SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

ほっこり堂

比企クリエイターズハブ×古民家民泊ほっこり堂コラボ企画!『都会と田舎の婚約記者会見』

IMG_0969



大真面目ながらのイタズラ。

ふざけていながら大真面目。

そんな企画が私は大好きです



そんな私に「記者」として取材依頼があったのは、埼玉県比企地域に「おもしろい」を生み出す比企クリエイターズハブと、「インバウンドをほっこりさせる」を掲げる埼玉県ときがわ町の古民家民泊ほっこり堂によるコラボ企画『都会と田舎の婚約記者会見』


ほっこり堂オーナーの福島さんは現在、ときがわ町の「職人図鑑」作成のためのクラウドファンディングを実施中。

『都会の田舎の婚約記者会見』は、そのクラウドファンディングの応援企画として、「都会と田舎をつなぐ」という職人図鑑の趣旨から、「都会さんと田舎さんを結婚させちゃえばいいじゃん!」という発想が生まれ、実行に至ったものです。

比企地域を中心とする起業家たちのエネルギーが凝縮されたこの企画。

単純に面白そう

行かないわけにはまいりません




◆起業家たちの記者会見


ときがわ町で、昼の12時を告げるメロディーが鳴り終わる頃、Facebookライブの配信スタート。

妙な緊張感の中、「都会さん」と「田舎さん」の婚約記者会見が始まりました。

IMG_0956



どうせなら、バカバカしく盛り上がろう!ということで、普段の仕事でもめったにしない(笑)準正装やジャケット着用の起業家たちとその卵が集結。

入念に用意されたのは・・・

・台本と係分担

・模範質疑

・プロのカメラワークと即興による背景画づくり


などなど。



集められた記者陣には、それぞれの事業やSNSタイトルに応じたニックネームを与えられました。

「起業」、「林業」、「グラレコ」、「天気」、「キャンプ」、「幻」、「本」、「麻雀」(当日は欠席)・・・。



記者会見は、なんと主役の「都会さん」と「田舎さん」が多忙のため急遽欠席になるというハプニングで始まります。

そして、記者からのブーイングと仲人役・福島さんのフォロー、質疑応答では、サド系司会者からの村上春樹の世界のようなニックネームによる指名、ホトトギスの声、赤ん坊の奇声、奇天烈な日本語・英語をあやつるアフロなど、超現実的な光景が繰り広げられました。


IMG_0975



ふざけるところは徹底してふざける、決めるべきところはバシッと決める。

なんという行動力、決断力、適応力、そして、ノリの良さでしょうか!

真剣に、楽しんで、やりきるのです。

だから終わった後は一気に脱力して疲れる。

心地よい疲労感と達成感にしばし浸るのでした。

IMG_0982

IMG_0962



◆クラウドファンディング「職人図鑑」 ~都会の皆様へ”癒しと温もり”を 田舎満喫マニュアルで繋ぎたい~



そもそも婚約記者会見を実施するきっかけとなった「職人図鑑」とはなんなのか?

クラウドファンディングでそれを実施することにより、どんなことを成し遂げようとしているのか?

質疑応答では、職人図鑑と今回のクラウドファンディングに込められた福島さんの想いを聞いてみました。



〇「職人図鑑」とは?

・ときがわ町は、都会から90分で来られる「ものすごい田舎」
・田舎を満喫できる人との出会いを仲介したい
・人を軸とした、移住ガイド、移住マニュアル
・2019年末に日本語版(一般は非売品。冊子は図鑑掲載者のみ。クラウドファンディング支援者にはPDF版を配布)
・2020年3月には、英語、フランス語版をキンドルで販売予定
・もともとモーレツサラリーマンで消耗していた自分が、田舎に飛び込んだ2、3年前にこんなものがあればという想いから


〇モデルは「船橋人物図鑑」

・まちに住んでいる人も、移住者も、まちに住んでいる面白い人を知ることができる
・ライター経験を生かして、ときがわ町らしさを付け加えて、移住者への移住ガイドブック的な形を目指したい


〇ときがわ町にはどんな「職人」がいるのか?

・いわゆる手仕事だけでなく、ときがわ町には「職人魂」を持った人がたくさんいる。主婦や学生、公務員も
・ときがわ町への愛にあふれている人を取り上げたい
・外の人から見て、こんな人がいたらいいと思えるような人、安心感を与えられるような人
・まずは30人+企業数社を掲載予定


〇どんな国の人へ?
・ときがわ町には派手な遊び場はない
・アクセスもあまり良くない。来るまでに「困難」がある →余暇活動の中・上級者向け
・ほっこり堂の宿泊客は、ヨーロッパ系が多く、特にフランス、ドイツの方から評判がいい


〇都会の良さ、田舎の良さ
・田舎の良さは、マイペースなところ。自由な時間がたくさんあるようで実はすごく忙しい。でもせかされないのが田舎
・都会は刺激。刺激がなくても飽きてしまう


〇「田舎」といいすぎて怒られないか?

・自分は「田舎」を誉め言葉だと思って、愛を持ってときがわ町を「超田舎」と呼んでいる。「移住」という言葉も
・面と向かって怒られない限りは、むしろ積極的に使いたい



まさに「ときがわ愛」あふれる会見となりました。

質疑応答では、福島さん自身に関するまさかのサプライズ発言も飛び出しましたよ(詳しくは近々公開予定のYoutube動画にて)



ちなみに、福島さんの職人図鑑を応援するクラウドファンディングの支援募集は、2019年7月30日まで。

支援メニューは、1000円から15万円で、支援額に応じて、図鑑のPDFデータや図鑑に掲載された職人さんとの交流会、あなたのまちの職人図鑑づくり支援などが返礼品として用意されています。

趣旨に賛同いただける方は、ぜひ以下のページからご支援をよろしくお願いします。

都会の皆様へ”癒しと温もり”を 田舎満喫マニュアルで繋ぎたい

先輩起業家に学ぶ「ダウンシフト」 ~民泊「ほっこり堂」オーナーに聞いてみた~

IMG_9184


「ときがわカンパニー通信特別版」夏号の企画のため、ときがわ町にある民泊「ほっこり堂」を訪問しました。

なんだかんだで週1回は訪れている気がする埼玉県ときがわ町の山の奥へ(といっても家から1時間ほど)。



ほっこり堂は、以前の持ち主から譲り受けた古民家をそのまま利用したもの。

なかなか趣があります。

コンセプトは「インバウンドをほっこりさせる」。

なにもない」ことがウリというほっこり堂。

そこにはオーナーの確かな「想い」がありました。




ほっこり堂オーナーは、比企起業塾2期生のメンバーの福島さん。

医療系を専門としたライティングやチラシ、ホームページ制作などを強みにしつつ、インバウンド需要を取り込む民泊施設の運営を手がける先輩起業家です。

そして年間の読書量もすごい!

その数なんと年に約600冊

ほっこり堂内には、礒井さんが提唱する「まちライブラリー」も設置されていました。



今回は、「本屋ときがわ町プロジェクト」の一環としての「ときがわカンパニー通信特別版」の企画ですので、まちライブラリーや本のことと、これからの起業を目指す者としては以前から気になっていた「ダウンシフト」のことに注目して取り上げてみました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆本のこと

まちライブラリーとは、メッセージを付けた本を持ち寄り、まちのあちこちに小さな図書館をつくり、人と出会おうとする活動で、礒井純充さんが提唱したもの(礒井さんの著書『まちライブラリー』のまとめ記事はこちら。)

・ほっこり堂では、「人生のOS」「コミュニケーション」「生を見つめる」「農業・自然」「地域・田舎・移住」といった独自のジャンル分けをしていて、目を引く

・特に、「『ぷくりま』今の関心」コーナーは、自分にとっては「積読」、他者にとっても会話の糸口になる話題を投げかけているようで面白い!

・国立国会図書館を愛用。電源付きの机のある閲覧室で、読書や仕事で1日過ごす

・本を選ぶ際は、ある分野に対する自分の立ち位置と本の「論理思考レベル」(専門度、わかりやすさ)を考えて読む

・ときがわ町の図書館に「読書通帳」を導入したい(40~50万円ほどで可能とのこと)


⇒ 私も本好きですが、実はこれまで国立国会図書館を利用する機会がありませんでしたので、とても羨ましいです。
今度行ってみようと思います。
国立国会図書館の話題から、「いつか本は出してみたい」ということも聞かれました。
確かに、本を出すことの魅力の一つに、「国立国会図書館に収められる」ということがありますものね。
本好きにとっては、究極の目標かもしれません。

「読書通帳」も気になるところ。
クラウドファンディングでもできそうですが・・・。

IMG_9170

IMG_9175

IMG_9172




◆「ダウンシフト」

・高坂勝さんの『減速して自由に生きる』から

・単純に仕事量・時間を減らすということではない
→ 「自分がコントロールできない時間を減らすこと」に本義がある

・自分がやりたいことで忙しくなるのはOK


⇒ 先日、ときがわカンパニーの関根に、ランチェスター戦略でいう「長時間労働」について疑問に思ったことを聞いたとき、組織に勤める場合の長時間労働と、起業家の長時間労働は異なるという答えをいただきました。
その違いは、「働く時間を自分で決められる」ということ。

そのこととダウンシフトにおける「自分がコントロールできない時間を減らす」ということと考え合わせると、起業家であることのメリットがよく見えると思いました。



◆お宿のこと

・自分広報誌である「ぷくりま通信」から「ほっこり堂通信」へのシフト検討中

・ほっこり堂内にカフェ設置に向けて準備中
→ 民泊のお客さんだけでなく、地域の人が気軽に立ち寄れる場所をつくりたい

・星空観測用のデッキや2階からのすべり台設置のため、クラウドファンディングの準備中


⇒ たまたま宿泊されていたお客さんとお話することができました。
「おばあちゃん家」のような環境を求めて来たそうで、「絶対リピーターになる!」とおっしゃっていました!
こうした会話が自然に生まれる、というかこうした会話を自然にできるお客さんが集まるほっこり堂の魅力が感じられた出来事でした。

IMG_9193

IMG_9161

IMG_9222

IMG_9226

IMG_9205


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


コミュニティデザインの活動をしながら実は「シャイ」という福島さん。(確かに笑)

ですが、何を聞いても自分の中にある考えを具体的に「言語化」できるところがすごいと感じます。

そして、自分が無理してリアルでしゃべらなくても、チラシや掲示板などの媒体を使って、その場にコミュニケーションが生まれる仕掛けを上手にされていて、実際にそうなっているというのを目の当たりにしました。



まちライブラリーのこと、本のこと、ダウンシフトのこと、お宿のこれからのこと、すごく実のある取材となりました!

福島さん、ありがとうございました!!
ギャラリー
  • 本を(厚さ)1キロメートル読む! 〜積読生活は永遠に(52週目) 〜
  • 本を(厚さ)1キロメートル読む! 〜積読生活は永遠に(52週目) 〜
  • 本を(厚さ)1キロメートル読む! 〜真・積読生活(51週目) 〜
  • 『エッセンシャル思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~
  • 本を(厚さ)1キロメートル読む! 〜真・積読生活(50週目) 〜
  • 『最速で10倍の結果を出す他力思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~
  • 『人は感情でモノを買う』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~
  • 本を(厚さ)1キロメートル読む! 〜真・積読生活(49週目) 〜
  • 第19回夫婦コミットメント倶楽部を開催しました(3/7~3/20)