独断と偏見で選ぶ『まちづりSELECTION NEWS』の第6回です。
今回は、『自遊人』(2019年2月号)の特集「未来を変えるソーシャルデザイン」から、「MORIUMIUS(モリウミアス)」(宮城県石巻市)の事例をご紹介します。
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サスティナビリティに基づいた雄勝の自然と共生する体験を子どもたちに
〇MORIUMIUS モリウミアス(宮城県石巻市 油井元太郎さん)
・東日本大震災後に、廃校舎をリノベーションした教育施設
・「モリ(森)」と「ウミ(海)」からサスティナブルな生き方を、地域の「アス(明日)」を学び考える
・バーチャルな「キッザニア」から、リアルな「モリウミアス」へ
〇ここがすごい!
・震災ボランティア(=地元の子ども相手の活動)から、外から人を呼ぶ活動(=地域外の子ども相手の活動)へ
・地域の子どもたちがもっと明るい未来を描けるようなまちを目指す
・地方にしかできない、自然と共生する感覚を身につける教育活動 ⇒ 地域の未来につながる活動
・「先の見えない未来を一緒につくる」 ⇒ 「共感」による支援の輪。「借入れゼロ」(土砂出しボランティア、12か月連続で12のプロジェクトでクラウドファンディング)
・「人が人を連れて来る」、関わる人が「自分ごと」として考えられる場づくり
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記事の最後には、日本の「レッジョ・エミリア」(イタリア)を目指すということが書かれていました。
レッジョ・エミリアとは、イタリアの地方都市で、いまや幼児教育のメッカとなっている町です。
元々アート盛んだった町で、第2次世界大戦で焼け野原になってしまったのを、地元のお母さんたちがレンガ造りの保育園を建て、アート教育で徹底的に子どもたちの感性を磨く教育を始めたんだそうです。
その結果、幼児教育の現場では知らない人はいないくらい、世界的に名をはせることになりました。
毎年、世界中から何万人も教員研修を受け入れほどで、幼児教育が観光資源になっているとのことでした。
油井さんは、雄勝をこのレッジョ・エミリアのように、モリウミアスが拠点となり、自然環境と教育環境のそろった雄勝で教員研修や都会の子どもたちを受け入れていきたいとの将来像を語っています。
そのことで都会からの交流人口、ひいては移住人口が増え、地域のサスティナビリティにつながるということですね。
多くの人を巻き込みながら、地域社会の課題を解決していく、まさに「ソーシャルデザイン」にふさわしい取り組み事例ですね。
![自遊人(じゆうじん) 2019年 02 月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/519MpmHqEeL._SL160_.jpg)









