SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

おでかけ「さいたま」

「Farm to Table」に感動! 国分牧場直営のアットホームなカフェ&直売所(埼玉県東松山市)

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埼玉県東松山市と吉見町の境に近い市野川のほとりに、目指す牧場&カフェ&直売所はありました。

その名も「国分牧場」さん。

人づてで知ったカフェ&直売所の新店舗オープンのためのクラウドファンディングに支援をさせていただき、そのオープン記念イベントということで訪れました。

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◆テーマは「Farm to Table」と「つながるカフェ」

お店に着くと、スタッフの皆さんに笑顔でお出迎えされました。

興味深そうにお店の中やチラシ、商品を見ていると、すぐにそれに気づいて解説してくれます。

こういう気持ちのいい対応って素敵ですね!

第一印象最高です!!



そして店内の方も素敵でした。

変に気取ることなく、落ち着いた雰囲気で、お世辞にも広いとはいえませんが、スペースを広くとってお客さんが動きやすいです。

また、トイレを男女それぞれと多目的の3つも設置されていることもポイント高いですねー。

それに加えて、ワンちゃんも入れるコンクリート打ちの空間やBBQが楽しめるテラス席と、コンパクトながら、それを感じさせない開放的なつくりになっていました。

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そうこうするうち、オープニングイベントのお客さんが続々と集まってきました。

20人ほどはいたでしょうか。

テラス席でいよいよイベント開始です。


はじめの挨拶で、ご主人が語っていた2つの言葉(テーマ)が印象的でした。


一つは「Farm to Table

自営の牧場で育てた牛さんのお肉と畑で育てた野菜。

野菜はお客さんが自分で収穫し、それをお店で自分で調理して食べる。

大事なことは、自分が食べているものの成り立ちを知り、「確かな」ものを食べている、「食べる」ということの本来の意味に立ち返るということです。

Farm to Table、いい言葉ですね。

国分牧場さんのロゴに添えられた言葉にはそんな意味があったんですねー。

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もう一つは「つながるカフェ

大事なのは人、そして人と人がつながるということ。

ただ美味しいものを提供するだけでなく、お店の方とお客さん、お客さんとお客さん、そこでいろんな人が出会い、つながってほしいという想いが込められているんだそうです。


奥様との掛け合いもナイスでした笑






◆いくつもの困難を乗り越えてついに実現

もともとお店のあった場所には、ご家族が運営していた焼肉屋さんがあったそうです。

それが一時他の人に貸し出されて、別の焼肉屋さんとして使われていました。

その間、国分牧場さんでは奥まったところにある小さな直売所を開いていましたが、やはりもっとお客さんと直接交流できる場所が欲しいとずっと思っていたそうです。


しかし、その後、東日本大震災が起こり、風評被害からまったく牛肉が売れない時期が続きます。

さらに、風評被害が少しやわらいだ矢先に、数年前の大雪による被害も被るという困難にも直面しました。


ですが、こうしたいくつもの困難にも負けず、それを乗り越えて、ついに念願のカフェ&直売所の新店舗をオープンするに至ったそうです。

新店舗オープンまでには、いろんな人たちとの出会いがあって、後押しを受け、クラウドファンディングを実施することになったといいます。

私もたまたまそのうちのお一人の方と知り合いでしたので、微力ながら支援させていただきました。

人の縁って不思議で、それ以上に大事なもので、そしてどんどんこうして繋がっていくものなんですね。


そんな多くの人たちの想いがつまったこの場所、素敵でないはずがありません!



◆畑で収穫体験、そして待ちに待ったBBQ!


お店に着くころには既にお腹がすいていた私(と家族)ですが、そこは「Farm to Table」の精神で、まずは畑へ野菜の収穫に。
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今回収穫したのは、ニンニクの芽、ニンニク、ホースラディッシュ、ラディッシュ、はつかダイコン。

国産のニンニクの芽なんて初めて!

大好きです!
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それにホースラディッシュ(西洋わさび)の葉は初めて食べましたが、コレもいけます。

楽しみですね!

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お店に着くと、炭火には火がついて、オードブルも用意されていました。

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そしてピザ窯も用意されているとのこと。

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(ピザ窯スタンバイの国分さんとご長女のお二人)


せっかくなのでテラス席で食事を楽しみたいところですが、この日の気温は軽く20度超え。

しかも日差しも厳しく、赤ちゃん連れの我々にはちときつい。

そのため今回はおとなしくテラス席に近い店内でいただくことに。



まずはオードブルのローストビーフ。

お肉がやわらか!

それにローズマリーの風味が素敵です。

コレ大好き!

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採りたてのはつかダイコンやラディッシュも、シンプルに塩だけつけていただくと、予想に反して甘い!?

これは驚きの体験でした。


ピザづくりにも上の子と2人で挑戦。

国分牧場さんの中学生のご長女に教えていただきながら、生地を伸ばし、好きな具材をのせていきます。
そしてヘラを使って、手作りだというピザ窯へ。

これやってみたかったんだよねー。

最初は慣れず、ピザのコントロールに苦戦しましたが、だんだんコツがつかめてうまくコントロールできるようになりました。

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これは楽しい!

自分の家にもピザ窯欲しいな・・・。

あっという間にできあがりです!

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さっそくいただくと・・・

もっちりしていて旨し!!

牛と豚の合いびきのソーセージの旨味とチーズ、なにより自分で作ったというプレミア感があいまってたまりませんね!


そのあとも、私が大好きなタケノコのホイル焼きやサルティンボッカなどが続き、最後はシフォンケーキでフィニッシュ。

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お腹も心も大満足なひと時でした。

口福・・・

決して気張らず、落ち着いた時間を過ごせるステキな時間でした。



また来たいと思い、さっそく店内に貼ってあったゴールデンウィーク中のBBQのチラシに飛びつき、予約してしまいました笑



◆人との出会いへの感謝にあふれた国分牧場

今回、カフェ&直売所のオープニングイベントに参加して実感したように、国分牧場さんではお客さんを大切にしよう、お客さんとのつながりを大切にしようという想いにあふれていました。

そこが国分牧場さんの一番の魅力だと感じました。


ブログやフェイスブックでの情報発信も頑張っていて、非常に楽しませていただいています。

特にピザ窯づくりは楽しそうだったので、「ピザ窯づくり体験」とか募集かからないかなーと思ってチェックしていました笑

聞いてみると、オープンまでの時間がギリギリでそこまでの余裕はなかったとのことです。

でも「ご希望あれば出張します!」と笑顔でいっていただきました。

こうした対応が嬉しいんです!

この一言で国分牧場さんのファンになってしまいました笑



絶対また来ます!(すでに予約済みですが)

ありがとうございました!!

(ちなみに、こうやってお店の方と自然に「ありがとう」といいあえる関係っていいなーと思いますねね^^)


また一つ、埼玉にステキな場所が生まれました

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河川敷の方に降りていくとヤギさんもいます。

草を食べてくれていますねー。



〔スポット情報〕

国分牧場直売所

住所:埼玉県東松山市大字古凍(ふるごおり)625
電話:0493-22-1126
定休日:火・水・木
時間:11時~17時

ホームページへのリンクはこちら

埼玉県ときがわ町で「月イチ林業隊」1日体験と大野神社送神祭に参加しました【後編:大野神社送神祭】



2019年4月14日(日)に参加した、埼玉県ときがわ町での「月イチ林業隊」と大野神社送神祭体験イベント。

午前中は「月イチ林業隊」の林業体験で汗を流しました。

(林業体験の様子はこちら


お楽しみの昼食は、「NPO法人夢と元気」さんで、お赤飯と鹿肉と山菜鍋をごちそうになりました。

鹿ですよ鹿!

野性あふれる風味で、疲れた体に力が湧いてきそうな味わいです。

(例によって写真撮り忘れる・・・)



私が「月イチ林業隊」の拠点を案内してもらう間、妻はこちらでNPO法人山里文化研究所の方から送神祭のお話を聞いていたようです。

メンバーの半数は町外から来ているんだとか。

町内で生まれ、育った方が町外に出て、今も通っていらっしゃるようです。

祭りを執り行うにも人手が必要で、やはり継承が課題になっているんですね・・・。

NPO法人化することで、県の重要無形文化財に指定を受けたりなど、存続のためにいろいろな努力をされているとのことです。

民俗学においては、この継承というのがやはり一つのネックになってきますね。

失われればもう二度と得られない。

そして常に変化している。

その土地、そこに今生きている人が、どうやってその習俗に関わり、何を考えているのか、それを探求する学問の難しさ、意義を考えさせられます。



◆大野神社送神祭

体に燃料を補給した後は、いよいよ送神祭のために大野神社へ。

境内は既に多くの人でにぎわっていました。

こんな山の中で、どこから来たのというくらい老若男女の姿でいっぱいです。

桜と花桃に囲まれて、またいい雰囲気ですねー。

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しばし境内をウロウロしながら写真を撮っていると、太鼓と笛の音が。

ついにはじまりました!

最初に氏子総代?と見られる代表の方がご祈祷を受けます。

その後、神主と神輿とともに本殿の周りを3回巡ります。

参列者は「大野神社御祭礼」や「悪魔送神祭」と書かれた旗を持って、彼らの後について本殿を周っていきます。

本殿を周り終えたら、神社を出て、行列となって、旧村境の「境神」という場所まで練り歩くのです。

渡辺町長や比企起業塾2期生の福島さんも参列していました。

私も月イチ林業隊のメンバーとして列に加わります。

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時折、参列者が何かを唱えている声が聞こえます。


オークルワ オークルワ ハーヤリガミマツルゾ

といっているようです。

送るわ 送るわ 流行り神祀るぞ」という意味でしょうか。

「流行り神」というのは、一般的には「疫病」をもたらす神様で、その神様を村外に追いやることで五穀豊穣を願うという意味を持ちます。

ここでも同様なのでしょうか。

私の学生の頃のメインテーマの一つは「ケガレ」でしたのでは、非常に興味深いですね!



山道を下ったり、登ったり、集落内を練り歩きながら行列は続いていきます。

またその道中の風景が素晴らしいのなんの。

絶妙の桃色の濃淡を見せる桜や花桃をはじめ、色とりどりの花が参列者の目を楽しませてくれます。

そしてその中を行く神輿、笛、太鼓、旗・・・。

なかなかディープな世界です。

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それに、今回実際に旗を持って参列させていただきましたが、外で見ているのと、旗を持って参列しているのとでは一体感が違いました。

旗を持って参列することで、確かな一体感が得られたのです。

これが人の心をつなぎ留め、集落の維持や継承に向かわせる習俗の力なのかもしれません。



練り歩きは「境神」まで約1時間続きます。

上の子も頑張って歩いてついてきてくれましたが、今回は赤ん坊連れでしたので、さすがに途中で離脱しました。

ですが、貴重な体験をさせていただきました。

次回はぜひ境神での神事を見てみたいですね。

月イチ林業隊の皆さん、山里文化研究所の皆さん、ありがとうございました!



埼玉県ときがわ町で「月イチ林業隊」1日体験と大野神社送神祭に参加しました【前編:林業体験】


やってきたのは埼玉県ときがわ町

2019年4月14日(日)、「月イチ林業隊」と大野神社送神祭体験イベントに参加しました。

この日は天気が心配されましたが、朝は天候に恵まれ、のどかな春の陽を感じながら山中へ。

桜はまだ見ごたえたっぷりの桜吹雪まっただなか、花桃も今がまさに盛りで、濃淡混じる華やかなピンク色の中を進んでいきます。

ときどき菜の花やその他の草花が色彩のコントラストを生み出して、実にキレイですねー

心が洗われます。

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◆林業体験

まずもって林業体験から。

参加7人中、なんと4人が都内在住。

毎週、ときがわ町まで通っているという方も。

すごいな・・・。

比企起業塾1期生の尾上さんも参加していました。



最初の目的地は、比企起業塾2期生仲間の福島さんが営む民泊施設「ほっこり堂」。


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本がいっぱいあります。



任務は、敷地堺近くの庭木の伐採です。

以前の家の持ち主が植えたもので、お宿から景色を見るのに邪魔になってしまったそう。

隣家が近く、崖のような場所に立っているので切り倒すときには注意が必要なんだとか。


まずは上の方の細めの枝を切り落としていきます。

木は柘植だということで、細い枝はやわらかく、ノコギリが気持ちいいほど進んでいってスパスパ枝が切れていきます。

足場が少ないので、1、2人ずつしか作業ができません。

6人で1本の木に取り掛かるのも効率が悪いというので、尾上さんと私は入り口近くにある「大物」に挑戦することに。

この木(元の写真を忘れました・・・)、幹の上の方は切られているのですが、切り株がかなり残っていて邪魔といえば邪魔。(そして結構太いんですけど・・・)


腰に装着した鞘からスラリとノコギリの刀身を抜き放ちます。

いざ!

・・・・・・か、かたい!

最初は元気があったものの、しだいに息がきれてきて、腕もきつくなってきます。

さすがに一気には無理なので、尾上さんと交代で挑みます。

尾上さんいわく、「はじめての共同作業だね」笑


慣れないとどうしても腕の力に頼ってしまいますね。

そうすると腕だけが疲れてしまいます。

月イチ林業隊主催の三橋さんがいうには、丹田(おへその下あたり)に力を入れて、体を使って真っすぐノコギリをひくのがコツなんだとか。

いわれたとおりに、全身を使っているとかなりの重労働です。


息も切れます。

それでも疲れてくると、だんだん腕の余計な力が抜けてきて、ノコギリをリズムよく動かしていくうちに、心が無になってくるのを感じました。

ノコギリの音、はきだされるおが粉、自分の吐く息、近くで聞こえる鳥の声・・・没頭


そしてその時は来ました。

ある点をすぎると、切り株がグラグラ揺れ始めたので一気に押し倒すと、メリメリドスンと落ちました。

あー、達成感。

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その後、メインターゲットの2本の幹にも挑戦させてもらい、太い木を切るときの「受け口」「追い口」を使ったやり方も体験させてもらいました。

けっこうお腹いっぱいです・・・笑。


しっかし林業てハードワークですね。

(というか、もはやこの太さはノコじゃなくてチェーンソーなのでは、という心の声も聞こえましたが・・・)

腕中がパンパンで、プルプルして字が書けん。

腹筋もひきしまった気がします(気だけ)

絶対翌日は筋肉痛(筋肉痛になる確率100%!)

コレ、かなりダイエットにもいいんじゃないかなあ。

名付けて、「ツリーズブートキャンプ」ですね。



福島さんにお茶を出していただいたので、お茶請けとともにいただきます。

山の中での休息。

あたたかな日差しとすがすがしい空気の中で、疲労感が心地よく、サイッコーの気分!

ここでおにぎり食べたらおいしかろー。



そのあと、月イチ林業隊の活動場所や基地にも案内してもらいました。

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なかなかディープな世界ですね。

森はきれいに管理されていましたが、反面、この人たちがいなくなったらこの森はどうなってしまうんだろうという危機感も覚えました。

それは山道に関してもいえることです。

ここに住む人たちがいなくなってしまったら、草刈りなどができなくなってしまったら、この景色は失われてしまうのではないか。

そう思うとますますこの風景が尊いものに思えました。



(後編に続く)

昔ながらのうどん屋さんと思いきや、店内はまるで「超おしゃれカフェ」なうどん屋さん「しいの木」(埼玉県ときがわ町)

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以前から車で前を通るたびに気になっていた「うどん」の幟。

ついに訪れる機会がやってきました。

久しぶりの有休をとってお昼時に訪れたのは、ときがわ町にあるお店、しいの木

このあたりで有名なお豆腐屋さん「とうふ工房わたなべ」のすぐ近くにあります。



純粋にうどんを食べに来たつもりでお店のアプローチに近づくと看板が。

ん?


「ハンバーグ」?


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どうやらうどんだけではないようです。

しかも入口に近づいていくにしたがって、だんだんおしゃれな雰囲気が漂ってきましたよ。


これはもしやいい意味で期待を裏切られるかも。

心してかからねば(なにを?)

その予感は大当たりでした!


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入口をくぐると、古民家独特の光沢のある漆黒の柱や床や梁に調度品が。

そしてセンスのいい小物たちがそこかしこに配置されています。


店内を見れば、広く通路をとってあり、小上がりになった座敷の席は段差も小さく、ゆっくり過ごせそうです。

カウンターも奥行きがあって、いわゆる「カウンター席」らしくない居心地の良さそうな空間となっていました。


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もの珍しそうに店内を見回していると、スタッフの女性が「いらっしゃいませー」と明るくお出迎えしてくれました。

ベビーカーでの赤ん坊連れだったので、カウンター席に案内してもらいます。

席について、お茶をいただいて一息ついていると、タイミングを見て「どちらからいらしたんですか?」と、先ほどの女性が声をかけてきました。

そのタイミングが絶妙で、自然に会話が生まれました。


聞いたところによると、お店はもとは制服の縫製工場として使っていた建物だったそうで、長くほったらかしだったものを内装屋のお兄さんがリフォームし、女性がご両親と一緒にお店をはじめたんだそうです。

店内のペンキ塗りは家族総出だったんだとか。

ステキなご家族ですねー。

お父様はとてもダンディな方で、店内に流れているジャズ風なBGMはお父様の選曲ではないでしょうか(勝手は推測です)



表の看板に「ハンバーグ」とあったとおり、うどんのほかにもいろいろメニューがあるようです。

悩んだ結果、妻は肉汁うどん、私はランチのハンバーグを注文してみました。


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このちょっとしたところにセンスが光りますね。



◆ボリューム感あふれるうどん屋のランチ


4月20日、21日に開催されるArtokigawaの作戦を練りながらしばし待つと・・・きました!

まずはハンバーグランチです。


おお!

見るからにボリュームたっぷり

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汁ものの代わりのうどんもついています。

うどん以外はお母さまと女性の担当のようで、野菜が多くて女性のセンスが感じられます。


それでは、いざ。

しばし食べるのに集中・・・


ランチについてくるうどんは柔らかめの優しい味。

ハンバーグは玉ねぎが多く入って、肉のうまみもしっかり感じられます。

ん、ソースにはレモンを加えてあるのかな。

付け合わせの野菜のソテーはちょいと辛めのなめ味噌がよく合います。


いわゆる「飯のおかず」といった味の濃いものはないですが、いろいろな食材の味や香りを楽しめ、全体的なまとまりのあるランチでした。

うまし!



ちなみに妻が注文した肉汁うどんは、麺はさぬきうどん系だそうで、ランチについているものとは違ってコシがあってツルツルしています。

こっちもいいなあ。

おいなりさんや小鉢もついて、こちらもボリュームがありますね!

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予想していたような純粋なうどん屋ではありませんでしたが、いい意味で期待が裏切られました。

古民家を活用した素敵なお店と、店内で働く素敵なご家族との会話も楽しむこともできます。

「しいの木」さんは、お店の表と中のぎゃっぷがすごい、うどん屋と呼ぶには憚られる、超おしゃれなカフェ的うどん屋さんでした。

ごちそうさまでした!

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入口近くの水槽では、猫ちゃんが金魚を狙っていました。


【お店情報】

しいの木

電話:0493-66-0330
住所:埼玉県比企郡ときがわ町番匠403-2
時間:11:00~14:00
定休日:月、木




今は貴重となった鰻。本当は誰にも教えたくないけど泣く泣く教える、目立たないけど知る人ぞ知る味の名店「鰻重」(埼玉県越谷市)

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いわゆる老舗としてちやほやもてはやされることはない。

けれど味は天下一品。

そんな隠れた名店がここにはある。

埼玉県越谷市にあるそのお店の名前は、


鰻重



「うなじゅう」ではありませんよ笑

これ、「うなしげ」と読みます。

いや冗談じゃなく本当の話。



夏の「土用の丑の日」以外は普段は脚光を浴びることはない。

でも日本人には欠かせないのが「鰻」。

その鰻の食べ方の中で、私が一番美味しいと思うのが「うな重」(お店の名前とややこしいのでこの表記)です。



一方、鰻は美味しいけれど、「待つのが嫌!」という人もいるかもしれません。

だからといって作り置きして温め直すお店なんて論外!

香ばしく焼き上げた鰻は最高に美味しくても、冷めてしまってはどうしようもないから。



そんなときは当たり前ですが、予約がベターです。

鰻重では予約を受けるとお客さんの来店時間に合わせて鰻を調理していきます。

だから、来店するとそう待たずに(10分ほど)でうな重にありつくことができます。

また、お店側にとっても1時間単位での予約も受けられるということがあります。

お客さんを待たせないため、それでいてなるべく多くのお客さんに鰻を提供するため、というお店の心意気が表れていますね



・・・とまあ前置きはこれくらいにして。

なにはともあれ鰻でしょう



見た目は小ぶりに見えてしまうお重ですが、ワクワクしながら蓋を開けてみますと・・・


どうや!!


とばかりに大ぶりの鰻ちゃんがお目見えです。

照り照りな感じとこのタレのこげた香ばしい匂いがまた最高!

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そして、この後訪れるであろう口福に心をはやらせながら、肝吸いの椀の蓋もあけてみますと・・・

やや、なんと大きな肝!

これは楽しめそうですね。



それではいただきます!!



・・・


・・・


・・・


ああ

もうなにをかいわんをや。

最高に美味しいです。




正直、私程度では鰻が輸入か国産かなんてものはわかりません。

でもこれだけはいえます。

それは、「子どもでも美味しく食べられるくらいやわらかい」ということ。

それは鰻重さんの最大の特徴でもあります。

当然ながら、小骨もまったく気になりません。

鰻を食べるとき気になりがちな食感を気にせずに食べられるからこそ、味だけに集中できるというもの。




肝心のお味の方はというと、よくあるお店の甘辛いタレと比べると、タレはもしかしたら少々控えめの味で、甘めです。

濃い味が好きな方には物足りなく感じるかもしれませんが、だからといって味が薄いというわけではなく、しっかり鰻に絡んで、控えめだからこそ鰻の味をしっかりと感じられます



ふっくらと厚く、それでいてやわらかい、香ばしく甘めのタレがしっとりしみ込んだ鰻とご飯を混然一体にかき込む。

もうまずいわけがありませんね。



実家に帰って鰻を食べるというときはこのお店以外には行かなくなりました。

皆さんもぜひ鰻重のうな重を味わってみてくださいね笑



新聞などで「シラスウナギがとれない」なんてニュースを聞くといつまで美味しい鰻が食べられるのかと心配にもなりますが、鰻重さんには、鰻を守るためにも鰻のすばらしさを多くの人に伝えるべく、長く続けていってほしいと思います。

また来ます!

だから私の分の鰻もとっていてくださいね笑



【お店情報】

鰻重(うなしげ)

所在:埼玉県越谷市川柳町
電話:048-987-8551
時間:11:00~14:00、16:30~19:00
定休日:木、毎月第3金曜日

鰻重さんのホームページはこちら

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◆ちなみに「土用の丑の日」って何?


昔の暦では、十二支で日にちを数える習慣がありましたので、「丑の日」とは、「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・羊(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」の2番目にある「丑」にあたる日のことです。

また、「土用」とは、立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の期間を示す言葉です。

つまり「土用の丑の日」というのは、土用の間にある丑の日ということになります。


そのため、土用の丑の日といえば夏のイメージが強いんですが、実は土用は1年のうちに4回あり、それぞれの土用の中でも丑の日が2回あることもあります。

夏の土用の丑の日が近くなると、年によって「1の丑の日」とか「2の丑の日」とかいうのはそのためなんですね。

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