SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

まちづくり

シンポジウム「関係人口とつくる地域の未来」レポート(その2)

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2020年1月10日(金)に開催されたシンポジウム「関係人口とつくる地域の未来」(主催:国土交通省)の参加レポート第2弾です。

第1回はこちら



テーマが「関係人口」、そしてコミュニティデザイナーの山崎亮さんや、ソトコト編集長の指出一正さんが登壇するとあっては、もう参加するしかないでしょう!





関係人口は、めちゃくちゃ面白い!

そして、登壇者の人たちの話も面白かった!



ここでは、シンポジウムの内容を私なりにまとめて公開しています。

ボリュームが多いので、全4回の連載でお送りします。



前回は、特別講演としてコミュニティデザイナーの山崎亮さんによる「コミュニティデザインと活動人口」のレポートをご紹介しました。

第1回のレポートはこちら



2回目となる今回は、ソトコト編集長の指出一正さんによる基調講演「関係人口の新傾向」を取り上げます。






【プログラム】


(1)特別講演「コミュニティデザインと活動人口」 ← 第1回
   登壇者:山崎亮 氏(Studio-L代表、コミュニティデザイナー)


(2)基調講演①「関係人口の新傾向」 ← 第2回(今回はココ)
   登壇者:指出一正 氏(株式会社sotokoto online、ソトコト編集長)


(3)基調講演②「国交省アンケートから見る関係人口」 ← 第3回
   登壇者:小田切徳美 氏(明治大学農学部教授)


(4)パネルディスカッション「関係人口をめぐる新しい動き」 ← 第4回
   コーディネーター:小田切徳美 氏
   コメンテーター:山崎亮 氏
   パネリスト:指出一正 氏 ほか3名



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↓ レポートはここから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


◆基調講演「関係人口の新傾向」

登壇者:指出一正 氏(株式記者sotokoto online、「ソトコト」編集長)



〇関係人口を巡る動き

・マイクロフード(有楽町)
 関係案内所。ローカルなヘンタイ。みんなヘンタイ(笑)

・地域循環共生圏
 若い人たちと、地域の未来を考えるツアー。SDGsローカルツアー
 キーワードは「関係人口」

・関係人口サミット(大分県)
 今年の2月に初開催(3日間)

→ 観光では飽き足らないけど、移住までいかない、地域と関わりたい若い人が増えている

⇒ いきなり移住したいと思って地域に入ってくる人は少ない
  最初は純粋な地域への興味、憧れ
  入り口はどこでもよく、その地域に来たのはたまたま気になっただけかもしれない

⇒ いきなり移住をゴールに掲げてしまうと、ハードルをつくってしまうことになる
  移住は一つの結果であって、ゴールではない
  関係の一つの在り方




〇関係人口づくり講座

①たなコトアカデミー(和歌山県田辺市)
 ・たなべ営業室(3年目)
 ・地元新聞社が協力することで、急速に取組の認知が広がっている
  → 「あの人たちはあそこで何をしているんだろう?」という地元の人の視線は、恥ずかしくて実は結構なハードルになっている
  → 地元メディアの力で、地元に定着させて受け入れる基盤をつくることは重要
 ・受講生は自主的に青山ファーマーズマーケットでイベントなどをやっている
  → 地域に住んでいないことで、地域外の取組が生まれる


②しまコトアカデミー(島根県)
 ・8年目になり、コミュニティーは300~400人規模に成長
  → 仕事が生まれてきた
 ・自分がやりたいことと、地元が大事にしていること・ものを結びつけたところに仕事が生まれる
  → 休耕田を使った金魚養殖
  → トヨタの私有林を使った世界最高品質のドッグラン(東京ドーム370個分!)
 ・地域に住んでいる人だけで地域のことを考えていればいい時代ではない
  → 拡散して、それぞれの場所で自分の人生を楽しむ生き方



〇地域内関係人口と流域関係人口

・地域内関係人口=活動人口(山崎亮氏)
 = 地域内に住んで、その地域を盛り上げようと活動している人たち

・流域関係人口
 = 地域に住んでいなくても、その地域を盛り上げる活動をしたら、地域との関係が生まれる
 → 一つの限定された地域ではなく、「流域」の中で地域づくりをしていくこと
 → お互いが仲良くなる。「おしゃれな広域連携」の潮流が生まれている
 → 「おしゃれな広域連携」は若い人の行動と相性がとてもいい


⇒ 単なる「関係人口」ではなく、「~(地名など)関係人口」とすることでコミュニティ感が生まれるのではないか

⇒ 「関係人口」は少し硬い印象を受けるので、柔らかく感じる呼称があると実際に活動する若い人たちになじみやすいかもしれない。




〇関係人口の3つの新傾向

①関係案内所

②おしゃれな広域連携

③SDGs的




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑ ここまで



妻が『ソトコト』を定期購読じゃないけど、ほぼ定期購入しているので、私もよく『ソトコト』を読んでいます。

そのこともあって、指出さんのお話を実際に聞けるのはちょっとした感動でした。



そして、休憩時間に入ると、意外にも指出さんに挨拶に向かう人が少ない。

これは、チャンス!!

と思い、名刺交換に突撃。



「妻も私も『ソトコト』大好きで(ほぼ)定期購読してます!
 公務員してるけど、もうすぐ辞めます。
 埼玉県ときがわ町で関係案内所つくりたいんです!」



と、初対面で思いのたけを大告白(!)



すると、指出さん


「おおー、いいですね!
 ときがわ町には一度いったことがありますよ。
 関係案内所つくったら、ぜひ教えてください。」




ザ・神対応。

めちゃめちゃええお人やー

なんと優しくおおらかで、懐の広い・・・

かっちょいい。

モチベーション断然上がりました



よーし、やるどー!!



まずは残りのノートまとめなきゃ。

また次回をお楽しみに。

シンポジウム「関係人口とつくる地域の未来」レポート(その1)

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2020年1月10日(金)に開催されたシンポジウム「関係人口とつくる地域の未来」(主催:国土交通省)に参加してきました。 

テーマが「関係人口」、そしてコミュニティデザイナーの山崎亮さんや、ソトコト編集長の指出一正さんが登壇するとあっては、もう参加するしかないでしょう!




結論、




めちゃくちゃ面白かった!

関係人口はやっぱり面白い!

この人たちも面白い!




以上。




いやいやいや。(ですよね)


では、いったい何がそこまで面白かったのか?

それをここではレポートとしてご紹介していきます。

ボリュームが多いので、全4回の連載でお送りします。




【プログラム】


(1)特別講演「コミュニティデザインと活動人口」 ← 第1回(今回はココ)
   登壇者:山崎亮 氏(Studio-L代表、コミュニティデザイナー)


(2)基調講演①「関係人口の新傾向」 ← 第2回
   登壇者:指出一正 氏(株式会社sotokoto online、ソトコト編集長)


(3)基調講演②「国交省アンケートから見る関係人口」 ← 第3回
   登壇者:小田切徳美 氏(明治大学農学部教授)


(4)パネルディスカッション「関係人口をめぐる新しい動き」 ← 第4回
   コーディネーター:小田切徳美 氏
   コメンテーター:山崎亮 氏
   パネリスト:指出一正 氏 ほか3名


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↓ レポートはここから
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◆特別講演「コミュニティデザインと活動人口」

登壇者:山崎亮 氏(Studio-L代表、コミュニティデザイナー)



〇「活動人口」

「活動人口」は、関係人口という言葉ができる前に、山崎さんが使用していた言葉

・明確な定義があるわけではない。ざっくり「地域でまちづくりに関する活動をしている人たちの数」

・「まちづくりの目標は人口を増やすことか?」という疑問
 → 「道路の掃除は行政がやるもの。」そんな人たちばかり増えてしまっては困る

・まちづくりをしてくれる人の数=活動人口が増えないといけない

・人口10万人で活動人口が1000人くらいのまちと、人口1万人で活動人口が5000人いるまちのどちらに住みたいか?
 → 友達が多くつくれそうな、面白そうなまちはどちらかという視点




〇泉佐野丘陵緑地の事例(大阪府)


・もともとは建設系のデザイナーだった
 → 今はコミュニティデザイナー。ものはつくらない

・「公共施設をつくるのに、施設を使う住民の意見を聞かずに建築家が『作品』をつくるというやり方はおかしいのではないか?」という疑問
 → 住民と徹底的に話し合うコミュニティデザイナーへ

・大きな公園をつくるプロジェクトだったが、10のうち3しか整備しないこととした
 → 残りの7は住民が自らつくっていくことをコンセプトとした
 → 「永遠に完成しない公園」

・毎年30人のパークレンジャーを養成
 → 6回の講座受講後、パークレンジャーが自分たちで考えて公園を整備していく

 ⇒ 面白い!
 ⇒ 山でも同じことができるかも


・若い人は思ったより来ず、65~70歳中心
 → 30人枠に160人から応募があった
 → 作文で選考
 → 実は奥さんが勝手に応募していた人が多かったと判明(退職後、家にいられたくない)
 → 爆笑(笑)

・元は棚田だった休耕田を畑として再生、緑道を整備、ピザ窯、体験メニュー多数
 → その年のパークレンジャーが、どこをどのように整備していくかを決定する
 → 毎年、「公園ができていく」という住民の実感

・当初は10年間請け負う契約だったが、行政からの要請で10年延長

・パークレンジャーOBも自主的に活動
 → 10年前の1期生は当初より健康で筋肉隆々
 → 公園つくったら健康になった

・病気の人に薬を処方するのではなく、「活動」を処方する

・一緒になってまちづくりをする、活動人口になる
 → 地域の人たちと一緒につくるという視点
 
→ 健康で楽しく、長生きする方法
 → 単なる寿命ではなく、健康寿命が延びる
 → 活動人口が増えることが、幸せなまちをつくることにつながる

⇒ まさにこの視点はこれからのまちづくりに必要

⇒ 民生費、社会医療費の削減にもつながる

⇒ 徳島県上勝町の葉っぱビジネスにつうじるものがある

⇒ 葉っぱビジネスのようにビジネスが生まれたら、さらに地域の波及効果が増大する




〇エイジフレンドワークシティの事例(秋田県)

美術館で健康づくりに関する展覧会を開く
 → 
すでに健康づくりに興味があり、行動している人に来てもらっても仕方ない
 → いつもと同じメンバー、常連さんではなく、健康づくりに興味がない人にどうやって来てもらうかが課題

・コンセプトは「75歳以上の楽しそうに生きている人たちの生き様」
 → 29人で2240歳分のライフスタイル

・徹底したヒアリングからテーマを分類
 → 「着るもの」「食べもの」「住まい」


【着るものスタイル】
 ・娘と一緒に住んでいる人は明るい色を取り入れている
 ・独居老人は全体が暗い色になってしまう
  → それに気づくと明るい色を取り入れようと思う
 ・マネキンで再現した重ね着を1枚ずつはがす
  → 笑いが生まれる

【食べものスタイル】
 ・80歳独居老人のチャルメラの作り方の解説
  → なぜか土鍋でつくる
  → 土鍋を冷蔵庫から出す(なんで冷やしてんねん。爆笑)
  → 食材を何度も往復しながら少しずつ冷蔵庫から持ってきて下ごしらえ。動きがものすごく遅い
  → その間に土鍋のお湯が沸く(やっぱり土鍋は冷やしておかないとダメだった。爆笑)
 ・冷蔵庫の中身を再現
  → なぜか札束が出てくる(爆笑)

【住まいスタイル】
 ・人気だったのが「コックピット」=座椅子に座って、何でも手の届くところにある空間
 ・80代男性の家から、コックピットを2週間借用
  → その男性は、展示期間中、毎日コックピットにやってきた(爆笑)
  → 交流が生まれた


・展示をつくること自体が目的ではなく、エイジフレンドリーシティをつくるために人に来てもらって、仲間をつくるための仕掛け
 → 1640人の友達が生まれた
 → 12の元気のヒント
 → 一番は「20歳以上年下の友達をつくること(年の差フレンド)」

・逆にまちづくりをしたい若者は、20歳以上年上の友達をつくるといい

・展示会でつながった友達との新たな活動
 → 音楽チームのルール「当日集まった人の合計年齢が5000歳を超えないと歌わない」
 → ある日の集まりで4940歳
 → ちゃんと数えて歌わなかった(歌わないかい!歌えや。爆笑)

・「健幸(けんこう)」
 → 健康で楽しく長生きできるか

・デザインの役割
 → これまで地域活動に興味がなかった人たちを増やす、活動してもらうこと
 → これを考え、実践して生まれるのが地域づくり

・地域づくりに至るステップが、「人の意識→行動→生活→人生→地域」だとしたら、「意識」と「行動」にアプローチするのがコミュニティデザイン
 → 人を動かすこと、人をつなげること
 → 参加者同士がつながって、一緒になってやっていく
 → 自分と同じ立場の人たちが動くと、自分も変わる
 → それが変化になる

・地域の外の人たちの勇気づけもあると効果的
 → これが関係人口ともいえる
 → そのためのアイデア、具体的な地域との関係をつくる方法が地域にあるかが問われる
 → いわばチームビルディング


⇒ 多様な人が混ざるのもいいが、似たような人たちが集まると行動につながりやすい

⇒ 関係人口は、関係人口の人たちだけで完結するのではなく、具体的な地域との関わりがあってはじめて地域に変化を起こすことができるのではないか。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑ ここまで




いやー、やっぱり「関係人口」は面白いですね!

使い古されておらず、定義がかっちり固まっていないというのも議論の余地が多くて、想像も創造も膨らみます。

今回のシンポジウムは話の内容も話自体も面白くて、ノートを書く手が止まりませんでした。

気が付いたら、12ページ分にもなっていました




今回ご紹介した山崎亮さんに関しては、著書『コミュニティデザイン』『コミュニティデザインの時代』を読んでから、一度お話を聞いてみたいと考えていましたので念願叶いました。

話がめっちゃ面白い!

あれが関西系のノリなのか、どんどんブチ込んできます。

さすが「コミュニティデザイナー」。

相手の感情というか、行動を引き出すのがうまい。

30分しか時間がなかったのが残念でした。



さて、急いでノートまとめなきゃー。

また次回をお楽しみに。

埼玉県坂戸市の人口減少問題を考える ~『人口減少×デザイン』の人口減少パターン分類を使ってみたらこうなった ~


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先日紹介した上の写真の本『人口減少×デザイン』で、非常に興味深い分析がありました。

それは、全国の自治体の人口減少パターンを5つに分類するというものです。

「人口が減っている」という事実ではなく、「どうして人口が減少しているのか」の理由に注目して
、特定の地域における人口減少の要因を特定することでより適切な対策がとれるのではないか。

そう思ったわけです。



元の上司の受け売りですが、私が気に入っている言葉に


正確に問題が把握できなければ、適切な対策を講じることはできない。
対策が適切でなければ、正しい効果を生むことはできない。



というものがありますが、まさにこのロジックですね。

問題解決のためには、まず正確に問題を把握することが必要不可欠になります。




ということで、手始めに我が愛する埼玉県のうち、まずは日ごろお世話になっている坂戸市を事例に取り上げ、人口減少パターンを分類してみました。

分類に使う指標は、次の3つです。



【指標①】20~44歳女性比率
 → 若年女性が地域の人口に占める割合

【指標②】20~44歳女性既婚率

 → 若年女性の結婚している割合

【指標③】合計特殊出生率
 → その地域の女性1人あたりが生む子どもの数

(『人口減少×デザイン』より)




『人口減少×デザイン』では、【指標①】と【指標②】は2010年の国勢調査のデータを使っていますが、現在は2015年のデータが公開されていますので、最新の数字を使うことにしました。

また、本書ではおそらくはもっと細かく基準を設けているとは思いますが、分類しやすくするために、ここでは基準とする数値を以下のように設定して機械的に分類してみました。


【指標①】15.0%より高いか低いか


【指標②】55.0%より高いか低いか

【指標③】1.50より高いか低いか





結果は以下のようになりました。


〇埼玉県坂戸市の人口減少パターン



【指標①】20~44歳女性比率・・・高い 16.7%

【指標②】20~44歳女性既婚率・・・低い 52.0%

【指標③】合計特殊出生率・・・低い 1.27


→ グループC「独身女性たくさん型」






とはいうものの、【指標3】については、埼玉県内の自治体の合計特殊出生率は秩父市、戸田市、滑川町以外はすべて1.5を下回っていて、合計特殊出生率の低さは県内全体の傾向といえそうですね。

残る2つの指標にはバラツキがあるので、これら如何によって分類できそうです。




・・・気になったので、ついでに埼玉県内の市町村をすべて分類してみました。



◆埼玉県内の市町村の人口減少パターンを分類してみた



〇グループA「若者さよなら型」の自治体

【指標①】若年女性比率:低い
【指標②】既婚率:高い
【指標③】合計特殊出生率:高い

・該当する市町村
 秩父市



〇グループB「産み控え型」

【指標①】若年女性比率:高い
【指標②】既婚率:高い
【指標③】合計特殊出生率:低い

・該当する市町村
 さいたま市、川口市、志木市、和光市、新座市、八潮市、三郷市、吉川市、ふじみ野市、伊奈町、




グループC「独身女性たくさん型」

【指標①】若年女性比率:高い
【指標②】既婚率:低い
【指標③】合計特殊出生率:低い

・該当する市町村
 川越市、熊谷市、所沢市、東松山市、春日部市、狭山市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、入間市、朝霞市、桶川市、久喜市、富士見市、蓮田市、坂戸市、鶴ヶ島市、白岡市、毛呂山町、上里町、宮代町、



〇グループD「いない産まない型」

【指標①】若年女性比率:低い
【指標②】既婚率:低い
【指標③】合計特殊出生率:低い

・該当する市町村
 行田市、飯能市、加須市、本庄市、羽生市、鴻巣市、深谷市、北本市、幸手市、日高市、三芳町、越生町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、美里町、神川町、寄居町、杉戸町、松伏町




〇グループE「スローペース型

【指標①】若年女性比率:高い
【指標②】既婚率:高い
【指標③】合計特殊出生率:高い


・該当する自治体
 戸田市、滑川町


このような結果になりました。

なお、ちなみに埼玉県全体でいうとグループC「独身女性たくさん型」でした。


詳細な分析結果は以下のとおりです。



埼玉県人口減少パターン




やってみてわかったことは、


・すべての指標の数値が低い「いない産まない型」が最も多く、町村部の多くが含まれる

・「独身女性たくさん型」は2番目に多く、市部が多い

・すべての指標が高い「スローペース型」は、戸田市と滑川町の2自治体しかない

ということ。




今後は、このような市町村ごとの人口減少要因を踏まえた対策を講じることが必要になるでしょう。

とはいえ、結婚する・しない、子どもを産む・産まないの問題は、一人ひとり、または夫婦それぞれに選択権があるということが前提になりますので、押しつけや義務にすることはしてはいけません。

また、子どもを望んでいても何らかの理由で子どもを産めないということもあるでしょう。

ですので、ここで述べていることは、あくまで個人や夫婦が選択することであるという前提に立ちつつも、個人・夫婦が望んだ選択肢を地域社会や職場が受け止め、尊重し、希望を叶えられるような環境を整えるようにすることに主眼があります。




また、「スローペース型」の戸田市と滑川町は、ともに子育てや教育に力を入れている自治体であることも注目すべき点ですね。

やはり人口減少を緩やかにするためには、これらがキーワードになってくるといえそうです。




さらにいうと、日本全体が人口減少に向かっている中で、今後、劇的に人口が増加することは考えづらいでしょう。

そうなると、移住・定住政策のような人口のパイを奪い合うのでは近い将来、行きづまることは確実です。

そんな中で今、私が注目しているのは「関係人口」という概念です。

関係人口とは、「住んではいないけれど、その地域のファンとして、仲間としてその地域で活躍してくれる人たち」のことです。

ということは、人口は増やせないかもしれないけれど、関係人口は増やすことができるのです。

関係人口を増やすことは、地域の魅力を高めることにつながり、地域の活力の維持・向上に結びついていくはずです。

これを合言葉に、今後も関係人口の研究と地域での実践を続けていきます!





『人口減少×デザイン 地域と日本の大問題を、データとデザイン思考で考える。』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書のポイント


・日本の人口減少問題は、人間の一生と国や自治体の政策などの複雑な要素が絡み合って生じている。これを解決するには、問題の本質を理解することが必要
 →   人口減少問題の本質理解と解決に、デザインを役立てることができる


合計特殊出生率(女性1人が一生に産む子どもの数の平均)は1975年に既に2.0を割っている
 → 出生率が下がった影響は、約30年後にようやく人口に現れ始める



日本の人口が、出生率の高い地方圏から出生率の低い大都市圏に移動している
 →   結果として、地方にいたら生まれていたであろう子どもの数の分だけ減少していることになる


人口減少の3大要因である「①既婚率の低下」、「②夫婦あたり出生数の減少」、「③若年女性の絶対数の減少」から、人口減少パターンを5つに分類できる
 →   「若者さよなら型」「産み控え型」「独身女性たくさん型」「いない産まない型」「スローペース型」
 →   地域の人口減少パターンを把握し、適切な対策を講じる必要がある


・まちづくりの目標として人口よりも大事なことは、住民幸福度を高めること


・非地位財型幸福(お金やモノや地位で得られる地位財幸福ではない幸福の形)を測る「しあわせ風土スコア」をまちづくりのKPIとする提案
 
→ 地域住民の非地位財型幸福度の高さは、住民の地域愛を高め、地域で子どもを産み育てることを後押しする




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◆人口減少問題とデザイン


〇人口減少問題に対してデザインができること

・人口減少問題は、結婚、出産、家族、労働、住まい、経済、福祉、交通、国土計画など、人間の一生と国や自治体の政策に関する多くのことと関連している
 → これらの複雑な要素が絡み合い、1つの大きな潮流となって、人口減少に至っている
 → 人口減少の複雑な構造の本質をとらえるには、デザインが必要


・デザインで、人口減少問題の本質を理解したうえで、その対応策を企画・実行する前向きなムーブメントを、地域社会や日本全体に起こす





◆なぜ日本の人口は急減するのか



〇人口減少の3大要因

①既婚率の低下

②夫婦あたり出生数の減少

③若年女性の絶対数の減少



・合計特殊出生率(女性1人が一生に産む子どもの数の平均)は1975年に既に2.0を割っている
 ※人口を現在と同じに保つには、合計特殊出生率2.08が必要といわれている
 → 出生率が下がった影響は、約30年後にようやく人口に現れ始める



〇既婚率の低下

・日本では、欧米と比べて婚外子が少なく、子どもを産む人のほとんどが結婚している
 → 結婚する人が減ると、子どもを産む人も子どもの数も減る

・少子化傾向の5~7割は結婚行動(非婚化、晩婚化)によるものという研究もある



〇大都市への人口集中の負の影響

・人口が増加している都道府県の上位3県(東京、神奈川、埼玉)の出生率は、東京47位、神奈川43位、埼玉40位
 → 人口増加の多い都道府県では、出生率が低い地域が多い
 → 沖縄だけが例外的に、転入数が多く、出生率も高い

・転入数が少ない地域に、出生率が高い地域が多い

・日本の人口が、出生率の高い地方圏から出生率の低い大都市圏に移動している

・たとえば、2013年に東京に転入した15~29歳の女性4万人が、東京で生活をつづけるとすると、4.6万人の子どもが生まれる(東京の合計特殊出生率1.13人)
 → 出身地の地方に住み続けていたと仮定すると、5.6万人の子どもが生まれていた
 → 東京に移動したことで1万人の人口減


⇒ 面白い指摘

⇒ 出生率が低い傾向にある地域に移転してくることで、日本全体の出生率が低くなる

⇒ 流出数が多い地域は出生率が高く、流入数が多い地域は出生率が低い地域が多い






◆人口減少要因による地域分類


・人口減少の3大要因を踏まえ、「20~44歳女性比率」「20~44歳女性既婚率」「合計特殊出生率」の3つの指標から全国の自治体を分類すると、A~Eの5つのグループに大別できる



①グループA 「若者さよなら型」

・既婚率、出生率は高く、子どもを生める女性比率が低い

・全自治体の4分の1を占める最も大きなグループ

・人口5万人未満の小規模自治体、中山間・離島地域に多い

・女性比率 41.5(10.6%)
 既婚率 55.4(58.2%) 
 合計特殊出生率 58.6(1.66人)      ※各数字は偏差値、( )内は平均値

・代表例・・・新潟県糸魚川市、群馬県嬬恋村、宮崎県日南市、島根県隠岐の島町




②グループB「産み控え型」

・既婚率、女性比率は高く、出生率が低い

・全自治体の10%以下の最も小さなグループ

・人口2~30万人未満の中・大都市に多い

・女性比率 57.4(15.0%)
 既婚率 54.4(57.6%)
 合計特殊出生率 46.0(1.41人)

・代表例・・・茨城県牛久市、富山県富山市、岐阜県羽鳥市、三重県桑名市



③グループC 「独身女性たくさん型」

・女性比率は高く、既婚率と出生率が低い

・40の都道府県県庁所在都市、20政令指定都市が含まれ、大都市が多い

・女性比率 58.0(15.1%)
 既婚率 42.8(51.5%)
 合計特殊出生率 42.7(1.35%)

・代表例・・・神奈川県小田原市、兵庫県神戸市、大分県由布市、東京都立川市



④グループD   「いない産まない型」

・女性比率、既婚率、出生率がすべて低い

・5万人未満の小規模自治体に多く、中山間・離島地域が多い

・女性比率 42.2(10.8%)
 既婚率 45.3(52.8%)
 合計特殊出生率 43.2(1.36人)

・代表例・・・高知県佐川町、北海道美唄市、長野県木島平村、千葉県いすみ市



⑤グループE   「スローペース型」

・女性比率、既婚率、合計特殊出生率がすべて高い

・人口10万人以上の中・大規模自治体に多い

・人口減少がゆるやか

・女性比率 58.9(15.4%)
 既婚率 55.8(58.4%)
 合計特殊出生率 58.4(1.66人)

・代表例・・・山形県東根市、滋賀県東近江市、福井県福井市、沖縄県名護市


⇒ 地域の人口減少につながっている最大の要因は何かを分類することによって、効果的な対策をとれる可能性がある

⇒ 人口減少が女性だけの問題に押し込められてしまう危険性がある

⇒ 男性のライフスタイルとの因果関係はどうなのかという疑問が残る







◆人口減少問題へのアプローチ


〇女性中心の小さな経済をつくる

・都道府県別の女性の就業率と合計特殊出生率は相関関係がある
 → 宮崎県、佐賀県、島根県、福井県、鳥取県は合計特殊出生率が高く、20~30代の女性就業率が高い地域

・出産適齢期の女性が働く場を地域につくる
 → 女性中心の小さな経済の3つの特徴

①手作業・手仕事のクリエイティブ経済
②少生産・少消費のマイクロ経済
③つながりから生まれるコミュニティ経済


・大都市育ちの若者が地域で暮らすことは簡単ではない
 → 本人にとってやりがいのある仕事と地域に必要な仕事がうまく合わないと双方にとって不幸な結果となる


⇒ 女性が活躍できる場所は「こう」という決めつけにならないか

⇒ 活躍できる場所は一人一人違う。それを地域社会が認めて、後押しできる環境が必要なのではないか

⇒ 働きたい場所で、働きたいように働ける環境が、都市にも地域にも必要

⇒ むしろ女性の働き方は「こうあるべき」論が、寛容性の低さにつながっているのではないか



〇会社員女性をハッピーに

・女性の職業別幸福度を見ると、「自営業」「専門職」「公務員」の順に高く、「会社員・役員」、「パート・アルバイト」、「無職」は低い

・既婚女性の49.3%は、希望する子どもの数を達成できていない
 → 理由として「経済的な理由」「年齢・体力的な理由」「仕事との両立」を合わせると9割以上

・子どもを産む・産まない、何人産むかは女性、夫婦に選択権がある
 → 国や自治体にできることは選択の幅を広げること
 → 選択を狭めているのは、地域の保育環境、企業の組織風土、経済的制約、妊娠に関する知識不足など


⇒ 一人一人が希望の選択肢を選べるような環境を整えること

⇒ 一人一人の選択を受け入れること、寛容性がポイント




〇非地位財型幸福をまちづくりのKPIに

・自治体の総合計画で設定される目標指標に「人口」がある
 → もっと大事なことは、そこで暮らす住民が安心して、快適に、豊かに暮らせること、地域生活の満足度や幸福度
 → 住民の幸福度が高いまちに人は集まり、幸福度が高いまちからは離れない
 → 地域の人口減少の究極の対策は、住民幸福度を高めること

・2種類の幸せ「地位財型幸福」「非地位財型幸福」(前野隆司氏)
 → 地位財幸福とは、お金が儲かり、モノが手に入り、地位が得られることで感じる幸福

・統計データを見ると、現金給与額と既婚率には相関関係は見られない

・非地位財型幸福の4要因

①やってみよう(自己実現と成長)
②ありがとう(つながりと感謝)
③あなたらしく(独立とマイペース)
④なんとかなる(前向きと楽観)


→ この4指標から非地位財型幸福を測る「しあわせ風土スコア」

・都道府県別の女性のしあわせ風土スコアと合計特殊出生率には相関が見られる

・都道府県別の住民の地域愛着度としあわせ風土スコアにも高い相関が見られる

→ 地域住民の非地位財型幸福度の高さは、住民の地域愛を高め、地域で子どもを産み育てることを後押しする


⇒ 「しあわせ風土スコア」は面白い!

⇒ 経済指標であるGDPという唯一の数字によって「豊かさ」を測ることは限界に来ている

⇒ 資本主義から、地域経済資本、地域社会資本、地域環境資本からなる地域資本主義の側面から、地域の生活や仕事をとらえなおすことが必要ではないか(『鎌倉資本主義』)

⇒ 都市と地域をつなげて、自由に行き来できるスタイル、一人一人が生き方・働き方を選択できるのが理想

⇒ 都市と地域が、どちらかが一方的に支えるのではなく、お互いがお互いの課題を補完し合う関係が理想(『都市と地方をかきまぜる』)



 

比企地域元気アップセミナー「先人に学ぶ!ファンが生まれる体験づくり(先輩教えて編その2) ~笛木醤油・しょうゆパーク~」参加レポート

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比企地域元気アップ実行委員会主催の現地視察会に参加してきましたー。

視察先は、川島町の「笛木醤油」さん。

2019年11月に、新たに「しょうゆパーク」をオープンし、多くのお客さんが訪れているという人気スポットだそうです。




元気アップセミナーの現地視察会は今回が2回目ですが、今回は私が好きな「醤油」がテーマということなので、ピンポイントでの参加でした。

このあたりで醤油屋というと、坂戸市・日高市にある弓削田醤油さんの「醤油王国」が有名です。
(実は私も弓削田醤油の「高麗郷の丸大豆天然醸造しょうゆ」の大ファンだったりします)

でも、笛木醤油のしょうゆパークは、もっと本格的なしょうゆのテーマパークということでかなり気になっていました。



ということで、実際に行ってみた感想や現地視察会での学びをレポートとしてまとめてみました。



↓ レポートはここから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「⇒」は個人的な気づき、学び





◆笛木醤油株式会社 十二代目当主 笛木社長のお話


・笛木醤油の創業は1789年。現当主は2年前に承継

・仕事の傍ら、夜間大学に通い、MBAを取得

・原料の大豆から作っている
 → 7月種まき、10月収穫
 → 大豆収穫後に小麦種まき、梅雨前に収穫のサイクル

・木桶は3年に1個ずつつくっている
 → 杉はときがわ町産、竹は日高市のもの

・工場見学することで、「醤油がおいしくなる」
 → 理由は不明
 → 醤油が「見られている」「声を聴いている」
 → モーツァルトを聞かせている酒蔵もあるとか
 → 仕込み蔵の中で絶対に怒ったり、汚い言葉を使ったりしない

・もろみはなるべく混ぜずに、自然に発酵させる=技術
 → 混ぜれば混ぜるほど、人工的な発酵になってしまう

・職人さん自身による説明が大事
 → 熱意伝わる
 → 職人のファンになるお客さんも(ファンレターが届いた!)
 
 ⇒ 職人さんのモチベーション向上にもなる好循環が生まれる


・社長は「一番厳しいお客さん」でなければならない


・デザインは営業収入に響くが、大切なもの
 → 先輩経営者に相談し、県の補助金を使ってデザイナーに依頼

・全体で従業員が20名増えた。女性が3分の2

・オリジナル醤油づくり体験なども提供

・各地のいろんな醤油屋さんの醤油を買えるようにもしたかったが、実現せず

・聞かれればすべて答えるオープンマインド

 
 ⇒ ここには書かないが、売上額、訪問者数も教えてくれた


・奥さんがアイデアマン
 → いいと思ったことはどんどん取り入れる


・「小出しにする」
 → そうしないと飽きられる
 
 ⇒ それもあるが資金面の都合もあるのでは。スモールスタートで、小さく始めて、小さな改善を少しずつ積み上げていくと失敗したときのダメージが少なく、確実に成長できる
 ⇒ 事件があったときのリスクが大きい食品関係ならなおさら




〇しょうゆパークのコンセプト

・「学ぶ」「遊ぶ」「食べる」「買う」

・工場見学では、大手がやっている醤油のプレゼントをやめた
 → その代わりにお客さんに提供するのは、満足を超える「感動」
 → 金笛しょうゆ楽校の「教科書」を配布

・すべての目的は、すべての「醤油を買ってもらうこと」
 → 「ここでしか買えないもの」=小川町産有機栽培の在来大豆を使った醤油
 → 「売れる商品」=パウダー醤油
   川越市にある支店でのテスト販売を繰り返し、製造が追いつかないくらいの大ヒットに

・目標は年間1万人

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①「学ぶ」

・木桶の中のもろみをかきまぜる体験(全国で1社しかやっていない)
・仕込んだばかりのもろみと、発酵が進んだもろみの味比べ
・絞りたての生醤油が味わえる
・発酵熟成期間は2年間(大手メーカーは数か月)


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②「食べる」

・期待を超えたい → 軽食ではなく、メニューを充実させ、選ぶ楽しみを提供


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③「買う」
・醤油、商品を選ぶ楽しさ


④「遊ぶ」
・滞在時間を延ばしたい → フォトスポット、わんぱく広場

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〇課題・今後の展望

・駐車場が手狭

・川島町全体への波及効果
 → レンタサイクルを導入するも、利用者ゼロ
 → 川島町特産品を使った商品開発

・醤油の絞りカスの活用方法
 → 家畜の餌となるのは数パーセントで、多くは産業廃棄物になる
 → 塩分が8パーセントあり、菌も生きている状態
 → 活用することができれば、利益を拡大することができる
 → 某大学との連携による研究中





◎全体の気づき

・満足を超える「感動」を与える

・すべての事業は目的の達成のため

・駐車場の容量などを考えると、より多くのお客さんに来てもらうよりも、濃厚なファンをつくることが今後重要になるのではないか
 → 新規よりもリピーターを増やす
 → 100人の人に1回ずつ来てもらうより、1人に100回来てもらう

・醤油マイスター、醤油ソムリエのようなものがあると、学ぶモチベーションになる
 → 初級→中級→上級など段階があるとさらに濃厚なファンになる

・その他、個人的にあったらいいと思ったもの
 → 木桶グッズ(タンブラー、家庭用のうどん桶)
 → 自家製醤油仕込みセット
 → 複数種類の醤油小瓶セット

・青森県民が利きリンゴができるように、埼玉県が利き醤油ができるようになったら面白い

・埼玉県は、一部を除いて観光スポットとしては小粒な場所が多い
 → 川島町の中で考える必要はなく、どんどん連携していけばいい

・埼玉県には、海以外のもので生活に必要なものは何でもそろう
 → 「非日常」よりも、「特別な日常」感の方が埼玉のイメージに合うのでは(埼玉県産業振興公社 斎藤氏)


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↑ レポートここまで




いやー、地域には頑張っている企業がたくさんありますね!

何より笛木社長の熱量はスゴイ!!

聞いていてまさに「感動」したし、ワクワクしました。

このような会社が地域にどんどん増えればいいなと思いますし、頑張っている企業が成長するお手伝いができたらいいなと思います。

そのために自分にできることをやっていきます!




それから、現場視察会に参加された皆さんも、少しでも多く学ぼうと意欲的に質問したり、しょうゆパークの仕掛けを積極的に体験していました。

中には江の島から来られた方もいました!

やっぱりこういう前向きな学びの場ってモチベーションが上がっていいですねー。



あと、ここには詳しく書きませんでしたが、工場見学後の食事も美味しかったです。

うどん中心メニューですが、いろいろな醤油を自由に試せるようになっていて、こりゃー楽しい!

これからの取組が楽しいですね!

また来ます。




比企地域元気アップ実行委員会の皆さん、笛木社長、ありがとうございました!!



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