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私は、現在、公務員として働いていますが、今年4月に起業を予定しています。

そんなわけで、趣味と実益を兼ねて、起業やビジネスに関する本を読み漁っているわけですが、具体的なノウハウというより注目すべきはマインドセットだということに最近気づきました。



正直、具体的なノウハウについては、目指すビジネスの形やいくらくらいの年商を目指すのかでまったく違います。

そのため、「これが参考になるかも!」と読んでみても、自分が目指すビジネスにはあまり関係のないものだったりすることもしばしば。



でも、マインドセットに関していうと、確かに表現はさまざまですが、けっこう言っていることが似ているということに気付きます。

成功するための考え方、失敗や困難にぶつかったときの考え方など、分野の違いに関係のない、起業やビジネスのために必要なマインドセットが隠されているのです。

逆にマインドセットに触れられていないノウハウ本は、あまり役に立たなかったりします。

情報が既に古かったり、内容が浅かったりするので、こういう本を読むくらいならぶっちゃけネットで調べた方が早いし確実ですね。



もちろんマインドセットに触れられている本でも、中には著者ごとに相反することが述べられていることもあって「どっちやねん!」と思いたくなることもあるのですが、読み比べてみるとそれにもいくつかの指向性というか、類型のようなものがあるような気がするのです。

そんなものもいずれは指向性ごとにマッピングしてみたいなーと思いつつも、本日も本のご紹介です。



今日ご紹介するのは、『会社で働きながら6カ月で起業する 1万人を教えてわかった成功の黄金ルール』

自分の置かれた状況に近いということで、気になって読んでみました。

「6カ月か・・・。3か月遅かった」などという気もしましたが、あまり期間は関係ないかなと。

結局は、与えられた時間の中で何をするのかの方が大事です。

それに起業はあくまでゴールではなく、スタートにすぎません。



本書で一番印象に残ったのは、「完璧主義は起業の最大の敵!」というフレーズ。

ドキッとしますねー笑。

それから「想いを行動に変えていく」

想っているだけでは想いは伝わりませんので、いかに行動して、どれだけ小さくても改善をいかに多く積み重ねていけるかということです。

ビジネスを継続していく・成長していくためのマインドセットやステップバイステップで考えることなどを学べました。



千里の道も一歩から。

今できることを、1つずつやりながら、確実に日々成長していきます!



↓ 本の内容紹介はここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び



◎本書のポイント 

・会社に勤めながら、自分のやりたいこと、好きなことをして、起業準備を進めるには、「知」「人」「金」の3つのチカラをバランスよく身に付ける

・完璧主義は起業の最大の敵
 → 「100点」は必要ない。20点習得したら、まずやってみる

・「想い」を「行動」に変える練習をする。想っているだけでは伝わらない。行動してはじめて想いは伝わる

・結果にこだわりすぎず、やってみてうまくいってもいかなくても、小さな改善を積み重ねる

・「まずは勉強」ではなく、いまの自分が持っているものでやってみる。そのうえでわかった自分に足りないもの、今後やるべきこと、投資するべきものにお金を時間を使う

・あきらめずにチャレンジを続けるには、「1日も早くお金を稼ぐ」。買ってくれたお客さんに話を聞く

・フロントエンド商品は、お客様のファーストコンタクトを生み出し、バックエンド商品につなぐための戦略商品。情報発信→フロントエンド商品→バックエンド商品までの流れを考える

・値決めは経営

・何のために起業したのかを忘れない






◆起業に必要な3つのチカラ「知」「人」「金」


・会社に勤めながら、自分のやりたいこと、好きなことをして、起業準備を進めるには、「知」「人」「金」の3つのチカラをバランスよく身に付ける



〇「知」のチカラ

・最低限必要なのは「ビジネスの専門知識」「顧客獲得のための知識」


【ビジネスの専門知識】
・完璧主義は起業の最大の敵
 → 「100点」は必要ない。20点習得したら、まずやってみる

⇒ 思い切り小さなトライ・アンド・ラーンを積み重ねる。1日1回やると1年で365回改善できる



【顧客獲得のための知識】
・専門知識の習得に力を注ぎすぎたり、最高のサービスをつくることにこだわりすぎるよりも、お客様に知ってもらうこと、売上を生み出すための仕組みのつくり方を知る


【経営のための知識】
・ビジネス上の数字、リスクの管理、方針や目標の管理、モチベーションや自己管理など、いろいろなものを管理するための知識



〇「人」のチカラ

・「人」は自分を支え、引き上げてくれる存在

・「話を聞いてくれる人」「自分を受け止めてくれる人」「応援してくれる人」



〇「金」のチカラ

・「生活のための資金」「投資資金」「ビジネス構築後の運転資金」





◆1か月目 「起業マインド・トレーニング」


・思い立ったら、とにかく行動!
 → 「想い」を「行動」に変える練習をする

⇒ 想っているだけでは伝わらない。行動にしてはじめて思いは伝わる



・100点を目指さない。まずは20点でOK
 
⇒ 完璧主義は起業の最大の敵!




・結果にこだわりすぎない
 → うまくいかなくても、うまくいくまで修正していけばいい



25点を目指すためのステップ】

・「付き合う人を選ぶ」
 → 成功を阻むドリームキラーから距離を置く

・「好きな人」「苦手な人」を知る
 → 身近な好きな人たちの名前を書き出して、その人たちが好きな理由、その人たちの共通点、その人たちと自分の共通点を考える
 
 ⇒ 「付き合いたい客」「付き合いたくない客」を判断する指標になる



・「まずは勉強」という終わりなき出費を見直す
 → いまの自分が持っているものでやってみる
 → 自分に足りないもの、今後やるべきこと、投資するべきものが明確になる





◆2か月目 「アイデア出し&商品づくり」


・あきらめずにチャレンジを続けるには、「1日も早くお金を稼ぐ」
 → まず1円を稼ぐ経験をする
 → モチベーションになる

⇒ どれだけのことをすればお金を得られるか、どんなお客さんに売れるか、それでいくらもらえるかがわかる



【50点を目指すためのステップ】

・ウォンツに、自分のやりたいこと・できることを寄せる
 → 「お金」「仕事」「恋愛」「健康」は人の悩みの代表格
 → これらの変化おける「痛みからの逃避」と「快楽の追求」がウォンツ
 → ウォンツをサポートすることにビジネスチャンスがある

・「理想の顧客」1人をイメージできるまで絞り込む
 
 ⇒ ある程度のお客さんのイメージを持ったら、とにかくやってみた方が早い
 ⇒ 仕事をもらってみると、付き合いたい客かそうでないかがわかる
 ⇒ ここでも完璧を目指しすぎると何も進まない
 ⇒ 「付き合いたい客」だと思ったら、その人を知る・悩みを聞く



・特徴のないものは売れない
 
 ⇒ 「自分」も差別化要因になる
 ⇒ 自分の個性を、商品・サービスの特徴の一つに加えていくと「オリジナル」になる






◆3~4カ月目 「マーケティング力を鍛える」


・「商品力×発信力×信用力」を高める
 → 商品のつくり込み=商品力アップ
 → 集客活動=発信力アップ
 → ブランディング=信用力アップ



【75点まで高めるためのステップ】


・お客様には「3ステップ+1」でアプローチする

ステップ0:自己開示をし、理想の顧客にとって貴重な情報を提供する
ステップ1:ネットで紹介や商品・サービスを知ってもらう
ステップ2:商品・サービスを定額や無料で試してもらう(フロントエンド商品)
ステップ3:利益の出せる価格で商品・サービスを買ってもらう(バックエンド商品)



〇フロントエンドの商品力を高める

・フロントエンド商品への集客が安定していることが重要

・とりあえず手に入れておきたいと思わせる魅力とアイキャッチを備える

・フロントエンド商品は、あなたとお客様のファーストコンタクトを生み出し、バックエンド商品につなぐための戦略商品
 → どのような戦略でフロントエンドからバックエンドの流れをつくるかを考える

・値決めは経営
 → 価格戦略は経営戦略そのもの

 ⇒ 単価×集客数×成約率





◆5~6カ月 「販売力と信用力を高める」



・2つの信用力「市場に対する信用力」「取引先やビジネスパートナーに向けての信用力」

・市場に対する信用力を得る
 ①マスメディアに取り上げられる
 ②商業出版
 ③プレスリリース

・取引先やビジネスパートナーに向けての信用力を得る
 ①お金を早く支払う
 ②法人成り
 → 独立すると無条件に社会的信用を失う
 → 取引先やビジネスパートナーから信頼を得ることが、社会的信用を回復する第一歩



【100点まで高めるためのステップ】

・発信を習慣化するためには「即反応を得る」こと
 → そのために、あなた自身が、人の発信に即反応してあげる
 
 ⇒ メールなどの返信、仕事の納期よりも早い提供も信頼を得ることにつながる
 ⇒ 行動を早く起こすことを習慣化する


・何のために起業したのかを意識する

 → 大切な家族、恋人、仲間を幸せにすることを忘れない
 
 ⇒ 家族、恋人、仲間だけではなく、自分もより幸せになれなければ意味がない

 ⇒ やりたくない仕事をやらされるのでは意味がない
 ⇒ 家族との時間が減ってしまっては意味がない