ふざけていながら大真面目。
そんな企画が私は大好きです
そんな私に「記者」として取材依頼があったのは、埼玉県比企地域に「おもしろい」を生み出す比企クリエイターズハブと、「インバウンドをほっこりさせる」を掲げる埼玉県ときがわ町の古民家民泊ほっこり堂によるコラボ企画『都会と田舎の婚約記者会見』。
ほっこり堂オーナーの福島さんは現在、ときがわ町の「職人図鑑」作成のためのクラウドファンディングを実施中。
『都会の田舎の婚約記者会見』は、そのクラウドファンディングの応援企画として、「都会と田舎をつなぐ」という職人図鑑の趣旨から、「都会さんと田舎さんを結婚させちゃえばいいじゃん!」という発想が生まれ、実行に至ったものです。
比企地域を中心とする起業家たちのエネルギーが凝縮されたこの企画。
単純に面白そう
行かないわけにはまいりません
◆起業家たちの記者会見
ときがわ町で、昼の12時を告げるメロディーが鳴り終わる頃、Facebookライブの配信スタート。
妙な緊張感の中、「都会さん」と「田舎さん」の婚約記者会見が始まりました。
どうせなら、バカバカしく盛り上がろう!ということで、普段の仕事でもめったにしない(笑)準正装やジャケット着用の起業家たちとその卵が集結。
入念に用意されたのは・・・
・台本と係分担
・模範質疑
・プロのカメラワークと即興による背景画づくり
などなど。
集められた記者陣には、それぞれの事業やSNSタイトルに応じたニックネームを与えられました。
「起業」、「林業」、「グラレコ」、「天気」、「キャンプ」、「幻」、「本」、「麻雀」(当日は欠席)・・・。
記者会見は、なんと主役の「都会さん」と「田舎さん」が多忙のため急遽欠席になるというハプニングで始まります。
そして、記者からのブーイングと仲人役・福島さんのフォロー、質疑応答では、サド系司会者からの村上春樹の世界のようなニックネームによる指名、ホトトギスの声、赤ん坊の奇声、奇天烈な日本語・英語をあやつるアフロなど、超現実的な光景が繰り広げられました。
ふざけるところは徹底してふざける、決めるべきところはバシッと決める。
なんという行動力、決断力、適応力、そして、ノリの良さでしょうか!
真剣に、楽しんで、やりきるのです。
だから終わった後は一気に脱力して疲れる。
心地よい疲労感と達成感にしばし浸るのでした。
◆クラウドファンディング「職人図鑑」 ~都会の皆様へ”癒しと温もり”を 田舎満喫マニュアルで繋ぎたい~
そもそも婚約記者会見を実施するきっかけとなった「職人図鑑」とはなんなのか?
クラウドファンディングでそれを実施することにより、どんなことを成し遂げようとしているのか?
質疑応答では、職人図鑑と今回のクラウドファンディングに込められた福島さんの想いを聞いてみました。
〇「職人図鑑」とは?
・ときがわ町は、都会から90分で来られる「ものすごい田舎」
・田舎を満喫できる人との出会いを仲介したい
・人を軸とした、移住ガイド、移住マニュアル
・2019年末に日本語版(一般は非売品。冊子は図鑑掲載者のみ。クラウドファンディング支援者にはPDF版を配布)
・2020年3月には、英語、フランス語版をキンドルで販売予定
・もともとモーレツサラリーマンで消耗していた自分が、田舎に飛び込んだ2、3年前にこんなものがあればという想いから
〇モデルは「船橋人物図鑑」
・まちに住んでいる人も、移住者も、まちに住んでいる面白い人を知ることができる
・ライター経験を生かして、ときがわ町らしさを付け加えて、移住者への移住ガイドブック的な形を目指したい
〇ときがわ町にはどんな「職人」がいるのか?
・いわゆる手仕事だけでなく、ときがわ町には「職人魂」を持った人がたくさんいる。主婦や学生、公務員も
・ときがわ町への愛にあふれている人を取り上げたい
・外の人から見て、こんな人がいたらいいと思えるような人、安心感を与えられるような人
・まずは30人+企業数社を掲載予定
〇どんな国の人へ?
・ときがわ町には派手な遊び場はない
・アクセスもあまり良くない。来るまでに「困難」がある →余暇活動の中・上級者向け
・ほっこり堂の宿泊客は、ヨーロッパ系が多く、特にフランス、ドイツの方から評判がいい
〇都会の良さ、田舎の良さ
・田舎の良さは、マイペースなところ。自由な時間がたくさんあるようで実はすごく忙しい。でもせかされないのが田舎
・都会は刺激。刺激がなくても飽きてしまう
〇「田舎」といいすぎて怒られないか?
・自分は「田舎」を誉め言葉だと思って、愛を持ってときがわ町を「超田舎」と呼んでいる。「移住」という言葉も
・面と向かって怒られない限りは、むしろ積極的に使いたい
まさに「ときがわ愛」あふれる会見となりました。
質疑応答では、福島さん自身に関するまさかのサプライズ発言も飛び出しましたよ(詳しくは近々公開予定のYoutube動画にて)
ちなみに、福島さんの職人図鑑を応援するクラウドファンディングの支援募集は、2019年7月30日まで。
支援メニューは、1000円から15万円で、支援額に応じて、図鑑のPDFデータや図鑑に掲載された職人さんとの交流会、あなたのまちの職人図鑑づくり支援などが返礼品として用意されています。
趣旨に賛同いただける方は、ぜひ以下のページからご支援をよろしくお願いします。
都会の皆様へ”癒しと温もり”を 田舎満喫マニュアルで繋ぎたい