SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

「学び」と「仕事」を考える(書評・感想)

『エッセンシャル思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である」


本書は、今の自分にとって大切な指針をもたらしてくれました。

「自分にとって、本当に大切なものは何か?」

本書を読みながら、自然とそんな問いが湧いてきました。

 

これまで自分が歩んできた道は、自分が選んできた選択肢の連続でもあります。

でも、胸を張って、「これで間違いじゃなかった」といえる選択がどれだけあっただろうかと考えてしまいます。

頼まれたことを、できるからという理由だけでなんとなく引き受けてしまい、それで満足したり、自己満足的な有能感に浸っていたりしなかったか。


ふり返ってみれば、自分で選んだようでいて、実は選ぶことを放棄して、他人に流されていたことが実に多かったように思います。


私が、「安定している」公務員を退職し、起業の道を選んだのは、まさに自分で選んで決めた大切なことをやっていきたいと思ったから。

そして、その選択を真の意味で実現するためには、まず何が重要かを定めること。

そしてそれ以外を捨てること。

この2つが何より大切であると本書で学びました。


自分にとって大切なことを、今一度ふり返って考えてみてはいかがでしょうか?

 


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「⇒」は個人的な気づき、感想


◎本書のポイント

 

・「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になる

・エッセンシャル思考は、自分の選択を自分の手に取り戻すための道のりである

・自分で選ぶということは最強の武器

 → 不要なものを捨てる生き方は、自由だ。誰かの思惑に振り回されることもなく、自分で選べる 

・選択とは、行動である。与えられるものではなく、つかみとる

・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、自分が手放してしまうだけ

・エッセンシャル思考の最初の第一歩は、「選ぶ」ことを選ぶこと。自分自身の選択を取り戻したとき、初めてエッセンシャル思考が可能になる

・数かぎりないチャンスのなかから、「これだけは」というものを見つけなくてはならない。本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言う

・「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである」

・捨てるべきものを問うとき、自分の優先事項がはっきりと見えてくる。自分の本当の使命が明らかになり、個人だけでなく組織全体のために最高の仕事ができるようになる

・本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる

・本当に重要なことをやるために、本質的でない依頼を断る。肝心なのは、絶対にやるべきこと以外のすべてに対して、上手にノーと言うこと

・本当に重要なことにエネルギーを集中できれば、余分なものを削って、重要なものを活かす余地が生まれる

・習慣は妨害に打ち克つための最強の武器

・エッセンシャル思考の人は、今ここに集中する。昨日や明日ではなく、今この瞬間に何が大事かを考える

・エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。人生に意味と目的を見いだし、本当に重要なことを成しとげることである

・エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である




◆エッセンシャル思考とは


〇エッセンシャル思考になるには3つの思い込みの克服が必要 

「やらなくては」→「やると決める」

「どれも大事」 →「大事なものはめったにない」

「全部できる」 →「何でもできるが、全部はやらない」


・「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になる



〇エッセンシャル思考とは何か


・エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方である

・エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではなく、正しいことをやりとげる技術である 

・努力の方向を絞り、エネルギーの使いどころを必要最小限にすることで、いちばん重要なものごとにおいて最大の成果を上げる

・要するに、エッセンシャル思考とは、自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法である。やるべきことを正確に選び、それをスムーズにやりとげるための効果的なしくみである

・エッセンシャル思考は、自分の選択を自分の手に取り戻すための道のりである

 → 自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう 


〇成功のパラドックス
 

①目標を定め、成功へと一直線に進む

②成功した結果、どんどん多様な仕事を振られるようになる

③やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。すべてが中途半端になる

④本当にやるべきことができなくなる
 

・決断疲れ

 → 選択の機会が増えすぎると、人は正しい判断をできなくなる


⇒ 選択肢を絞る、捨てることが必要。

『選択の科学』で、選べるジャムの数が多すぎると、人は買わなくなるのに似ている。5、6個の選択肢のとき、最も購買額が高い。

・自分で選ぶということは最強の武器

 → 不要なものを捨てる生き方は、自由だ。誰かの思惑に振り回されることもなく、自分で選べる
 

⇒ こんまりさんのブレイクに見られるように、捨てるスキルが多くの人に求められている



◆エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方 

①選択

②ノイズ

③トレードオフ


(1)選択(選ぶ力を取り戻す)

・選択とは、行動である。与えられるものではなく、つかみとる

・選択肢はかぎられているかもしれない。それでも、選択肢のなかから何を選ぶかは、いつ

だって自分次第

・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、自分が手放してしまうだけだ

⇒ 今の自分は、自分が選んできた結果。

自分で選んだという自覚がないと、他人事の人生、仕事になる。自分事ではなくなる。

⇒ 失敗を他人のせいにするのは、自分事ではないから 

 

・エッセンシャル思考の最初の第一歩は、「選ぶ」ことを選ぶこと。自分自身の選択を取り戻したとき、初めてエッセンシャル思考が可能になる


⇒ 『7つの習慣』 第1の習慣「主体的に考える」
 

(2)ノイズ(大多数のものは無価値である) 

・「重要な少数」は「瑣末な多数」に勝る(パレートの法則)

・数かぎりないチャンスのなかから、「これだけは」というものを見つけなくてはならない。本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言う

・エッセンシャル思考の人は、多くをやらなくてすむように、多くを吟味する

(3)トレードオフ(何かを選ぶことは、何かを捨てること)

・何かに「イエス」と言うことは、その他すべてに「ノー」と言うこと

・「どうすれば両方できるか?」ではなく、「どの問題を引き受けるか?」を考える

・「何をあきらめなくてはならないか?」ではなく、「何に全力を注ごうか?」を考える

・トレードオフとは、戦略的に、そして慎重に選ぶとるべきもの


◆見極める技術


・選抜する=もっとも厳しい基準で決める

・「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである」

・最重要基準を一つ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし90点未満はすべて0点と同じ(90点ルール)

 → 瑣末な選択肢を容赦なく切り捨てられる

・厳しい基準を設けるという行為は、間違いなくあなたに自由を与えてくれる。他人や世の中や偶然で決められるのではなく、自分自身で選ぶ自由だ。「仕方なく」選ぶのではなく、「選びたいから」選ぶ自由だ


◆捨てる技術

〇目標

・捨てるべきものを問うとき、自分の優先事項がはっきりと見えてくる。自分の本当の使命が明らかになり、個人だけでなく組織全体のために最高の仕事ができるようになる

⇒ 「組織」は、会社ということに限らず、社会全体に置き換えることも可能

・やろうとしている意図にそぐわない行動を切り捨てるには、自分がどんな目的に向かっているのかをとことん明確に定義しなければならない

・本質目標を決める

 → シンプルで、具体的で、魅力的で、測定可能な目標

・本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる

 

⇒ 『7つの習慣』 第2の習慣「目的を持って始める」

〇拒否

・他人からのプレッシャーに負けず、きっぱりと上手に断ることは、エッセンシャル思考の必須スキルである。と同時に、もっとも難しいスキルである

・自分にとって本当に重要なことを明確にしないかぎり、私たちは葛藤に対して無力なままだ。次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは、「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信である

⇒ 選抜の基準や本質目標を定めることで、それにそぐわないものを排除できるようになる


・本当に重要なことをやるために、本質的でない依頼を断る。肝心なのは、絶対にやるべきこと以外のすべてに対して、上手にノーと言うこと

・うまく依頼を断ることは、「自分の時間を安売りしない」というメッセージになる。

 → プロフェッショナルの証

 → 長期的に見れば、相手の経緯を手に入れられる

〇編集

・編集=エッセンシャル思考の技術

 → 不要なものや余分なものを容赦なく削り、作品の本質を取り出す仕事

・編集の技術は、ただ減らすことにあるのではなく、減らしながら、価値を増やす 

・自分の仕事や生き方を編集すれば、その成果をよりいっそう高めることができる

 → 本当に重要なことにエネルギーを集中できれば、余分なものを削って、重要なものを活かす余地が生まれる

〇線引き

・境界線を放棄してしまったら、人生でもっとも大事なものを選べなくなる

 → はっきりとした線引きがなければ、他人はどこまで踏み込んでいいかわからず、どんどん侵略してくる

・エッセンシャル思考の人は、一線を引くことで自分の時間を守り、他人からの余計な干渉を防ぐ


◆しくみ化の技術

〇バッファ

・確実に言えるのは、世の中に確実なことなどないということだけ

 → 何が起こってもあわてないように、つねにバッファをとっておく

⇒ スケジュールを詰め込みすぎると、ハプニングがあった際に対応できない

⇒ スケジュールを詰め込みすぎると、突然のチャンスが来ても飛びつけない

〇削減

 ・エッセンシャル思考の人は、仕事を減らすことによって、より多くを生み出す

・人やお金や時間を増やすかわりに、制約や障害を取り除くことを考える

〇習慣

・習慣は妨害に打ち克つための最強の武器

 → 本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標を達成できる

 → いちいち難しい判断をする必要はなく、誘惑から目をそむけるためにエネルギーを使う必要もない

〇集中

・エッセンシャル思考の人は、今ここに集中する。昨日や明日ではなく、今この瞬間に何が大事かを考える

・エッセンシャル思考の敵は、マルチタスクではなくマルチフォーカスである

→ 人は一度にひとつのことにしか「集中」できない。複数のことをやるのはかまわないが、集中の対象がどれなのかは、はっきりさせておく必要がある
 

〇未来

・エッセンシャル思考を生き方の基本に据え、何をするにもそこから考える

・エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。人生に意味と目的を見いだし、本当に重要なことを成しとげることである

 ・エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である

・エッセンシャル思考を生きることは、後悔なく生きること。本当に大切なことを見極め、

そこに最大限の時間とエネルギーを注げば、後悔の入り込む余地はなくなり、自分の選択を

心から誇りに思える


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エッセンシャル思考の肝は、「何が重要かを決めること」、そして「それ以外を捨てること」

私が苦手とするのは、圧倒的に後者。

とにかく捨てられない!(泣)

モノもコトも。

そのせいでいつも目先のことにとらわれてしまっている気がします。

どうしても、「もったいない!」が先行してしまうのですね・・・。

 

「断捨離」とまではいかずとも、少しモノもコトも減らしたいですね。
突如、訪れる大事なチャンスをつかむために!
自分が大切にしたい生き方を守るために!

この『エッセンシャル思考』の本も大切な1冊になりそうです。



 

『最速で10倍の結果を出す他力思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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個人起業家の必須ツール「他力思考」




小林正弥さんの3冊目の著書である『最速で10倍の結果を出す他力思考』

『自分を最高値で売る方法』
『億を稼ぐ勉強法』

の前著2冊は、自分にとって非常に学びになった本でした。

とくに印象に残っているのは、『億を稼ぐ勉強法」にあった一節。


人は、自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る



この言葉はこれから起業する私にとっては、ビジネスで最も大切な顧客づくりに欠かせない重要な気づきになりました。



今回のテーマは、タイトルそのままの「他力思考」ということで、こちらも起業家にとっては重要なこと。

私たち一人起業家は、身軽ではありますが、なんでも一人で抱え込んでしまいがち。

でも、考えてみれば、一人起業家だからって全部自分でやらなければいけないという決まりはありません。

信頼できる仲間がいれば、強みを分け合うことができる。

わかっていそうでなかなか気づいていない、非常に大切な視点に気づかせてくれました。



仲間がいるのって本当に心強い!

そんな仲間をつくっていくためにも、自分も強みを磨かなければならない。

そう改めて決意させてくれた1冊でした。




↓ 本書の内容紹介はここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び


◎本書のポイント

・自分の力だけで頑張る「自力思考」をやめ、他人の力や応援を借りる「他力思考」にマインドシフトすることで、自分を超えた目標を達成することができる

・自力思考と他力思考

【自力思考】
①自分の頭を使う
②自分の時間を使う
③自分のお金を使う
④自分の手足を使う
⑤自分のエネルギーを使う
⑥自分の人脈を使う
⑦自分のモノを使う

【他力思考】
①人の頭を使う
②人の時間を使う
③人のお金を使う
④人の手足を使う
⑤人のエネルギーを使う
⑥人の人脈を使う
⑦人のモノを使う


他力を使えない人の4つのタイプ「頑張り屋タイプ」「競争心旺盛タイプ」「八方美人タイプ」「チェック魔タイプ

・目的を設定するときに、達成基準や手段を知っている必要はない

・自分を超えた夢が実現する「他力思考」7つの技法
人の頭を使う
人の時間を使う
人のお金を使う
人の手足を使う
人のエネルギーを使う
人の人脈を使う
人のモノを使う


・相手から何かを教わりたい場合は、相手の期待値を予想してそれ以上のものを返す

・信頼に人もお金も集まる

・「やりたいこと×得意なこと」だけやる

・仕事をお願いした相手と良好な関係を築くには、やりがい、成長、人脈など、相手が望むものを、それ以上に与える

・自分の強みに集中し、経済価値がが高まるほど、相手との価値交換は容易になる

・「自力×他力」の最大化が、とてつもない目標を達成させる最大のポイント

「他力思考」を磨く5つのステップ
①自分だけでは到底達成できない夢を描く
②自分の不得意に降参する
③人が真似できない得意に磨きをかける
④好きな人とだけ付き合う
⑤自分の持っていない強みを持つ人と組む







◆自力思考と他力思考


・自分の頭や手足を使って頑張る「自力思考」には限界がある。収入、時間、場所、成長、すべての面で自由になるには、他人の力を借りるほかない

・自分の力だけで頑張る「自力思考」をやめ、他人の力や応援を借りる「他力思考」にマインドシフトすることで、自分を超えた目標を達成することができる

・自力思考から他力思考に考え方を変えると、競争という殺伐とした世界から、分かち合いの幸せな世界に変わる
 → 「必要なものは全部ある」という感覚に包まれる

・他力思考でビジネスモデルとチームを構築すれば、脱力して、好きな人と、好きなことをやっているだけでお金が入ってくる



〇自力思考と他力思考

【自力思考】

①自分の頭を使う
②自分の時間を使う
③自分のお金を使う
④自分の手足を使う
⑤自分のエネルギーを使う
⑥自分の人脈を使う
⑦自分のモノを使う


【他力思考】
①人の頭を使う
②人の時間を使う
③人のお金を使う
④人の手足を使う
⑤人のエネルギーを使う
⑥人の人脈を使う
⑦人のモノを使う
 


〇他力を使えない人の4つのタイプ

①頑張り屋タイプ

・1馬力で勝負しようとする
・周囲の人が協力、応援しようとしても隙がない
・「結果が出たら報告します」と頑張っている割には成果が出ない
・こまめに相談する人の方が成果を出すのも成長も早い

→ 仕事もプライベートも隙のあるくらいの方が好まれる。「好き」は「隙」に入ってくる

⇒ ビジネスではないが、関係人口でも同じ議論がある。人・モノ・情報があふれかえってないものがない東京よりも、ないものが多く関わりしろが多い地方の方が若者を惹きつける


②競争心旺盛タイプ
・一匹狼になりがちで人と交わらない
・人を介してやってくるチャンスが少なくなる


③八方美人タイプ

・自分の軸を持たず、相手に好かれようと自分をコロコロ変えるので信頼されない
・信頼されない人は他力を使えない


④チェック魔タイプ
・常にチェックしていると相手は思考停止に陥り、依存的になる
・過度なチェックは相手を信頼していないことが伝わる





◆自分を超えた夢が実現する「他力思考」7つの技法


〇目的と手段は分けて考える


目的・・・最終的に達成したい夢・ゴール
目標・・・目的の達成基準
手段・・・目標達成の方法

・目的を設定するときに、達成基準や手段を知っている必要はない
 → 自分でも目標や手段が明確にわかるものは、目標ではなく、過去の延長線上にある単なる予定、ルーティンなってしまう

・手段まで全部自分で考える人は過去の延長で生きており、代わり映えのない人生を過ごしている
 → 人生を変えたいなら、過去の延長に理想はない
 


〇技法1 人の頭を使う


・成功者の稼ぐ思考を借りる

・記憶力より、「検索力」「質問力」を磨く
 → 「検索力」で、googleで必要な知識や情報を引き出す
 → 「質問力」で、解決策を持っている人に聞く

・どのような質問をすれば、相手の素晴らしいアイデアや考えを生きだせるのかを考える

相手から何かを教わりたい場合は、相手の期待値を予想してそれ以上のものを返す

・相手の知識を盗むのではなく、お借りしている、広がる支援をしているというメンタリティが大切

・教えを実行しながらフィードバックをもらう



〇技法2 人の時間を使う


・自分の時間は、どんなに頑張っても1日24時間しかない

・YouTube、ブログ、本を使うと時間の制約はなくなる
 → 読む時間、視聴する時間に使うのは、相手の時間
 → 時差や国境も関係なく、世界中の人に、相手の時間を使って自分の知識をシェアできる

・苦手なことをやればやるほど、時間やエネルギーなどのいろいろなコストが増大し、得意なことまで弱る

⇒ 人の時間を使うことで、自分の予定があく
⇒ この時間を使って、新しい事業を考える。いつ訪れるかわからないチャンスに備える



〇技法3 人のお金を使う

・お金があるから夢や目標が叶うわけではなく、素晴らしい夢や目標にお金が集まってくる

・相互メンター制度・・・自分のスキルや知恵と、相手が持っているスキルや知恵を等価交換することで、そこにお金が発生しない仕組み

・信頼に人もお金も集まる
 → 相手から、信じて、頼られる存在になる
 → 有言実行すること

⇒ 最も基本的なのは「約束を守ること」



〇技法4 人の手足を使う

・「やりたいこと×得意なこと」だけやる

 → 「やりたくないこと×得意なこと」「やりたいこと×苦手なこと」「やりたくないこと×苦手なこと」は、ほかの「やりたいこと×得意なこと」の人にお願いする

・自分の時間単価を上げる

・仕事をお願いした相手と良好な関係を築くには、やりがい、成長、人脈など、相手が望むものを、それ以上に与える
 → 相手の「好き×メリット」を見極める



〇技法5 人のエネルギーを使う

・目標達成率は、「達成を信じる人の数」と「想いの強さ」の掛け算によって生み出されるエネルギーの総量に比例する

・約束すること=コミットメントで、やらざるをえない環境に身を置く
 → 誰かのためなら自分を超えたエネルギーが湧いてくる

・自分の能力を超えた夢やゴールに他力は集まる
 → 自分ひとりでできること、私利私欲の範疇では他力は発動しない



〇技法6 人の人脈を使う

・「誰から紹介してもらえるか」が大切
 → 紹介者の信頼レベルで、信頼度が決まる

⇒ 紹介者に信頼される自分になる
⇒ 紹介者との信頼関係が大切


・24時間365日働く自分紹介ツールをつくる
 → 書籍、YouTube、公式サイト、パンフレット



〇技法7 人のモノを使う


・人とシェアする共有欲を満たすことで、他力を使いやすくなる

・所有欲を終わらせて、「それ貸して」と言える自分になる

・Google、YouTubeなどの無料ツールを使う
 → 人間がやるべきは、他力を使って生産性を無限に伸ばす方法を考えること





◆目標を達成するための他力思考


・あくまでも「お借りしている」という意識で、借りたものを返そうと意識して実践していくうちに、潜在能力が開花していく

・自分の強みに集中し、経済価値がが高まるほど、相手との価値交換は容易になる

・「自力×他力」の最大化が、とてつもない目標を達成させる最大のポイント



⇒ 最初から人任せでは相手が迷ったときのディレクションやマネジメントができない
  自分やってみることで、自分に足りないものやお願いする相手を見極めたり、判断したりする能力を身につけることも大切

⇒ 丸投げではなく、主体性を確保することは必要





◆「他力思考」を磨く5つのステップ



①自分だけでは到底達成できない夢を描く
・WHAT(夢・目標)と同時にHOW(方法・計画)を考えない
 → WHATとHOWを同時に考えると、今の自分が達成できる夢・目標しか描けない



②自分の不得意に降参する
・短所を克服している暇があるほど、人生は長くない

⇒ 前提として、長所と短所を見極められていることが必要

⇒ 見極めるには、まず自分でやってみて判断すること
  やらないと、できるかできないかわからない



③人が真似できない得意に磨きをかける

・自分の得意に磨きをかけ、経済価値を高めれば高めるほど、必要な他力は手に入りやすくなる
・コピペしたくてもできない得意を磨くには、結果にコミットする



④好きな人とだけ付き合う
・相手の他力を引き出す原動力は、相手に好きになってもらうこと



⑤自分の持っていない強みを持つ人と組む
・自分の強みを磨き、自分が持っていない強みを持つ人と組むことで、生み出す結果、も受け取る報酬も、やりがいも飛躍的に伸ばすことができる

⇒ チームを組んでお互い強みを共有るすることで、受けられる仕事が多くなる
⇒ 総和としての経済価値も大きくなる




『人は感情でモノを買う』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「相手がどう思うかを理解する」



言葉では理解できても、それを実際にやるのは難しい。

そもそもどうなったら相手を理解できたことになるのか分からない。



一つ言えるのは、相手のことを考え続けることでしか、相手のことを理解できるようにはならない。

理解できたかどうかは分からなかったとしても、相手のことを考え続けること。

そして相手のことを考え、理解したいと思いながら対話すること。

対話によって相手との信頼関係が築かれているという感覚が必要なのではないかと思います。




本書では、「感情」にフォーカスして、相手の感情を具体的に知るための方法が紹介されています。

「相手のことを考える」、そして「相手の感情を知る」

そのことが相手との信頼関係をつくり、相手を理解することにつながるんですね。

重要なのは、自分の頭でこうだろうと勝手に想像しないこと。

お客さんのことはお客さんに聞くということですね。

体現するには時間がかかりそうですが、本書をヒントに行動につなげていきたいと思います!





↓ 本書のエッセンスはこちらから
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「⇒」は、個人的な気づき、学び



◎本書のポイント

・ビジネスでつまずく6つの理由は、「相手(お客)のことがよくわからない」ことが原因で起こっている
①絶対にいい商品だから売れるはずと信じて疑わない
②ファンを作ろうとして自分のことを語りすぎる
③誠実に伝えるためには絶対に煽ってはいけない 
④営業メールは無視されるだけだから意味がない
⑤ブランディングを確立することこそ成功への近道
⑥人にお願いできないので、自分ひとりで頑張るしかない

・あなたの話を聞くか聞かないか、商品を買うか買わないかなど、すべての選択権は100%お客さまにある

・あなたにもお客さまを選ぶ権利がある
 → ペルソナを最初に考える

・お客さまの感情を引き出すことで、「商品に生かすこと」と「信頼関係を築くこと」の両方ができる

・特に見抜くべき大事な感情は、人間が根源的に持っている「悩み・不安」と「願望」

・感情を引き出す質問に答えてもらうには、質問に答える感情的な理由を用意する
 → 最も感情が動かされるのは、「質問に答えることが誰かを救う貢献」になること

・「悩み・不安」「願望」の奥底には、「自分のことをわかってほしい」というただ一つの欲求がある

・論理はあと付け、感情が先
 → お客さまの感情を動かしたあとで、お客さまが買った正当性を論理的な理由で裏付けしてあげる

ストーリーにすると自然に感情にフォーカスできる






◆第1章 「お客様を理解する」ということを本当に理解しているか?



〇ビジネスでつまずく6つの理由

①絶対にいい商品だから売れるはずと信じて疑わない
・「誰にとって絶対にいい」のか?
・お客さま不在で、売りたいものを売っている

②ファンを作ろうとして自分のことを語りすぎる
→ 一番重要なのはお客さまのことを考えること
→ お客さまが興味があるのは、お客さまさま自身のこと
→ どのようにあなたが、あなたの商品が、あなたの会社が私の欲を満たし、私の悩みを解決してくれるのか?

③誠実に伝えるためには絶対に煽ってはいけない 

・「煽りたくない」と思いすぎて、商品のことを説明していない
・人は感情が動かなければ行動しない

④営業メールは無視されるだけだから意味がない
→ 知ってもらうための努力が必要
→ 「相手の役に立ちたい」という思いで書く

⑤ブランディングを確立することこそ成功への近道
・一方向の情報発信ではダメ
→ 時間をかけるべきなのは人間関係を作ること

⑥人にお願いできないので、自分ひとりで頑張るしかない
・苦手なことに時間を取られて、自分が得意なことをやる時間がなくなったら本末転倒
→ 相手が何を喜んでくれるかを知って、人にお願いする


・①~⑥は「相手(お客)のことがよくわからない」ことが原因
 → お客さまの感情、相手の感情がわかれば、これらの問題はすべて解決される



〇「究極の理解」を手に入れることが、人の本当の感情を見抜く第一歩

レベル0・・・相手を理解しようとしていないし、理解する気がない
レベル1・・・相手を理解しようとしているが、それが伝わっていない
レベル2・・・相手を理解しようとしていて、それが伝わっている
レベル3・・・理解しようとしていて、それが相手にも伝わっており、実際に理解している
レベル4・・・相手本人でさえ気づいていないことまで理解している奇跡のレベル=「究極の理解」

→ 「究極の理解」に到達するためには、完全に自分の考えを外して、相手を受け入れること

⇒ 言葉でいうのは簡単だが、自分をなくすことは実質不可能では?
  どれだけ相手のことを考えて、想像できるか。そういう姿勢は相手にも伝わる

⇒ 実際のところ、自分にできるのはレベル1を心掛けること
  それ以上のレベルは、レベル1を徹底することで相手との信頼関係ができ、その信頼関係をもとに相手と共同で作り上げていく相互理解の関係でしかありえないのではないか





◆第2章 お客さまの感情にフォーカスするために必要なこと


〇ペルソナは最終ストーリーで考える

・あなたの話を聞くか聞かないか、商品を買うか買わないかなど、すべての選択権は100%お客さまにある

・あなたにもお客さまを選ぶ権利がある
 → ペルソナを最初に考える
 → 具体的に想像できる実在の人をピックアップし、その人が優良顧客になったという前提で、1年後に感謝の手紙をもらうという場面を想像して、自分でその手紙を書く

・聞くときは、出来事よりも、相手の感情を意識する
 → 人が本当にわかってほしいのは、自分の本当の気持ち





第3章 お客さまの「本当の感情」を引き出すトリガー



・お客さまの感情を引き出すことで、「商品に生かすこと」と「信頼関係を築くこと」の両方ができる

・特に見抜くべき大事な感情は、人間が根源的に持っている「悩み・不安」「願望」

・私たちはネガティブな感情を吐露するのは良くないこと、カッコ悪いことだという認識があるので、自分からはなかなか言いにくい
 → 「この人なら自分の気持ちをわかってくれそうだ」と思うと、途端に言いたくなる

・感情を引き出す質問に答えてもらうには、質問に答える感情的な理由を用意する
 → 最も感情が動かされるのは、「質問に答えることが誰かを救う貢献」になること

・実際に質問に答えてもらうことで、見込客の「現実」が集まる
 → 自分が想像した「現実」とは違う

 ⇒ 想像で捏造しない。お客さんのことはお客さんに聞く


・「悩み・不安」「願望」の奥底には、「自分のことをわかってほしい」というただ一つの欲求がある





◆第4章 人の感情を見抜くために必要なマーケティング


・人は誰でも売られるのは嫌い。でも買うことは大好き
 → 売るのではなく、買わせてあげる

・論理はあと付け、感情が先

 → 感情が動いて「欲しい!」と思って買っている。自分の取った行動には合理性・正当性があると思いたいから、あとから理由を作る
 → まずはお客さまの感情を動かしたあとで、お客さまが買った正当性を論理的な理由で裏付けしてあげる

・ストーリーにすると自然に感情にフォーカスできる
 → 人はストーリーでしか感情を揺さぶられない

・お客さまの現状に近い内容から話し始めることで、感情が共有できる





◆第5章 「究極の理解」スキルをさらに高める習慣



・言葉に対する感度を上げるには、五感も磨く

・感情をいったん紙に書きだすと、それを外から眺める感覚になれる


⇒ まずは自分の気持ちを理解する。自分の気持ちを言葉で表現することで、言葉の感度が上がる

⇒ 感情に対する感度も上がる

⇒ 『言葉にできるは武器になる』





「女性×起業」をテーマとしたリアル&オンラインのハイブリッド型読書会「女性 × 起業 Book Cafe」が開催されました(埼玉県ときがわ町)

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埼玉県ときがわ町の起業支援施設 iofficeにて、「女性×起業」をテーマとした読書会「女性 × 起業 Book Cafe」が開催されました。(主催はときがわカンパニーさん)

(ときがわカンパニーさんの開催記録はこちら。



開催にあたって、2つのことを試みました。

一つは「女性と起業」

iofficeでは、起業相談や比企起業塾などで起業したい人の支援を行ったり、読書会をやったりしていましたが、女性に特化したものはありませんでした。

もちろん本来は女性だけの問題ではないのですが、一般的に仕事と家事・育児との両立に悩んでいる女性が多いので、子どもが保育園や小学校に通っている時間帯を狙って、開催日時を「平日」「昼間」に設定しました。



もう一つの試みは、リアルとオンラインを組み合わせた「ハイブリッド型」の読書会であること。

ここのところの新型コロナ騒動で、集まって何かやるというのが自粛ムードにあります。

それに伴って、オンラインツールの活用スキルの必要性が急速に高まっています。

そのため今回は、オンライン会議ツールの第一選択肢として有力なZoomを使用して、オンラインでの参加を募ることとしました。



参加者は、リアル5名、オンライン3名の計8人(進行役含む)での開催となりました。

うち女性が5名で、既に起業している方が3人、これから起業したいと考えている方が2人でした。

リアルの進行は私、オンラインの進行はKazuma&Ma-shiroの20代・40代コンビが務めました。




課題本には、テーマが「女性 × 起業」ということで、『マイペースで働く!女性のひとり起業』

この本を題材に、各自の考えを話し合いました。



以下、読書会の様子をまとめました。


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1 「女性と仕事」を考える

(1)仕事をする上での不安、悩み、困りごと


・お金をもらうのに気がひける
 → 友人など親しい人にお願いされて、つい通常よりも割引価格で仕事を請け負ってしまったことがある
 → そういうときに限ってうまくいかないことが多い。つい後回しになってしまい、薄っぺらい成果になってしまう
 → 通常の価格で引き受けることで、相手にとっては予算的にはきついかもしれないが、その分だけ満足感が得られるメリットがあることを伝えるようにしている


・直観で勝負
 → 自分の甘えだと思っていたが、この本に書かれた内容を読んで、男性との違いということで納得できた


・成功する人と成功しない人の違い
 → 続けた人だけが成功する。好きじゃないと続けられない
 → 最近、布ナプキンの営業をしているが、自分がやりたいのは本当にこれなのか疑問に思えてきた
 → 農業のお手伝いをしたり、鶏を飼って世話をしているが、そっちの方が楽しくなってきた


・子育てで時間に制約があることもあり、つい頑張りすぎてしまう
 → 頑張れば頑張るほど、罪悪感を覚える
 → 仕事が好きであればあるほど、自分のわがままではないかとの疑問
 → 子どもが小さい頃はとくにそうだった。うまく付き合っていくしかない


・本書では、仕事と家庭の両立が前提だが、少し前の時代は女性がキャリアを追い求めるには家庭を犠牲にするしかなかった
 → 罪悪感があった

・子どもが小さい頃から、自分で自分のことができるマネジメント力や、料理ができる男の子を育てることを考えていた



【意見交換】


・直感は大事。ただ、クライアントに説明する義務があるので、直感を理論武装できるように準備している。秘訣は、「なぜ?」を考えること

・「ミッションは変えてはいけない」と聞くが、起業に成功している友人に聞いたら、「ミッションとかビジョンは何度変えてもいい」といっていた

・奥さんから、「今の仕事に全力投球したい」といわれたら、男性はどう思うか?(男性への質問)
 → (男性A)ずっとと言われたら、難しい。自分もやりたいようにやらせてもらっているので、奥さんにもやりたいことをやらせてあげたい。できる限りのことをする
 → (男性B)お互い様。できる方がやればよいというスタンス
 → (男性C)まだ結婚していないが家事全般できるので問題なし




(2)仕事の上で大切にしていること



・同じことを繰り返すので、自分が「飽きない」こと
 → 成長やチャレンジを楽しむ
 → 仕事が好きなので、逆に自分が楽しみすぎてお客さんが置き去りにならないように気を付けている


・自分を常にベストな状態に保つこと。そうでないといい仕事ができない
 → そのうえで挑戦や失敗をどんどんしたり、社会の役に立つことを意識している


・細く長く続けること
 → 小さなことで仕事を失うのはもったいない。些細だけど大事なことには気を遣う


・今はスキルと結果にこだわりすぎないこと
 → 今まで遠回りしてきたけど、遠回りすることで得られることも多い


・楽しむことを大事にする人生にしたい
 → 今の仕事は楽しいと思えることがほとんどない


・時間に余白をつくること
 → 土日を除き、保育園が週5日あるうちの3日で仕事を終えられるスケジュールを組んでいる
 → 仕事が終わらない場合の予備日やインプットの時間として使う


・楽しむこと、自分の幸せが他の人の幸せにつながること




【意見交換】


・体調不良で仕事にいけないときどうしている?
 → 大事な仕事のときは体調管理を万全にする。そもそも体調を崩さないことを徹底。体調悪くてもそれを見せない
 → スケジュールがタイトだと体調崩しやすいので余白は大事
 → 体調管理も仕事のうち


・子どもが体調不良のときは?
 → 仕事のスケジュールにあわせて、子どもの体調管理も徹底
 → どうしてもやむをえないとき、一度だけ夫に任せたことがある。そのあとのフォローが大変だった・・・


・夫婦でなぜ半々で分担できないか?
 → (女性A)理想と現実。やろうとすると覚悟がいる。それを変えようとするか、現実的にこれだけのことをやるのにどうしたらいいかを考えるか
 → (女性B)家事も育児も、できる方がやればいいはず。妻がやると当たり前で、夫がやると「すごい」といわれるのが複雑な気持ち





2 「女性と起業」を考える



(1)「起業」のイメージ

(2)女性ならではの「起業」って?


・「女性起業家」というと総じてスケールが小さい。上場するような企業がバンバン出てもいいはず
 → 女性だから小さくていい、というある種の抑圧を感じる


・「家事と育児=女性の役割」という感覚がそもそもおかしいのでは
 → スモールビジネスでなければいけない理由は、女性だけの問題ではない


・女性が稼ぐのはなぜなのかという動機づけが、社会に認知されていない
 → 離婚や夫の逝去で、妻が家計を支えなければならなくなったらどうするか
 → いざというときに自立できる経済力を持ちたい
 → 夫と一緒に何かやっていきたいという気持ちもある


・女性の起業は小さくなりがち。でも一方で、小さいから気軽にできるので覚悟がいらない
 → 家事・育児が女性に偏りがちなのは、女性ができるから
 → 数字が苦手で、大きいことが考えられない
 → メリット、デメリット両方ある
 → 重要なのは「何のために起業するか」


・小さく始められるのはメリット。行動が起こしやすい
 → 社会と接点を増やすことで、自分の評価が得られる。自分はどんなことができて、どんなことができないか




【意見交換】


・今の大学生は一度は起業したいと思っている?
 → 起業を考えている人は少ないのではないか。自分は起業したいと思っている


・男女の起業相談で、内容の違いはあるか?
 → あくまで経験則だが、女性は「好きなこと」で起業したい人が多い。あとは、資格を活かしたビジネス
 → 男性は「稼がなきゃ」「組織や会社が嫌だ」という人が多い。こういう人に限って1回しか相談にこなかったり、いわれたことをやらない


・男女の起業相談で、アドバイスする内容に違いあるか?
 → ない。「どうやってお客さんをつくるか」がすべて


・女性は、数字や契約の内容面で弱いところはあるかもしれない

・友人が起業したから私も!というパターンも多い

・ビジネスを大きくすることにこだわっているわけではないが、起業しはじめの頃、子どもを保育園に預けられず、キャリアを同時にスタートさせた知人との比較で落差を感じた
 → 自分の後に続く人たちに、同じ思いをさせたくない





3 参加しての感想

・本だけではわからない、生の声を聴けてよかった

・Zoomはかなり使えそうなので、もっと勉強したい

・起業塾の活動報告会後のモヤモヤ期に入っていたので、いい刺激になった。自分に今できることで行動を続けたい

・起業の先輩の話を聞くいい機会いいになった。

・「罪悪感」の話は共感した

・これまで聞けなかったみんなのモヤモヤを聞くことができてよかった

・子どもの成長に連れ、悩みが変わることがわかった

・女性の本音を垣間見ることができた

・男性も自分事として考えないといけない





4 次回開催への期待

・今回はマインド系だったので、次はスキル系、実践系を学びたい

・ゼロイチ向けの本だったので、ある程度の起業経験者向けでもよい

・男女向け問わず、良いビジネス書を学びたい





◎次回への課題(個人的な反省も含め)


・声が聞き取りづらい場面があった
 → 1人1台パソコンを準備し、それぞれイヤホン&マイクを使用するとよいかもしれない

・2時間だと負担が大きい
 → 平日の午前中、90分くらいが参加しやすい

・参加者レベルに応じた選書をする必要がある
 → ターゲット設定


・話の聞き方のルール設定があいまいだった

・ワークシートを用意しておけば問いの全体像を予め把握できるため、回答の重複防止にもなり、思考の整理にも役立つ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今回の読書会では、本からの学びだけにとどまらず、いろいろな学びがありました。

リアルとオンラインそれぞれの進行、Zoomの活用方法、参加者との対話・・・なんと実りの多い読書会になったことか。

参加者の皆さまにとっても有意義な時間となれば、この上ない喜びです。

参加者の皆さま、Kazuma&Ma-shiroのお二人、ありがとうございました!

『マイペースで働く!女子のひとり起業』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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本書『マイペースで働く!女子のひとり起業』は、「女性 × 起業」をテーマにしたリアル × オンライン読書会、題して「女性 × 起業 BOOK CAFE」の課題本です。

「女性 × 起業」をテーマにするのも、リアルとオンライン(ZOOM)を組み合わせたハイブリッド型の読書会をやるのも、実はどちらも初めてという無謀な試みです。

主催者は埼玉県ときがわ町のときがわカンパニーさん。

私は本サルタントとして選書を担当させていただきました。

(ちなみに私は男性です)



時は2020年3月。

新型コロナが世間を騒がせている今、イベントが中止になったり、学校や公共施設が閉鎖になったりと、いろいろ悪い影響が取りざたされています。

でも私は、逆にオンラインツールの活用の仕方を学ぶチャンスだと思うようにしています。

今回はビデオ会議ツールとして注目を集めているZOOMを使ってみます。



とはいえ読書会は読書会。

まずは課題本の理解も大切です。

知り合いに声をかけてみたところ、


「読み切れるか自信がない」

「本を読む時間がない」



読書会の内容に関心はあるものの、このような不安の声をいただきました。



そこで、今回はこうした不安を少しでも解消するべく、「女性 × 起業 BOOK CAFE」の課題本である本書のエッセンスをまとめてみました。

女性を対象にした本とはいえ、「起業」がテーマなので、私にとっても勉強になります。

また、会社をつくってガンガン利益を伸ばしていくような大きな起業ではなく、「ひとり起業」とあるように、一人で事業を続けていけるような起業を目指していることが特徴です。




「女性 × 起業 BOOK CAFE」への参加を迷っている方がいたら、本書のポイントを理解するのにお役立ていただければ幸いです。

もちろん、本読書会に限らず、起業に関心のある女性の方にもオススメです!(そういう方のために選んだんですから)



なお、「女性 × 起業 BOOK CAFE」の詳細については、こちらのページをご覧ください。(主催者のときがわカンパニーさんのページにリンクしています)




↓ 本書の内容紹介はこちらから
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「⇒」は個人的な気づき、学び


◎本書のポイント

・3つの基本姿勢
①時間と場所を自由に調整しながら、マイペースに仕事をやっていこう
②あまりお金をかけずに、自分の仕事をつくる
③人生のそれぞれの時期を柔軟に過ごしながら、息長くお仕事を続けていく

・お金になるのは、
あなたの「経験」と「得意なこと」

・女子起業の成功の鍵は、「気楽に」はじめること

・成功の定義は、「あなた自身にとって一番大切なものを手に入れること」

・ひとり起業とは、「たったひとりで起業し、ビジネスを継続していくこと」「社長・事業主自身のスキルや知識を売る商売」

・女性が起業に向いている5つの理由
①すぐ人と親しくなれるコミュニケーション力
②生活者目線
③柔軟性
④マルチタスク能力
⑤危ない挑戦を避ける身の丈思考

・女性は、突然訪れる人生の大きな変化があり、それをきっかけに起業する人が多い

・頭で理屈っぽく考えるよりも、直感を大切にして、起業のネタや進める方法を決めるのが適している

・「女性を助ける起業」はオンナにぴったり

・一番のターゲット客は「自分」

・大切なのは、自分に合うビジネスを見つけて、長く続けること

・ひとり起業でうまくいく秘訣は、「無理をしない」こと=「身の丈」

・一番ムダなのは移動時間

・自分に一番合うスタイルを見つけることが成功の鍵

・女性の人生は、良くも悪くもパートナーや家族に左右されやすい
 → 起業も、「一生、これだけで生きていこう」なんて考えなくてもいい
 → ライフスタイルの変化に合わせ、新しい仕事にチャレンジして、何度も起業するのもあり







◆時間と場所を自由に調整しながら、マイペースに仕事をしよう


・本書の基本姿勢

①時間と場所を自由に調整しながら、マイペースに仕事をやっていこう

②あまりお金をかけずに、自分の仕事をつくる

③人生のそれぞれの時期を柔軟に過ごしながら、息長くお仕事を続けていく


・お金になるのは、
あなたの「経験」と「得意なこと」

・女子起業の成功の鍵は、「気楽に」はじめること
 → ビジネスにはいかようにも変化できる柔軟さが必要で、女性にはピッタリ


・本書のターゲット層 「起業したい女性」「起業して数年経った方」「仕事と家庭の両立に悩み始めた方」





◆PART1 自分の人生を自分でつくろう!


〇時代背景

・時代のキーワードは「両立」。何かひとつだけを選ぶのではなく、いくつも「かけもち」で生きる時代

・女性は、家事、子育て、親の介護といった家族のケアを担うことが多く、「やむをえず、仕事を辞める」人も多い



〇女性と起業

・成功の定義は、「あなた自身にとって一番大切なものを手に入れること」
 → 自分が本当に欲しいものを理解することが成功の第一歩

・ひとり起業とは、「たったひとりで起業し、ビジネスを継続していくこと」、「社長・事業主自身のスキルや知識を売る商売」

 ⇒ 一人で起業し、従業員を雇わずにそこそこ家族が食べていけるようビジネスを継続していくことを目指すのは、比企起業塾が掲げる「ミニ起業家」と共通点が多い

 ⇒ 反面、その人自身がいないとビジネスが成り立たないのはリスクでもある。いかにストック型の収益をつくるか、複数の顧客をつくるかがポイント。オンラインツールの活用も欠かせない




〇女性が起業に向いている5つの理由

①すぐ人と親しくなれるコミュニケーション力

②生活者目線

③柔軟性

④マルチタスク能力

⑤危ない挑戦を避ける身の丈思考




〇楽しい仕事と生きがいを手に入れる9つの方法

①抜本的に考え方と行動を変える

②「何をするか」は自分で決める

③迷ったら、直感に従う

④専門家、本、個別カウンセリング、セミナーの手を借りる

⑤「自分ならできる」と信じる

⑥失敗こそ、未来に役立てる

⑦周囲の人に支えられ、その支援を受け入れる

⑧「自分の本心」と深くつながる(世間体ではなく、本当はどうしたいのか?)

⑨どうしても成功したい理由を持つ


→ 「自立」と「熱中」がキラキラした女性をつくる






◆PART2 女性の強みを活かしたお仕事のはじめ方 女子の起業の鉄則


〇起業の3パターンを理解する

①チーター型
・「起業したい!」の勢い重視で突っ走る
・正社員やアルバイトとして働いていたけど、同じ分野で新しいタイプのビジネスをはじめるというようなスタイル


②カルガモ型
・家庭と両立しながら働きたいという熱意が強い
・介護、子育てといった家族のケアをしながら、同時に働く


③くじゃく型
・好きなことを中心に人生を切り開くタイプの起業家
・趣味や経験を活かして、仕事と人生をリンクさせ、「生きがい」として自分らしく活動しながらお金を稼ぐ

⇒   男女ともに最近増えているのは「くじゃく型」




〇女性の起業の特徴

・「自分が起業するんて、想像していなかった」
 → 突然訪れる人生の大きな変化があり、それをきっかけに起業する人が多い

・頭で理屈っぽく考えるよりも、直感を大切にして、起業のネタや進める方法を決めるのが適している

・「女性を助ける起業」はオンナにぴったり
 → 「自分が困ったこと」を深く掘り下げる

・最低限の生活資金は、毎月手元に入ってくる状態で、ダブルワークでゆるゆると起業するとハッピーでいられる






◆PART3 こんなお仕事はじめませんか? ひとり起業のお仕事紹介


・10人の起業事例





◆PART4 誰に、何をどうやって売りますか?


〇「何を」売るか?

・お客様は、「本当は何が欲しいのか?」をじっくり考える



〇あなたの「お客様」ってどんな人?

・一番のターゲット客は「自分」
 → 自分自身と同じ悩みや困りごとを抱えていたり、同じようなモノが好きなお客様



〇ビジネスの作り方

・安いものではなく、価値の高い、差別化された高単価のもので利益を出す

・移動時間をなるべくかけない(片道1時間以内)

・販売方法によって、販売しやすい商品群が変わる

・リピーターになってもらいやすい分野、商品、サービスを選ぶ

・入金のタイミングは早く

・人手がかからない仕組みをつくる(=システム化)
 → ひとりで回せる事業かどうかを考える






◆PART5   起業とお金のはなし


・起業する際のリスクはできる限り少なくする

・大切なのは、自分に合うビジネスを見つけて、長く続けること

・ひとり起業でうまくいく秘訣は、「無理をしない」こと=「身の丈」
 → 「見栄を張らない」
   「コストカットの意識を持つ」
   「生活費を低く抑える」






◆PART6   オンナだからこそ、時間術


・「時短」力は一生モノのスキル

・時短の4ステップ

①やらなくていい分野を捨てる

②やること(ToDo)をすべてリストアップ

③優先順位をつける

④同時進行できるものを探す


⇒ ④は通常のビジネス本では見られない。女性特有のもの?(読書会で聞いてみたい)

⇒ 別の本『年収1000万円 起業への道』(小室尚子 著)にも記載あり




〇仕事の3分類

①個性的に創造すること

②誰がやっても同じデスクワーク(=ルーティン作業)

③単なる体力作業

→ ②は他の人にやってもらう、③は減らす



〇一番ムダな時間とは

・一番ムダなのは移動時間

⇒   まったく同感!




◆PART7   困難こそチャンス! 成功を引き寄せる思考術


・自分に一番合うスタイルを見つけることが成功の鍵
 → 失敗とつまづきから探す
 → どれほどがんばっても失敗するのは、自分に合っていない証拠

・日本には、今の人間関係を続けるために自分らしさを我慢している女性が多すぎる

・あなたの人生をつくるのは、あなた
 → 家族も、友人も、近所の人も、同僚も、上司も、あなたが欲しい未来はつくれない

・「どのような未来を望むのか」を紙に書き出すことで、目指すターゲットが明確になり、行動が変わる
 → いつでも提案できるように提案書を持ち歩く

・どの分野なら勝てるのかを知り、やり続けた人だけが成功する

・女性の人生は、良くも悪くもパートナーや家族に左右されやすい
 → 起業も、「一生、これだけで生きていこう」なんて考えなくてもいい
 → ライフスタイルの変化に合わせ、新しい仕事にチャレンジして、何度も起業するのもあり



~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いかがでしたでしょうか?

「起業する」というと、必ず言われるのが「すごい!」という声。

私にすれば好きなことをやるだけなので、それ自体はすごくもなんともない。

確かに最初は収入面の不安もあるかもしれませんが、それでも望まない仕事をして神経をすり減らして病気になるよりリスクは少ないのではないかと考えています。

何より、自分の好きなことで楽しみながら、自分が助けたいと思う人に喜んでもらえて、なおかつお金までもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

これが起業の醍醐味ですよね。

時間の自由も、自分の望む人生とそれに合った働き方しだい。




とはいえ私も、まだ正式には起業をしておらず、2020年4月に起業を控えた身。

まだまだ具体的な仕事はこれからですし、学ばなければならないこともたくさんあります。




「起業」に少しでも興味のある方がいらっしゃれば、この機会に一緒に起業について学んでみませんか。


女性の起業について学ぶ読書会、「女性 × 起業 BOOK CAFE」は3月17日(火)10時〜12時に開催です。

「女性 × 起業 BOOK CAFE」の詳細、お申込みはこちら。
 





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