。

今後もお世話になります笑

ありがとうございました!

再びの国分牧場で、摘み立て新鮮ハーブに舌鼓! ゆったり&のんびり&気軽にBBQ ~「Farm to Table」はやっぱりすばらしかった~

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4月21日のオープニング記念パーティーに引き続き、約1週間後の国分牧場(埼玉県東松山市)再訪となりました。

「Farm to Table」のすばらしさに感動し、今度はゆっくりと家族でBBQを楽しみたいと思い、先日のパーティーに参加した時にさっそく予約したものです。



結論から言うと、こんなにゆっくり楽しめたBBQは初めてでした。

食べ物のおいしさはさることながら、自分で畑で摘み取ったハーブを食べるという体験や家族とゆったり落ち着いた気分で過ごせる時間と雰囲気が感動ものでした!

じわじわと幸せがこみ上げてくるような、そんな素敵な時間となりました。

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◆まずは畑でハーブの収穫体験


来店すると、前回同様、国分さんの優しい笑顔が出迎えてくれます。

来店時間に合わせて既に炭火をおこしていてくれたようです。

実は前日に、着いてから火おこしだったら大変だな・・・と少し心配していたのですが、そのへんの心遣いは「さすが!」と思いました。



メンバーが揃い、まずは畑に収穫体験に行くとのこと。

来た!

Farm to Table」ですね!

今日の野菜は、たまねぎとハーブ。

おおー、やった!

前回、ローストビーフとサルティンボッカに使われていたハーブがすごくおいしかったので気になっていました。

ハーブも栽培しているんですね。

まずはたまねぎを収穫した後、セージ、タイム、ローズマリーの3種を摘み取ります。

摘んだそばからいい香りです。

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これはセージ。
こんなふうになっているんですね。

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タイム。
可愛らしいお花がついていて、見た目も華やかにしてくれます。

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おなじみのローズマリー。
存在感がすごい笑。




それぞれ特徴がありますが、いずれもお肉と相性抜群のハーブたちですね。

期待が高まって、つい摘み取りすぎてしまいました笑

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◆野菜たっぷりヘルシーメニュー

お店に着くと、先ほど畑で収穫したたまねぎを、よく洗い、根っこと葉をカット。

ホイル焼きにするそうです。

楽しみー。



この頃にはもうお腹ペコペコ。

ついに
BBQ開始です。

この日のメニューは、牛肉、ウインナー、オニオンスープ、さつまいも、野菜の蒸し焼き、たまねぎホイル焼き、にんにくホイル焼きとごはんでした。

まずは野菜を敷き詰めてホイルをかぶせたスキレットを、デン!と金網の上に。

続いて、アルミホイルに包んでもらったたまねぎとニンニク、さつまいも、牛肉とウインナー。

おおー、いい絵だ!!

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野菜がたっぷりというのがまた嬉しいですね!!



焼けたものから、突撃!

まずはさつまいも。

あらかじめふかしてあったので、温めるだけ。

ほっこり甘くてうまい!



続いてお肉。

どちらかというと歯ごたえがある感じですが、噛むごとにじわじわとした肉の旨味が湧いてきます。

サシが少なめなのも私の好みです。

そしてお楽しみのハーブがまたあうんです!

セージはそのままだと香りが強くてクセがありますが、お肉と一緒に食べると絶妙に両者の味と香りがマッチします。

香りの強いものが好きな方向き。

ローズマリーはさすが!という感じ。

さわやかで味をキリリと引き締める香りが牛肉と相性抜群です。

タイムはローズマリーより少し控えめな感じですが、これもイケる!

いずれも個性あるハーブで、食べ比べてみるとそれぞれ好みを比較できて面白いですね。

ビジュアル的にも肉のある絵って素敵ですよね笑

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次はウインナー。

噛むとぷりっと弾け、肉汁がしたたるほどジューシーです。

子どもたちに大人気!

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ニンニクのホイル焼き。

女性陣は食べないそうなので、遠慮なく。

嬉しいですねー。

やわらかでトロリとうまい。

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スキレットの野菜蒸し焼き。

野菜は、キャベツ、ニンジン、タケノコ、きぬさや。

野菜から出た水分でしっとり仕上がっていい感じ!

試しにローズマリーを細かくちぎってあえて、塩をふってみたら、ちょっとこげたところの香りと相まってたまらないうまさでした!

やみつきになりそうです。

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最後はたまねぎのホイル焼き。

育ちすぎていたのか、外側はやや辛みと苦みが残りましたが、中の方はトロットロですごく甘い!

塩だけで食べると最高でした。

子どもたちも大喜び。



その間もちろん白米も進みます。

ごはんを食べずに肉が食べられようか、いや食べられない。

炊飯器のごはんがすっからかんになりました。



これでワンドリンク付き一人3000円。(子どもは半額)

食後にアイスクリームとかついていたらいうことナシですね!(と、ひそかに要望してみる笑)

残ったハーブを持ち帰ることもできたので、自宅でハーブ栽培にもチャレンジしてみようと思います。



◆のんびりゆったり落ち着いた時間

テラス席でBBQを楽しんだ時間は2時間ほど。

その間、お店の方があれこれとかいがいしくお世話をしてくれるということもなく、基本的にはほうっておいてくれます。

だからといってまったくのほったらかしというわけでもなく、飲み物を持ってきてくれたり、空いたグラスをさげてくれたり、時々様子を見にきて子どもたちに声をかけてくれたり、話しかければ気持ちよく応じてくれたり・・・

その距離感が心地いいと感じました。



また、意外だったのが炭火。

普段のBBQでは炭をもっと大量に使って、ガンガン炎を上げて「うりゃー」と焼くイメージがあったのですが、国分牧場さんでのBBQはどちらかというと熾火に近い感じでじわじわと焼いていきます

なので当然焼けるのもゆっくり。

焦れるかなと思ったのですが、意外や意外、肉がどんどん焼けて忙しくなることもなく、ゆっくり会話楽しんだり、合間に野菜を食べたり、最後まで一定のペースでのんびり楽しむことができました。

こんな炭火の使い方、BBQのやり方もあるんだと目から鱗でした。

新たな価値観を得たような気分です。

お酒を飲んでもいないのに、炭火でポカポカあったまっていたら、最後は気持ちよくなってついウトウトしてしまいました笑



そんな素敵なBBQタイムとなりました。

国分牧場さん、ありがとうございました!



〔スポット情報〕

国分牧場直売所

住所:埼玉県東松山市大字古凍(ふるごおり)625
電話:0493-22-1126
定休日:火・水・木
時間:11時~17時

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