
今回は、「ウェルスダイナミクス」という自己分析ツールをご紹介します。
あなたは、人と話すとき、「どうもこの人とは波長が合わないな」とか、「相性が悪いな」と思ったことはないでしょうか。
それは、あなたと相手との「プロファイル」や「周波数」が異なっているからかもしれません。
「ウェルスダイナミクス」とは、イギリスの実業家であるロジャー・ハミルトンが提唱した自己分析ツールです。
「ユング心理学」や、その源流となる「易経」「陰陽五行」をもとに作り上げられたそうで、日本人になじみ深い「東洋の叡智」と、合理的でわかりやすい「西洋の思考法」を融合したものだそうです。
成功者を8つの「プロファイル」に整理分類し、それぞれのプロファイルの「特徴」と「フローに乗る方法」(つまり成功する方法)を明らかにしたことから、誰にでも応用できるよう体系化したものだといいます。
その分析内容としては、以下の点に特徴があります。
・分析対象者を8つのプロファイルに分類する
・8つのプロファイルごとに、どうしたらその才能を最大限に活かせるかの具体的な戦略を示す
つまり、自分の才能がわかるだけでなく、成功するために何をすべきかが、ステップバイステップでわかってしまうということですね。
それはすごい・・・。
ちなみに、質問家のマツダミヒロさんなど、世界的な起業家にも愛されているんだとか。
とまあ内容は興味深いんですが、言葉だけではどれほどのものかわかりませんね。
プロファイルの詳細な診断、アドバイスは有料(13,000円)とのことですが、無料の簡易診断もあるようです。
とりあえず今回は無料版を使って、「ウェルスダイナミクス」とはいかなるものかを体験してみることにしました。
数問の問に答えるだけなので、そんなに時間もかかりません。(5分もあればできます)
(ウェルスダイナミクスの公式サイトはこちら。)
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◆無料版(簡易テスト)でわかったこと
○無料版でわかるのは、4つの周波数と可能性のあるプロファイル
・人間の脳の特性や性格の傾向は、8つのプロファイルと4つの周波数に分類される
→ 簡易版の無料診断でわかるのは周波数のみで、プロファイルについては該当する可能性のあるものの提示のみ
〇私の周波数は「スチール」タイプ
【スチールタイプの特徴】
・「スペック」と「費用対効果」重視
・対人よりもデータ重視(確実なもの)
→ かといって人嫌いでもなく、付き合う相手は慎重に選び、選んだ相手にはとても忠実
・情熱が周囲に伝わりにくい
・ピンチの時は、どうやって解決するか?(HOW)を考える
・本質を見極める力で物事の詳細を分析し、ムダを省き、最適化する
・内向的、自分で決めて一人で行動する
〇該当する可能性のあるプロファイル
「アキュムレーター」「ロード」「メカニック」
◆ちなみに8つのプロファイルの特徴とは
①クリエイター(より良い製品を生み出す)
・ビジョンを持ち、自分の推進力と新しいアイデアで人を動かす
・自由に何かを生み出せる状況にあるときに、最大の「価値」を生み出す
・成功者に、トーマス・エジソン、ウォルト・ディズニー、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズなど
②スター(独自の存在価値を確立する)
・創造力があり、外向的
・周囲の人たちの反応からヒントを得る
・自分が目立つほどくつろいだ気分になり、より多くのものを引き寄せる
・他の人が生み出したコンテンツを、独自の形に変えることで財産を築く
・成功者に、アーノルド・シュワルツェネッガー、ポール・ニューマンなど
③サポーター(チームを率いて富を生み出すのをサポートする)
・社交的で忠誠心があり、ネットワークづくりが得意
・自分が築いた人間関係と自分が提供できるエネルギー・熱意・時間が価値
・成功者に、ジャック・ウェルチ(GEの元CEO)、マイケル・アイズナー(ディズニーの元CEO)など
④ディールメーカー(適切なときに適切な人同士をつなげる)
・人と話し、人に影響を及ぼし、人と交渉する能力を生まれながら備えている
・タイミングのセンスがある
・マーケットで人と人をつなぎ合わせるチャンスを見つけることで富を創り出す
・成功者に、ドナルド・トランプ、孫正義など
⑤トレーダー(安く買い高く売る)
・五感的で、何かが起きたときにその出来事に反応する
・3年計画よりも、日々の行動戦略を立てる傾向がある
・変動している市場を見つけ出し、そこで驚異的なタイミングのセンスを活かして富を築く
・成功者にジョージ・ソロス(投資家)、ピーター・リンチ(売買の最高額記録)など
⑥アキュムレーター(いずれ価値が上がる資産を所有する)
・ゆっくり時間をかけて下調べをし、何を蓄積していくかを決める
・メンテナンスをほとんど必要としない資産や才能を探す
・リスクを嫌い、ものごとをシンプルに保つのを好む
・得意分野を確立し、内在する価値を見極めることで価値を生み出す
・成功者に、ウォーレン・バフェットなど
⑦ロード(お金を生み出す権利を支配する)
・物事の細部が大好きで、倹約家
・自分で資産を所有せずとも、その資産からのキャッシュフローを絞り出すことができる
・持ち前の忍耐強さと勤勉さで、自分が見つけたキャッシュの流れからお金を集める
・成功者に、アンドリュー・カーネギー、ジョン・D・ロックフェラー
⑧メカニック(よりよいシステムを編み出す)
・根気があり、何かをつくるときにできるだけ長持ちするようにつくる
・完璧主義者のため、常に自分のシステムの改善すべき点を探し、製品をさらに洗練させようとする
・業務の効率化に専念することで富を生み出す
・成功者に、ヘンリー・フォード、サム・ウォルトン(ウォルマート創業者)、ジェフ・ベゾスなど
◆4種類の「周波数」とは
①ダイナモ(=発電機)
・個性的、自由、行動的
・新しいことを始めるのが得意
・俯瞰的に、幅広い範囲を見ることができ、新しいものを創造することで価値を生み出す
・直感で進んでいくタイプ
・スタートするのが得意な反面、完了させるのは苦手な側面も
・大雑把なところも
②テンポ(=調子)
・五感で感じる力が優れている
・自分の周りで何が起こっているのかを敏感に察知するのが得意
・思いやり、チームプレイに徹することができる
・ほんのささいな違いまで、きめ細やかに認識するのが得意
・タイミングを見分ける力で価値を創り出すことが可能
・反面、新しいアイデアを形にするのはあまり得意でない
・頼りにはなるが、他からの指示を待つことも多い
③スチール(=鋼)
・データを扱うのが得意
・人との距離を置いて、客観的に分析し、個々の事情よりも秩序やルールを優先する
・冷たい印象を与えることもあるが、人に振り回されない確実性がある
・細かいところまで目が届く分、スタートさせるのが重荷
・システムとして完成させるのは大得意
・ムダをそぎ落とし、穴のないシンプルなシステムを増殖させることで価値を創り出す
・フランチャイズやオンラインのシステムなど、適切な仕組みを作ることで大量生産を可能にするパワーを持つ
④ブレイズ(=炎)
・情熱的で社交的
・チームを盛り上げて、みんなをまとめ、やる気にさせるのが得意
・初対面でもネットワークを築くことができる
・人がすべて
・会話を通して学び、決断し、他の人と関わりあいながら行動する
・人の意見に影響されたり、気が散りやすく、ブレやすい面も
・周囲を巻き込み、人との関わりから価値を創り出す
※必ずしも1つの周波数に分類できないため、有料版ではこれに加えて4隅も分析できる
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いやー、グサグサきましたねー。
特に、弱みの部分。
無料診断で明らかになったのは「スチール」という周波数のみで、プロファイルはわかりませんでしたが、どのプロファイルにしても、弱みに思い当たるものがありすぎました笑
確実性重視の反面、行動が重くなる・・・
まさにそのとおりでしょうね。
それにしても「強み」ではなく、まず「弱み」に注目してしまうあたり、「確実性」を重視するという、まさにスチールの思考パターンを象徴しているといえそうですね・・・
思えば、学生時代の学業にしても同じ思考パターンで過ごしてきた気がします。
まず何が足りないか・苦手かを考え、そこをつぶすことを考えてきました。
その結果として、「苦手」といえるものは確かになくなりました。
(決して自慢ではなく自虐として)高校時代には「ミスターパーフェクト」とすら呼ばれたものですが、反面、「これが得意!」とか「これだけは誰にも負けない」というスペシャリスト感を得られないままだったのです。
そしてそれは今に至るまで尾を引いています。
それが実はちょっとしたコンプレックスでもあります。
今は遅まきながら、今の自分にある「好き」や「得意」を見つめ、それを活かすことに目を向け始めたところです。
やはり自分の好きなこと・得意なことを伸ばす方がムリがないですし、長続きします。
何より早くスタートできるから効率的!(これもスチールの特性ですが笑)
これからはこちらの思考で突き進んでいきたいですね!
いい気づきでした。
やっぱりこういう自己分析系、好きだなあ。
ありがとうございます。
ウェルスダイナミクスの公式サイトはこちらです。
今までわかっているようでわかっていなかった自分に気づくかもしれませんよ。
ぜひ試してみてくださいね。








