【自分にはアイデアがないと思い込んでいる方にオススメ】
本書のページを開くと、2つの言葉が目に飛び込んできます。
あなたはすでに「アイデアパーソン」です
すべてのアイデアは、あなた自身から出てきます
この本は、あなた自身の中にあるアイデアに気づくための方法を教えてくれます。
内容自体はすごくシンプルですが、普段何気なく「アイデア」と呼んでいるものやそれを考えるプロセスを明確化してくれています。
これらを意識すれば、意識的にアイデアをより効率的につくり出し、よりよい企画や事業につなげていくことができるでしょう。
それではさっそく内容を見ていきます。
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◆アイデアとは
・結論ではない
・選ぶための選択肢
・企画のプロセスは、「アイデア(選択肢)を出す」、「よいアイデアだけを選ぶ」、「選んだアイデアを企画に整える」の3つの時間に分けられる
・アイデアという選択肢をたくさん出すこと(=わがまま)
→ 選んだアイデアを企画として整える(=思いやり)
・わがままとは、私利私欲に走ることではなく、自分の気持ちや理想に素直になること
・「わがまま→思いやり」が逆になると、「この予算で何ができるか?」「単価〇〇円でできることはない」というところからスタートしてしまい、面白くない提案になる
・アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない(ジェームズ・ウェブ・ヤング『アイデアのつくり方』)
→ 既存の要素をどこかから集めてくる、集めてきた素材を組み合わせる。それだけ
◆アイデアの源泉となる「既存の要素」
①直接体験
・生活そのもの。日常型の直接体験と非日常型の直接体験(旅など)に分けられる
②間接体験
・時間と空間を軽々と超えられるのがメリット
・自分以外の視点から物事を見られる
③知識
・感動や感情の入れ込みがない単純な情報
④まだ知らないこと
・知らないことは使えない
・知らなかったことを知ることは新たなアイデアの源泉となる
◆既存の要素を活性化する=体験と知識を自分ごと化する
・「たぐる」とは、体験と知識を自分ごとにすること
→ 4つの作業に分類できる
①知らなかったことに・偶然に「ぶつかる」
・「へえ」と思い、感性にひっかかったものを拾い上げる
⇒ メモしたり、調べたりして、使えるネタに昇華させる
②知っていることを・偶然に「思い出す」
・何らかのきっかけで、自分が忘れていたことを思い出す
・意識して思い出そうとする
⇒ 思い出すと記憶に定着していく
③知らなかったことに・意図的に「押さえる」
・興味・関心のあることを調べる(下調べ)
・問題点を明らかにするために、全体像を押さえる
⇒ この段階では間接経験にすぎないことに注意
④知っていることを・意図的に「ほる」
・深く知りたいことを掘り下げる、踏み込む
・専門家に至る道
・直接体験でさらに深まる
⇒ 「たぐる」は、これらの4つの作業を通じて、既存の要素を自分に取り込むプロセス(自分ごと、ネタ、アイデアの源泉)
⇒ 「既存の要素→ アイデア→ 企画」の順に少なくなっていく
少ない既存の要素からは相応の数のアイデアしか生まれず、企画の数も限られることになる
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企画というのは、「わがまま→思いやり」の手順で生み出されるという独特の表現は面白いですね!
独特ですが、言い得て妙です。
逆にすると、「この予算だとこのくらいしかできないし・・・」というところから始まり、無難なアイデアしか湧いてこないし、面白い企画も出てこないということがよく分かります。
アイデアはわがままでいいんだ、と勇気をもらえますね。
まずは自分に素直なところから、思いついたことをアイデアとして出してみる。
なるべく多く出してみる。
多く出すことで、自然と自分の中のリソースをフルに使うことになり、深いアイデアが生まれるんだと思います。
以前に紹介した本の中に、「アイデアは100個以上出す」というものがありました。(『起業のバイブル』)
そのことによって、自分の潜在意識の中にある鉱脈を探り当てることができるといいます。
また、先日参加した「ビズラボ(異業種連携による新事業開発の手法)」に関するセミナーでは、「NOといわない」「無責任に発言する」がコツであるというお話がありました。
このことも多くアイデアを出して、その中から選りすぐったものを企画化していくというプロセスに共通する発想だと思います。
私も自称「アイデアパーソン」ですので(笑)、本書を糧にして、これからもどんどんアイデアを出していきたいと思います!
ありがとうございます。










