【起業を志す方にオススメ】
『月刊事業構想』2019年7月号では、まちづくりや起業に関して、私が興味深いと思った記事が3つありました。
①ミレニアル世代が社会を変える
ミレニアル世代(1980年代半ばから2003年の間に生まれ、2000年代に成人または社会人になる世代)の官僚や弁護士、スタートアップ企業の経営者・技術者などが協働し、イノベーションを社会と接続することを目指す「一般社団法人Public Meets Innovation」についての記事
②失敗は「必然」寛容度こそが大切
アメリカ・マサチューセッツ州にある起業教育の名門バブソン大学に勤める日本人准教授 山川恭弘氏のインタビュー記事
③次の時代の「成長の芽」をつくる
和歌山県知事 仁坂吉伸氏のインタビュー記事
前回は、二つ目の記事「失敗は『必然』寛容度こそが大切」について取り上げ、ご紹介しました。
(前回記事はこちら。)
今回は、三つ目の記事「次の時代の『成長の芽』をつくる」について取り上げます。
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◆和歌山県が提案する新たな働き方「ワーケーション(Workation)」
・和歌山県は、ICTをはじめとする日本企業の立地戦略における事業拠点に選ばれている。
・東京から1時間というロケーション
→ 素晴らしいビジネス環境と生活環境が整っている
・ワーケーション(Workation)=Work(仕事)とVacation(休暇)の合成語
→ リモートワークを活用し、リゾート地などの環境の良い場所に短中期的に滞在して、休暇や研修を兼ねて仕事をする
・休暇の合間に会議などの仕事の予定が入っていると、連続した長い休暇がとれなかったが、リモートワークが普及したことにより、休暇中でも会議などの時間だけオンラインで会議に参加するということが可能になった
・和歌山県は、通信インフラの整備によって、こうしたリモートワークが可能となる受け皿を戦略的に整えている
・その結果、同県白浜町にある県のITビジネスオフィスは満室状態。世界的なICT企業をはじめ、10社の誘致を実現
⇒ ワーケーションについては、既にJALが実施しているほか、2019年4月に働き方改革関連法が順次実施されるの
このことを踏まえて、JTBとスノーピークが法人向けソリューションとして「CAMPING OFFICE HAWAII(キャンピング・オフィス・ハワイ)」をサービス開始
→ ハワイにあるJTBの提携ホテルやレストラン、レジャー施設などにおいて、スノーピークのフィールドギアや研修プログラムを活用した「オフサイトミーティング」の機会を提供するもの
大自然の中で休暇を楽しみながら、快適に働くワークスタイルを提案
※なお、CAMPING OFFICE HAWAIIについてはこちらの記事を参照しました
https://www.travelvoice.jp/20190318-127894
⇒ 埼玉県ときがわ町はキャンプ場が多く、三波渓谷をはじめとする豊かな自然に恵まれている。また、都心からも近い。
「都心から最も近いワーケーション」などをキャッチコピーとしてサービスを展開できないか
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地域にある資源をいかに活用するかということを考えるとき、モノを売るだけでなく、「場」という地域そのものを売りにしてしまうという考え方は参考になりますね。
埼玉県の魅力はベッドタウンとして便利なだけにとどまりません。
東京から近いにもかかわらず、まだまだ多くの自然が残されていて、大きなポテンシャルを秘めています。
確かに海はありませんが、意外にも広大な山地や森が広がっているんです。
ときがわしかり、飯能しかり、秩父しかり・・・。
また、埼玉県は農業も盛んです。
ネギや枝豆、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜などの生産量は全国トップレベルなんで
すよ。
農業生産額にしても、実は都道府県で全国第5位の実力を持っていたりもしますしね。
これからも埼玉の魅力を掘り起こして、発信していきたいと思います。
(いろんな意味で)熱いぞ、埼玉!!
翔んで、埼玉!!(むりやりいれてみた)
ありがとうございます。