SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

強み

勝てるマーケットと強みを活かせる事業フォーマットから、「差別化されたビジネスモデル」を創る ~⑤潜在意識にあるアイデアを絞り出そう~(『失敗をゼロにする起業のバイブル』)




【やりたい起業したもののうまくいかないという悩みを抱えている方、起業して絶対失敗したくないとお考えの方にオススメ】


これまで、『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、失敗しないための「勝てるマーケット」の選び方やあなたの「強みを活かせる事業フォーマット」について学んできました。

(「勝てるマーケット」についての記事はこちら、「強みを活かせる事業フォーマット」についての記事はこちら)



起業に失敗しないために重要なのは、まず自分のやりたいことではなく、「勝てるマーケット」からテーマを選ぶこと。

そのためには、欲しいと思っているお客さんがいるか、他に競合がいるかに注目することが重要でした。

そして、「勝てるマーケット」を選んだら、次はそのマーケットで勝負することのできる「強みを活かせる事業フォーマット」を選ぶということでしたね。



今回は、いよいよ「勝てるマーケット」と「強みを活かせる事業フォーマット」を掛け合わせて、差別化されたビジネスモデルを創る方法を学びます。

ここを考えるのがビジネスの面白いところですよね!

「勝てるマーケット」と「事業フォーマット」の組み合わせしだいで、いろいろなアイデアが浮かんできそうです。



それでは、引き続き『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、差別化されたビジネスモデルの創り方」について学んでいきます。


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◆差別化されたビジネスモデルを創るには?

 

・差別化されたビジネスモデル=「勝てるマーケット」×「強みを活かせる事業フォーマット」

・アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない(ジェームス・W・ヤング)


・「勝てるマーケット」と、複数の事業フォーマットを組み合わせることで、具体的なビジネスモデルのアイデアが無数に生まれる


・勝てるマーケットから、さらにコア・マーケットを深掘りすることができる


 

◆潜在意識下のアイデアを掘り起こすには「アイデアを100個出す」

 

・最低100個アイデアを出す

→ 潜在意識から生まれたアイデアに、生涯をかけるべきアイデアが隠れている


・差別化されたビジネスモデルを考えることで、そこからミッションや信念が見つかることも



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いかがでしたでしょうか?

「なんだ今回はボリュームが少ないな。手抜きか?」と思われた方もいるかもしれませんが、そ、そんなことは決してありませんよ笑

実際には、本書では「勝てるマーケット」と「事業フォーマット」を掛け合わせた具体的なビジネスモデルの例が紹介されています。

ですが、そのビジネスモデルも一例でしかなく、その組み合わせは無数に考えられると思います。

それだけ余白が多いといえるでしょう。

つまり、「勝てるマーケット」と「事業フォーマット」から、「差別化されたビジネスモデル」を考えるのは、あとはあなた自身ということです。



これまで、『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、「勝てるマーケット」や「事業フォーマット」の選び方、「差別化されたビジネスモデル」の創り方を学んできました。

起業で成功するための重要なマインドは、逆説的ですが「失敗をしないこと」にあります。

もちろんビジネスに失敗はつきもので、失敗から学べることもたくさんありますが、致命的な失敗や避けられる失敗、起こるべくして起こる失敗はする必要がありません。

そのような失敗は、ビジネスの成功につながることのない「悪い失敗」です。

「悪い失敗」をいかにしないかを考えることが、成功する起業を考える上で一番重要なことだと思いました。



私自身も貴重な学びとなりました。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。



ありがとうございました!


起業であなたの強みを活かせる7つの事業フォーマットとは? ~④「勝てるマーケット」でも、それを活かせる「強み」がなければ成功しない(『失敗をゼロにする起業のバイブル』)




【やりたい起業したもののうまくいかないという悩みを抱えている方、起業して絶対失敗したくないとお考えの方にオススメ】


さて前回は、『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、失敗しないためには「勝てるマーケット」で起業することが重要であり、「勝てるマーケット」を見つけるにはどうしたらいいかを学びました。

(前回記事はこちら。)

「勝てるマーケット」とは、「欲しいお客さんがいるのに、それを提供している競合が少ないマーケット」のことでした。

そして、「勝てるマーケット」を見つけるためには、Googleキーワードプランナーなどを活用して、検索ボリュームや広告に必要な単価を見ることでマーケット・サイズを調べることが有効であるということをご紹介しました。



注意点としては、自分のやりたいことではなく、欲しいお客さんがいるかどうか、競合が激しくないかどうかを考えること。

いくら自分がやりたいことでも、お客さんがいなければ起業に限らずビジネスは成功することはありませんし、お客さんがいたとしても強力なライバルがひしめく激戦区では新規参入者が生き残ることはなかなか難しいでしょう。



「勝てるマーケット」を選んだ後は、その「勝てるマーケット」であなたの「強みを活かせる事業フォーマット」を選ぶことになります。

いくら「勝てるマーケット」を選んでも、やり方を間違えたり、それを活かせる能力が自分に欠けていたりしたら成功することはできません。

人には得手・不得手があるからです。

また、本書では触れられていないところですが、何より自分の好きや情熱がなければ、事業を続けるということがそもそも難しいでしょう。



今回のテーマは、その「強みを活かせる事業フォーマット」についてです。

いよいよ来た!という感じですね。

1000種類以上のビジネスモデルを研究・分析してきた結果、著者は、「強みを活かせる事業フォーマット」は結局7種類しかないのだといいます。

それでは、引き続き『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、強みを活かせる事業フォーマット」について学んでいきます。


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◆強みを活かせる「7つの事業フォーマット」

 
①自分の才能で勝負したい方向けの「自家発電型事業フォーマット」
②他人の長所を活かすのが上手な方向けの「プロデュース型事業フォーマット」
③営業力に自信がある方向けの「販売代行型事業フォーマット」
④出会いをサポートしたい方向けの「マッチング型事業フォーマット」
⑤組み合わせるのが得意でマネジメント力がある方向けの「パッケージ型事業フォーマット」
⑥視点がユニークな方向けの「価値転換型事業フォーマット」
⑦情報を集めて整理するのが得意な方向けの「情報整理型事業フォーマット」



   自家発電型事業フォーマット


(特徴)
・体験・経験したことがあること、学んだことのある知識、身に付けた能力、他の方より優れた才能などをもとにビジネスを行う形態

・自分の経験、培ったノウハウ・能力が商品

・アドバイスをすることでクライアントの行動促進につなげる「コンサルティング型」と、クライアントの代行をする「アウトソーシング型」に分けられる

・他の6つの事業フォーマットは他者との協力という要素があるのに対して、この事業フォーマットは商品すべてが自分自身

 

(向いている人)

・既に、前職や趣味を通して、長期間の研究開発が終わっている

・新しい手法を開発するために、ゼロから試行錯誤することが得意

・ゼロからの試行錯誤が苦しいと思わず、むしろ喜びや生きがいを感じる

・自ら生み出した手法を通して他者の力になることに価値を感じる

 

 

   プロデュース型事業フォーマット


(特徴)
・自分以外の他人の経験・ノウハウ・商品を活かす事業フォーマット

・他者の事業をプロデュースする

・自分の能力を超えた他者のリソースを活用できる

・他者のリソースを活用することで、自分自身の成長にもつながる

 

(向いている人)

・本人が気づいていない良さを見抜ける

・人の長所を活かすのが上手い

・人の考えをまとめるのが上手

・人の考えを、人よりも上手に伝えることができる

・自分は表に出ないで、人が表に出られるようにサポートに徹することができる

 

 

   販売代行型事業フォーマット


(特徴)
・1つでも商品を扱えるようになれば事業を始められる

・在庫を持たずに販売することも可能

・地理的な制約に縛られない

 

(向いている人)

・営業力に自信がある

・この世の中は、良い商品ばかりなのだから、自分はそれを売って世の中の役に立ちたいと思っている

・既にある良いものを広めていくことにこそ価値があると感じる

・私に売れないものはないという自信を持っている

・たとえ十分な効果がない商品であったとしても、売ろうと思えば売ることができる

 

 

   マッチング型事業フォーマット


(特徴)
・商品・サービス・情報を欲しいと思っている人と、商品・サービスを提供したい人の間に立って、最高の商品・サービスを提案し、仲介する事業フォーマット

・商品を求めている人と、商品をつなぐ架け橋となる

・ありえない組み合わせを演出できる

 

(向いている人)

・出会いをサポートしたい

・数ある商品の中でも、一つひとつの魅力の微妙な違いや価値、美しさに気づける

・数ある商品の中で、その人にとって最適なものを選定できる

・その選定に喜びを感じる

・たくさんの商品情報を収集することが楽しい

 

 

   パッケージング型事業フォーマット


(特徴)
・面倒な手間や複雑な手続きをパッケージ化し、顧客に提供する事業フォーマット

・複数の手続きをひとまとめにして代行する

 

(向いている人)

・組み合わせるのが得意でマネジメント力がある

・数ある選択肢の中から最適解を探し出し、提案するのが得意

・面倒な手続きを行うことが苦にならない

・調整ごとや段取りが得意

 

 

   価値転換型事業フォーマット

(特徴)
・既に商品として完成しているものに対して、さらにあなたならではの付加価値をつけ、全く別の独自商品に変える事業フォーマット

・価値のないもの、役に立たないものを価値のあるものに変える

 

(向いている人)

・視点がユニーク

・道ばたに転がっている石ころでも、売ることができる

・人やモノの隠れた長所の違う活かし方を見つけるのが上手い

・全く新しい角度から活用法を考えることができる

 

 

   情報整理型事業フォーマット


(特徴)
・流通している情報の中で、顧客が最も必要としている情報だけを、顧客に代わって集め、提供する事業フォーマット

・クライアントのリサーチの時間を大幅に節約することができる

・大量の情報を整理することで、急激に価値を生み出す

・最も大切な部分だけを抽出して整理して提供する

・オリジナリティが命

・クライアントに新しい視点を提供できる

・大量の情報の中から、新たな価値を持った情報を創造できる

 

(向いている人)

・情報を集めて整理するのが得意

・コレクター

・データベースという言葉を聞くと、心が躍る

・たくさんの情報を収集するのが得意で、収集しているだけで時間を忘れる

・複雑な情報を、シンプルにまとめるのが上手い

・小資本で情報を集めるための工夫ができる

 

⇒ ポイント

・自分の強みを活かせる、自分に最適な事業フォーマットを選ぶ

・ただし、7つの事業フォーマットのうち、必ずしも1つの事業フォーマットのみを活用しなければならないわけではない。むしろ複数の事業フォーマットを組み合わせている

・1つの事業フォーマットにこだわることは重要ではない

・事業フォーマットを変えると、同じマーケットでも、提供する価値が異なる新たなビジネスモデルを生み出すこともできる



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それぞれの事業フォーマットに向いている人の特徴を見てみると、自分がどの事業フォーマットに向いているかが判断できるかと思います。

向いている事業フォーマットが見つかったでしょうか?



ちなみに、私が自分で向いているなと思ったのは、向いているものから順番に、

⑦情報整理型事業フォーマット ⇒ ⑥価値転換型事業フォーマット ⇒ ①自家発電型事業フォーマット ⇒ ④マッチング型事業フォーマット

あたりでしょうか。

このあたりに「自分がやりたいこと」という主観が入ってきそうですね。

また、他者から見たあなたの得意が、あなたが自分で思っている得意と異なることもあるかもしれません。

そのため、もしかすると周りの人にあなたがどんな能力が優れているかを聞いてみるということも有効かもしれないと思いました。

ぜひ、周りの方にも聞いてみてくださいね。

(もし私にも、「いや、お前に向いているのはこっちじゃないか」という方がいましたら、ぜひ教えてください!笑)




次回は、「勝てるマーケット」と「7つの事業フォーマット」を組み合わせて、差別化されたビジネスモデルを創る方法について学んでいきたいと思います。


ありがとうございました!


起業で失敗しないテーマの選び方 ~③勝てるマーケットを見つける~(『失敗をゼロにする起業のバイブル』)




【やりたい起業したもののうまくいかないという悩みを抱えている方、起業して絶対失敗したくないとお考えの方にオススメ】


前回は、「悪い失敗」にはどういうものがあるか、それを避けるにはどうしたらいいかということについて学びました。

(前回記事はこちら。)


今回のテーマは、「勝てるマーケットの選び方」です。


起業を思い立ったときについ陥ってしまいがちなのが、「自分がやりたいこと」ばかりを考えてテーマ設定をしてしまうことです。

これは、なにより大切なお客さんのことや競合のことを考えていないということですね。

それでは起業は成功するはずがありません。



かくいう私も起業を志したばかりのことは、「何がやりたいか」ばかりを考えてしまっていました。

比企起業塾で学び、本書やほかの起業本でいろいろ学んでいく中で、一番大事なのは自分ではなくお客さんだという意識が頭の中に刷り込まれていきました。

今は、本書などを参考にしながら、マーケット分析などを通じて今まさに実際にテーマを絞り込んでいる真っ最中です。



「なあんだあんたもまだ起業してないのか」と思われたかと思いますが、実はそのとおりです笑

私もあなたと同じく、まだ起業を目指している段階の1人です。

そういう意味では、起業を目指す同志として、本書からの学びを共有しながら一緒に進んでいければいいなと思います。



それでは、引き続き『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、「勝てるマーケットの選び方」について学んでいきます。


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◆「勝てるマーケット」とは?

・「勝てるマーケット」とは、顧客が欲しいと思っているのに、欲しいものが提供されていないマーケットのこと
・3C分析うち、Customer(顧客=マーケット)とCompetitor(競合)に注目する
・Customer(顧客=マーケット)では、「サイズが大きいか?」「成長しているか?」
・Competitor(競合)では、「数が多くないか?」「競争が激しくないか?」
のこと



◆インターネットを使ってマーケット・サイズを判断する

 

Googleキーワードプランナーを使う

・「月間検索ボリューム」と「推奨入札単価」を勝てないマーケットであるかどうかの判断基準とする

・「月間検索ボリューム」≒マーケット・サイズ

→ 多ければ多いほど、マーケットが大きい

・「推奨入札単価」≒競合状況

→ 高ければ高いほど、競争は激しい。(高い広告費を出さないと検索ページの上方に表示されない)

 

〇ポイント

・マーケット選びが正しければ必ず成功するわけではない

・100%完璧にロジカルに説明できるわけではない

・ただし、完璧なマーケット・リサーチにお金と時間をかけるより、わずか数分程度でマーケットの有利性を比較できる

→ 現実的な起業活動で活用できる

 

⇒ ただし、Googleキーワードプランナーは現在では仕様が変更されており、初期設定がやや手間になっている

 代わりに、Googleキーワードプランナーを二次利用した「NEILPATEL」のUBRSUGGESTというサービスがお手軽に活用できる (NEILPATELページへのリンクはこちら

 なお、Googleキーワードプランナーの初期設定方法については、こちらが参考になります。(初期設定方法がさらに更新されているようでしたが、2019年5月時点で問題なく設定できました)

◆勝ちにくいマーケットの中でも勝てるコア・マーケットを探す方法


   キーワード候補から探す

Googleキーワードプランナーで、あるキーワードで検索すると関連キーワードの組み合わせが表示される

→ ユーザーの顕在的な悩みの集大成として活用する

 

   エリアを変える

・競合の対象エリアを見て、エリアを絞る、変えることで差別化する

 

   対象を変える

・ターゲット属性(個人・法人、男性・女性、大企業・中小企業・個人事業主、大人・子ども、業界など)を変える

 

   競合向けにサービスを提供する

・競合と戦わず、パートナーとなる、共存共栄していける状態をつくる(共創)

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「勝てるマーケット」を見つけるには、自分の中のやりたいことではなく、まずお客さんの悩みや希望、競合に目を向けるということが大事ということですね。

その中から、自分がやりたいことや自分が得意なことが見つかれば、起業の成功確率を上げることができるでしょう。



ポイントは、成功することよりも失敗しないことを考えること。

ここでいう失敗とは、もちろん起こるべくして起こる「悪い失敗」や廃業に至ってしまうような致命的な失敗のことです。

小さく始めて、お客さんの声を聞きながら修正を重ね、着実に小さな成功を積み重ねて大きく育てるという視点が重要だと思いました。



そのためにまずは「勝てるマーケット」を選ぶこと。

インターネットを使って、いかに簡単にそれをやるか。

キーワードプランナーを使ったマーケット分析の方法は非常に勉強になりました。



次回は、「自分の強みを活かせる7つの事業フォーマット」について学んでいきたいと思います。


ありがとうございました!

なぜその起業はうまくいかないのか? ~②失敗パターンを学び、失敗をゼロにする方法~(『失敗をゼロにする起業のバイブル』)




【やりたい起業したもののうまくいかないという悩みを抱えている方、起業して絶対失敗したくないとお考えの方にオススメ】


前回に引き続き、『失敗をゼロにする起業のバイブル』から、絶対に失敗しない=成功する起業法について学んでいきます。

(前回記事はこちら。)



今回のテーマは、「失敗」です。

「えっ、失敗しないんじゃないの?」と思った方もいるかと思いますが、実は事業に「失敗」はつきもの。

本書によると、一口に「失敗」といっても、「良い失敗」と「悪い失敗」があるということなんです。



結論からいうと、「良い失敗」とは、自分がたどり着きたいと考えたゴール(=成功)に到達できる途中で生じた紆余曲折のことです。

どんなに優れているようでも、事業には必ず大なり小なり、多かれ少なかれ「失敗」するもの。

大事なことは、その「失敗」を、倒産や自己破産のように致命的なものとならないよう最小限に抑えること、そして「失敗」を踏まえて事業を軌道修正すること、それを続けることです。

そういう意味で「良い失敗」は、トライまたはチャレンジといいかえることができるでしょう。



一方、「悪い失敗」とは、ビジネスというものが誕生してから、これまで時代を超えて繰り返し起こっているような「失敗」のこと。

つまり、起こることがわかっているのに、防ぐ努力をせずに起こった「失敗」

起こるべくして起こった「失敗」ということですね。



ここで本書が教えてくれるのは、「悪い失敗」にはパターンがあり、それを学ぶことで失敗を避けることができるということです。

では、「失敗」のパターンにはどのようなものがあるのか、それを避けるためにどのような考え方をすればいいのか、本書の内容を整理してみます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆3つの起業失敗パターン


①堂々巡り型
②放射型
③人脈依存型



【失敗パターン① 堂々巡り型】

・自分がやりたいことだけど、勝てないマーケットに参入してしまう
・最も多いパターン
・競合を調べずに起業してしまう
・自分がやりたいことを大切にする人が陥りやすい
・視点が自分にいきがち

→ 理念を明確にするのは、マーケットのことをよく知った後でも遅くない

起業において大切なのは、アイデアが素晴らしいかどうかではなく、そのアイデアで勝てるかどうか

⇒ とはいえ、まったく自分が興味ないこと、情熱がわかないことを続けることは苦痛になりかねない

自分がやりたいことを大きな括りでぼんやりと描き、その中でマーケットを分析してポジションをずらしたり、絞ったりすることで差別化することは可能ではないか



【失敗パターン② 放射型】
・儲かる分野に手を出しまくるが、強みが不足していて失敗を繰り返す
・競合があまり強くないのに、その競合にさえ勝てる武器を持っていない
・時間が経つにつれてライバルは増える可能性が高い
・失敗すると他の分野への切り替えが早すぎる
・儲け話に乗ってしまう
・チャンスを生かす強みがないと、「チャンスもどき」になってしまう

⇒ チャンスを生かせる強みを身につけられるだけの努力、継続が必要



【失敗パターン③ 人脈依存型】

・勤務時代の人脈を活用して独立起業するが、年々仕事が減って消滅する
・1年前はいいが、2年目、3年目・・・と減速していく
・顧客の流出対策、新規開拓を疎かにする



◆失敗パターンに学ぶ、失敗をゼロにする方法

〇失敗の原因

①堂々巡り型 → 勝てないマーケットを選んでいる
②放射型 → 勝てるマーケットを見つけているのに、そこで勝てる強みが不足している
③人脈依存型 → ①②の両方。前職とはまったく違うビジネスモデルを創り上げて業界をもっとよくするという視点が欠けている


〇失敗パターンに学ぶ、失敗をゼロにする成功の前提条件

(1)「勝てるマーケットの中にあるテーマ」を好きになる
・最初からそのテーマを好きでなくても、時間をかけてかかわっていくうつに愛着がわいてくる
・使命感が芽生えてくる
・その価値を深く知れば知るほど好きになる
・テスト・マーケティングを繰り返して、顧客の声を聴きながら完成度を高める

(2)自分の「強味」を掛け合わせる
・「テーマ」と「強み」があれば差別化されたビジネスモデルが創れる

→ 失敗パターンを避け、ビジネスを成功させるための方程式

⇒ 好きなことよりも、勝てるマーケットの中のテーマと、自分のリソース(得意、実績)に焦点をあてる



◆ロジカルに起業することで失敗をゼロにする

・ロジカルな起業とは、「必ず勝てるマーケットを選ぶ」×「自分の強みを生かせる事業フォーマットを知る」=「差別化できるビジネスモデルを発見する」という方程式の解を出すこと
・ロジカルな経営は、再現性がある
・起業に成功するのは一時的なもの。重要なのは、失敗しないこと
自分の強みを活かす事業フォーマットは7種類しかない

→ 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」の精神

⇒ 敵=相手=マーケット=顧客


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


本書の基盤となる考え方は、成功することではなく、失敗しないことを考えるということです。

それが結果的には成功する確率を高めてくれることになります。

そのためにはまず「勝てるマーケットを選ぶこと」。

そして勝てるマーケットを選んだら、次はそれに「自分の強み」を掛け合わせて、「差別化されたビジネスモデルを創ること」です。



今回は、「悪い失敗」とはどのようなものがあるか、それを避けるにはどうしたらいいのかについて学びました。

テーマ選びは、起業をしようとするときにまさに最初にやること。

そこでつまづいてしまっては成功などするはずもありません。

重要なのは、自分ではなく、マーケット(顧客)のことを考えるという視点ですね。

また、テーマ選びに成功したとしても、自分の能力がなければうまくいきませんし、新規顧客開拓を怠ればいずれ顧客を失ってしまうことになります。



さらに、差別化されたビジネスモデルを創れたとしても、それで安心してはいけませんね。

本書では、「テスト・マーケティングを繰り返して、顧客の声を聴きながら完成度を高める」という具合にさらっと流していましたが、私はこのことは非常に重要なことだと思います。

つまり、一度ビジネスモデルを創って成功しても、それで終わりではないということ。

新規顧客を集めつつ、お客さんの声を聴きながら事業を修正し続ける、変化させていくことが必要だと考えます。

そうしなければいつの間にか時代遅れのテーマになったり、顧客の関心・ニーズから離れてしまうと思うからです。

そういう意味では、「ビジネスの完成」というのはありえないのかもしれません。

日光東照宮を手がけた天海和尚ではないですが、「完成」したらあとは滅びるだけですから。



さて、今回の記事の最後に登場した「自分の強みを活かせる7つの事業フォーマット」、すごく気になりますね!(と、自分でいうのもなんですが)

気を持たせるようですが、次回はまず起業のスタートとなるテーマ選びにおける「勝てるマーケット」の探し方について学んでみたいと思います。


ありがとうございました!



自分を商品としてマーケティングせよ ~自分ブランドを築くパーソナル・マーケティングの方法~(『パーソナル・マーケティング』)



組織ではなく「自分の価値」を考えることが重要度 : ★★★★★

「自分の価値」とは「誰のどんな役に立つのか」度 : ★★★★★



【自分の強みを把握し、自分ブランドを築きたいと思う人にオススメ】



現在のような個人の時代には、会社や学歴といった組織のブランドに頼るのではなく、個人としてのスキルを磨き、自分ならではの強みを明確にすることで、自分自身を世の中にアピールしていくことが必要だといいます。

そのために自分自身を客観的に考える際に有効なフレームが、著者のいう「パーソナル・マーケティング」です。

「パーソナル・マーケティング」とは、自分を商品としてとらえ、「客観的に見た自分の強みは何か?」「それは誰の役に立つのか?」を判断し、適切な行動やアウトプットをすることで、自分の市場価値を高めることをいいます。

そのことによって、厳しい「個人サバイバルの時代」をチャンスに変えることができます。

本書では、そんなパーソナル・マーケティングのノウハウについて紹介されています。


著者は、本田直之氏。

自ら多数の著書を出版するだけでなく、パーソナル・マーケティングを活用して、「無名の個人」によるビジネス書のプロデュースも数多く手がけた実績を持ちます。


これからの時代、個人がその他大勢に埋没せず、生き抜いていくためにはどうすればいいか。

本書からそのヒントを探ります。


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◆パーソナル・マーケティングがうまくいっている人、うまくいっていない人

〇うまくいっている人の特徴

・自分の進みたい方向が分かっている
・現時点で自分に何が足りないかを理解し、そのギャップを埋める努力をしている
・自分ならではの独自性をつねに意識している
周囲への貢献をつねに考えている


〇うまくいっていない人の特徴

・自分の言いたいことばかり言う
・インプットが少ない=アウトプットの質が下がる
・他の人と同じでいいと考える
・突き詰めて考えない
・思いつきで脈絡のない言動をする
・中身に釣り合わないブランドをつくる



◆パーソナル・マーケティングの基本

〇パーソナル・マーケティングのポイント

・自分の強みをはっきりさせる
・「それは誰の役に立つのか」を徹底的に考える
・さまざまな要素を体系立てて組み立てる


〇パーソナル・マーケティングのフレーム

①「プロフィール」と「スキル」
②①から「ニーズ」「ロジック」「オリジナリティ」を考える
③②から「コンテンツ」をつくり、「プロモーション」する



◆自分の強みを洗い出す

・「自分は将来どうなりたいか」というイメージを持つ
・そこに至るにはどうすればいいかという観点から、自分の経歴、得意なこと、興味のあることを整理する

→ そのために、何を、どう努力すればいいかがはっきりする



◆ターゲットを明確にする

・ターゲッティングとは、「誰の役に立つのか」を徹底的に考えること
・相手はあなたに「何を求めているのか」(=ニーズ)を考える



◆体系化する

・成功体験をリストアップし、再現性のあるスキルに変える
・シーズとニーズをマッチさせる


◆自分ならではの独自性をつくる

・差別化する
・キャリアをミックスすることで独自のマーケットをつくる
→ A×B×Cでマルチタレント化する



◆個人ブランドをマネジメントする

・ブランドが広く認知され、クレディビリティ(信用)が生まれれば、売り込みをしなくてもよくなる



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以上がパーソナル・マーケティングのポイントで、私が重要だと感じた部分です。


また、本書では、それぞれの小項目の最後に、「ワーク」が設けてあり、これも非常に参考になりました!

最後にいくつか試してみたいと思ったものをご紹介したいと思います。



【ワーク9】自分にタグを貼る
・自分の興味のあることや得意なこと、気になることを、思いつくまま書き出して、タグリストをつくりましょう

【ワーク14】「人に教えられること」を持っている
・あなたが人に教えられることを20個リストアップしましょう

【ワーク18】「相手はあなたに何を求めているか?」を考える
・あなたが考えている相手はどんなニーズを持っているかを考えて書き出してみましょう

【ワーク21】成功体験をリストアップする
・あなたのこれまでの経験の中で、うまくいったこと、成果が上がったこと、人に教えられることを、100個書き出してみましょう

【ワーク22】「たまたま」の成功を「何回でもできる」スキルに変える
・「なぜうまくいったのか?」「どうやったらうまくいったのか?」を書き出しましょう

【ワーク28】自分のキャッチフレーズを持つ
・あなたのコンテンツを表現するキャッチフレーズを100個書き出しましょう



さっそくやってみることにします。

ありがとうございました!



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