SAITAMA(埼玉)暮らしと本が最強なワケ

サイタマ産まれ、サイタマ育ちの共働き夫婦によるサイタマ暮らし。 ほとんど埼玉を出ません。 埼玉LOVE♡ 本もLOVE♡ なので書評も書いています。

起業

『エッセンシャル思考』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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「エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である」


本書は、今の自分にとって大切な指針をもたらしてくれました。

「自分にとって、本当に大切なものは何か?」

本書を読みながら、自然とそんな問いが湧いてきました。

 

これまで自分が歩んできた道は、自分が選んできた選択肢の連続でもあります。

でも、胸を張って、「これで間違いじゃなかった」といえる選択がどれだけあっただろうかと考えてしまいます。

頼まれたことを、できるからという理由だけでなんとなく引き受けてしまい、それで満足したり、自己満足的な有能感に浸っていたりしなかったか。


ふり返ってみれば、自分で選んだようでいて、実は選ぶことを放棄して、他人に流されていたことが実に多かったように思います。


私が、「安定している」公務員を退職し、起業の道を選んだのは、まさに自分で選んで決めた大切なことをやっていきたいと思ったから。

そして、その選択を真の意味で実現するためには、まず何が重要かを定めること。

そしてそれ以外を捨てること。

この2つが何より大切であると本書で学びました。


自分にとって大切なことを、今一度ふり返って考えてみてはいかがでしょうか?

 


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「⇒」は個人的な気づき、感想


◎本書のポイント

 

・「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になる

・エッセンシャル思考は、自分の選択を自分の手に取り戻すための道のりである

・自分で選ぶということは最強の武器

 → 不要なものを捨てる生き方は、自由だ。誰かの思惑に振り回されることもなく、自分で選べる 

・選択とは、行動である。与えられるものではなく、つかみとる

・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、自分が手放してしまうだけ

・エッセンシャル思考の最初の第一歩は、「選ぶ」ことを選ぶこと。自分自身の選択を取り戻したとき、初めてエッセンシャル思考が可能になる

・数かぎりないチャンスのなかから、「これだけは」というものを見つけなくてはならない。本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言う

・「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである」

・捨てるべきものを問うとき、自分の優先事項がはっきりと見えてくる。自分の本当の使命が明らかになり、個人だけでなく組織全体のために最高の仕事ができるようになる

・本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる

・本当に重要なことをやるために、本質的でない依頼を断る。肝心なのは、絶対にやるべきこと以外のすべてに対して、上手にノーと言うこと

・本当に重要なことにエネルギーを集中できれば、余分なものを削って、重要なものを活かす余地が生まれる

・習慣は妨害に打ち克つための最強の武器

・エッセンシャル思考の人は、今ここに集中する。昨日や明日ではなく、今この瞬間に何が大事かを考える

・エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。人生に意味と目的を見いだし、本当に重要なことを成しとげることである

・エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である




◆エッセンシャル思考とは


〇エッセンシャル思考になるには3つの思い込みの克服が必要 

「やらなくては」→「やると決める」

「どれも大事」 →「大事なものはめったにない」

「全部できる」 →「何でもできるが、全部はやらない」


・「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になる



〇エッセンシャル思考とは何か


・エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方である

・エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではなく、正しいことをやりとげる技術である 

・努力の方向を絞り、エネルギーの使いどころを必要最小限にすることで、いちばん重要なものごとにおいて最大の成果を上げる

・要するに、エッセンシャル思考とは、自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法である。やるべきことを正確に選び、それをスムーズにやりとげるための効果的なしくみである

・エッセンシャル思考は、自分の選択を自分の手に取り戻すための道のりである

 → 自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう 


〇成功のパラドックス
 

①目標を定め、成功へと一直線に進む

②成功した結果、どんどん多様な仕事を振られるようになる

③やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。すべてが中途半端になる

④本当にやるべきことができなくなる
 

・決断疲れ

 → 選択の機会が増えすぎると、人は正しい判断をできなくなる


⇒ 選択肢を絞る、捨てることが必要。

『選択の科学』で、選べるジャムの数が多すぎると、人は買わなくなるのに似ている。5、6個の選択肢のとき、最も購買額が高い。

・自分で選ぶということは最強の武器

 → 不要なものを捨てる生き方は、自由だ。誰かの思惑に振り回されることもなく、自分で選べる
 

⇒ こんまりさんのブレイクに見られるように、捨てるスキルが多くの人に求められている



◆エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方 

①選択

②ノイズ

③トレードオフ


(1)選択(選ぶ力を取り戻す)

・選択とは、行動である。与えられるものではなく、つかみとる

・選択肢はかぎられているかもしれない。それでも、選択肢のなかから何を選ぶかは、いつ

だって自分次第

・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、自分が手放してしまうだけだ

⇒ 今の自分は、自分が選んできた結果。

自分で選んだという自覚がないと、他人事の人生、仕事になる。自分事ではなくなる。

⇒ 失敗を他人のせいにするのは、自分事ではないから 

 

・エッセンシャル思考の最初の第一歩は、「選ぶ」ことを選ぶこと。自分自身の選択を取り戻したとき、初めてエッセンシャル思考が可能になる


⇒ 『7つの習慣』 第1の習慣「主体的に考える」
 

(2)ノイズ(大多数のものは無価値である) 

・「重要な少数」は「瑣末な多数」に勝る(パレートの法則)

・数かぎりないチャンスのなかから、「これだけは」というものを見つけなくてはならない。本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言う

・エッセンシャル思考の人は、多くをやらなくてすむように、多くを吟味する

(3)トレードオフ(何かを選ぶことは、何かを捨てること)

・何かに「イエス」と言うことは、その他すべてに「ノー」と言うこと

・「どうすれば両方できるか?」ではなく、「どの問題を引き受けるか?」を考える

・「何をあきらめなくてはならないか?」ではなく、「何に全力を注ごうか?」を考える

・トレードオフとは、戦略的に、そして慎重に選ぶとるべきもの


◆見極める技術


・選抜する=もっとも厳しい基準で決める

・「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである」

・最重要基準を一つ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし90点未満はすべて0点と同じ(90点ルール)

 → 瑣末な選択肢を容赦なく切り捨てられる

・厳しい基準を設けるという行為は、間違いなくあなたに自由を与えてくれる。他人や世の中や偶然で決められるのではなく、自分自身で選ぶ自由だ。「仕方なく」選ぶのではなく、「選びたいから」選ぶ自由だ


◆捨てる技術

〇目標

・捨てるべきものを問うとき、自分の優先事項がはっきりと見えてくる。自分の本当の使命が明らかになり、個人だけでなく組織全体のために最高の仕事ができるようになる

⇒ 「組織」は、会社ということに限らず、社会全体に置き換えることも可能

・やろうとしている意図にそぐわない行動を切り捨てるには、自分がどんな目的に向かっているのかをとことん明確に定義しなければならない

・本質目標を決める

 → シンプルで、具体的で、魅力的で、測定可能な目標

・本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる

 

⇒ 『7つの習慣』 第2の習慣「目的を持って始める」

〇拒否

・他人からのプレッシャーに負けず、きっぱりと上手に断ることは、エッセンシャル思考の必須スキルである。と同時に、もっとも難しいスキルである

・自分にとって本当に重要なことを明確にしないかぎり、私たちは葛藤に対して無力なままだ。次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは、「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信である

⇒ 選抜の基準や本質目標を定めることで、それにそぐわないものを排除できるようになる


・本当に重要なことをやるために、本質的でない依頼を断る。肝心なのは、絶対にやるべきこと以外のすべてに対して、上手にノーと言うこと

・うまく依頼を断ることは、「自分の時間を安売りしない」というメッセージになる。

 → プロフェッショナルの証

 → 長期的に見れば、相手の経緯を手に入れられる

〇編集

・編集=エッセンシャル思考の技術

 → 不要なものや余分なものを容赦なく削り、作品の本質を取り出す仕事

・編集の技術は、ただ減らすことにあるのではなく、減らしながら、価値を増やす 

・自分の仕事や生き方を編集すれば、その成果をよりいっそう高めることができる

 → 本当に重要なことにエネルギーを集中できれば、余分なものを削って、重要なものを活かす余地が生まれる

〇線引き

・境界線を放棄してしまったら、人生でもっとも大事なものを選べなくなる

 → はっきりとした線引きがなければ、他人はどこまで踏み込んでいいかわからず、どんどん侵略してくる

・エッセンシャル思考の人は、一線を引くことで自分の時間を守り、他人からの余計な干渉を防ぐ


◆しくみ化の技術

〇バッファ

・確実に言えるのは、世の中に確実なことなどないということだけ

 → 何が起こってもあわてないように、つねにバッファをとっておく

⇒ スケジュールを詰め込みすぎると、ハプニングがあった際に対応できない

⇒ スケジュールを詰め込みすぎると、突然のチャンスが来ても飛びつけない

〇削減

 ・エッセンシャル思考の人は、仕事を減らすことによって、より多くを生み出す

・人やお金や時間を増やすかわりに、制約や障害を取り除くことを考える

〇習慣

・習慣は妨害に打ち克つための最強の武器

 → 本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標を達成できる

 → いちいち難しい判断をする必要はなく、誘惑から目をそむけるためにエネルギーを使う必要もない

〇集中

・エッセンシャル思考の人は、今ここに集中する。昨日や明日ではなく、今この瞬間に何が大事かを考える

・エッセンシャル思考の敵は、マルチタスクではなくマルチフォーカスである

→ 人は一度にひとつのことにしか「集中」できない。複数のことをやるのはかまわないが、集中の対象がどれなのかは、はっきりさせておく必要がある
 

〇未来

・エッセンシャル思考を生き方の基本に据え、何をするにもそこから考える

・エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。人生に意味と目的を見いだし、本当に重要なことを成しとげることである

 ・エッセンシャル思考の生き方は、本当に大切なことを大切にする生き方である

・エッセンシャル思考を生きることは、後悔なく生きること。本当に大切なことを見極め、

そこに最大限の時間とエネルギーを注げば、後悔の入り込む余地はなくなり、自分の選択を

心から誇りに思える


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エッセンシャル思考の肝は、「何が重要かを決めること」、そして「それ以外を捨てること」

私が苦手とするのは、圧倒的に後者。

とにかく捨てられない!(泣)

モノもコトも。

そのせいでいつも目先のことにとらわれてしまっている気がします。

どうしても、「もったいない!」が先行してしまうのですね・・・。

 

「断捨離」とまではいかずとも、少しモノもコトも減らしたいですね。
突如、訪れる大事なチャンスをつかむために!
自分が大切にしたい生き方を守るために!

この『エッセンシャル思考』の本も大切な1冊になりそうです。



 

第19回夫婦コミットメント倶楽部を開催しました(3/7~3/20)

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いよいよ退職&起業が間近に迫ってきました。

家業を継ぐという新たな状況も生まれていますが、それはそれで甘んじて受け止めようと思います。

自分ができることをやる、そして少しずつストレッチを増やして、できることのレベルを高める。

と同時に広げる。

あくまで貪欲に行きます!

残り2週間、やれることからやっていくぞー。




ということで、2週間に1回の夫婦コミットメント倶楽部、略してFCCのお時間です。



私と妻は、現在、公務員からの業を目指している夫婦です。

夫婦コミットメント倶楽部」(略してFCC)とは、私たち夫婦が、2週間で実施する目標を決めて、それを宣言し、2週間後にお互いの進捗状況を共有しつつ、課題の解決やステップアップを図ろうとするものです。

今回で19回目の実施となりました。

前回の様子はこちら



それでは、3月7日から3月20日までのコミットメントの報告です。





【オットの部】


◆3月7日~3月20日のコミットメント



①来年度からの起業に向けた諸条件(手続き関係)の整理【80%】
・開業届の準備

②業務メニュー【40%】
・業務と価格設定
・特に価格設定

③女性×起業読書会【100%】

・資料作成、開催準備

④オンラインイベントに参加【100%】
・だじゃれ道場
・オンライン研修意見交換会

⑤その他(随時実施)
・地域でのコラボ活動
・個人事業主、1人社長に会って話を聞く、お助けできるポイントを見つけて実施する
・セミナー参加レポート配信





◆課題


・見込客候補(起業希望者、起業家、個人事業主、小規模企業の社長、行政)との人脈をつくる
→ 悩み、課題を知る
→ カスタマーサクセスを明らかにする

・提供できる価値の可視化
→ 自分のできることをメニュー化
→ 継続的な仕事につながるような道筋を描く

・自分のプライベート、事業、家族のファイナンスの管理方法と
時間のコントロール





◆次回の目標設定(3月21日~4月3日)


①退職・起業に伴う手続き
・開業届など

②業務メニューの作成
・業務と価格設定

③女性×起業読書会の日時を決める
・5月GW連休明けの平日、午前10時~11時30分

その他(随時実施)
・地域でのコラボ活動
・個人事業主、1人社長に会って話を聞く、お助けできるポイントを見つけて実施する
・セミナー参加レポート配信





【ツマの部】



◆3月7日~3月20日のコミットメント


①女性×起業読書会参【100%】


②フセギ調査の実施日程確認

・コロナ騒動で予定決まらず・・・




◆課題

・バックエンド商品をつくる
→ いかにマネタイズしていくか

・ターゲッティング
→ 高齢者ではなく若者

・単発ではなく、継続につなげることを意識する

・感情の起伏をつくる





◆次回の目標設定(3月21日~4月3日)


①フセギ調査

②ホームページ作成に向けた調査
・ペルソナの確定
・流入キーワード
・コンセプト




この2週間、新型コロナの影響で外部イベントへの参加が減った半面、今のネットワークの中での動きが多かったように感じます。

タイミングってホントにあるなと思っていて、しかるべきときにしかるべきことが起こるなーと実感しています。



もちろん自分で道を切り拓くという姿勢も必要なのでしょうが、周囲からもたらされることに対して振り回されるのではなく、いかに自主的に関わるかということも重要だと思っています。

わりと私はそれが得意だと気づいたので、意図的に「巻き込まれる」ということをやっていこうと思います笑



次回の夫婦コミットメント倶楽部は、4月3日(金)に開催予定です。

次は退職後、初の回になるので、どうなっているかドキドキですねー。

それでは

「女性×起業」をテーマとしたリアル&オンラインのハイブリッド型読書会「女性 × 起業 Book Cafe」が開催されました(埼玉県ときがわ町)

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埼玉県ときがわ町の起業支援施設 iofficeにて、「女性×起業」をテーマとした読書会「女性 × 起業 Book Cafe」が開催されました。(主催はときがわカンパニーさん)

(ときがわカンパニーさんの開催記録はこちら。



開催にあたって、2つのことを試みました。

一つは「女性と起業」

iofficeでは、起業相談や比企起業塾などで起業したい人の支援を行ったり、読書会をやったりしていましたが、女性に特化したものはありませんでした。

もちろん本来は女性だけの問題ではないのですが、一般的に仕事と家事・育児との両立に悩んでいる女性が多いので、子どもが保育園や小学校に通っている時間帯を狙って、開催日時を「平日」「昼間」に設定しました。



もう一つの試みは、リアルとオンラインを組み合わせた「ハイブリッド型」の読書会であること。

ここのところの新型コロナ騒動で、集まって何かやるというのが自粛ムードにあります。

それに伴って、オンラインツールの活用スキルの必要性が急速に高まっています。

そのため今回は、オンライン会議ツールの第一選択肢として有力なZoomを使用して、オンラインでの参加を募ることとしました。



参加者は、リアル5名、オンライン3名の計8人(進行役含む)での開催となりました。

うち女性が5名で、既に起業している方が3人、これから起業したいと考えている方が2人でした。

リアルの進行は私、オンラインの進行はKazuma&Ma-shiroの20代・40代コンビが務めました。




課題本には、テーマが「女性 × 起業」ということで、『マイペースで働く!女性のひとり起業』

この本を題材に、各自の考えを話し合いました。



以下、読書会の様子をまとめました。


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1 「女性と仕事」を考える

(1)仕事をする上での不安、悩み、困りごと


・お金をもらうのに気がひける
 → 友人など親しい人にお願いされて、つい通常よりも割引価格で仕事を請け負ってしまったことがある
 → そういうときに限ってうまくいかないことが多い。つい後回しになってしまい、薄っぺらい成果になってしまう
 → 通常の価格で引き受けることで、相手にとっては予算的にはきついかもしれないが、その分だけ満足感が得られるメリットがあることを伝えるようにしている


・直観で勝負
 → 自分の甘えだと思っていたが、この本に書かれた内容を読んで、男性との違いということで納得できた


・成功する人と成功しない人の違い
 → 続けた人だけが成功する。好きじゃないと続けられない
 → 最近、布ナプキンの営業をしているが、自分がやりたいのは本当にこれなのか疑問に思えてきた
 → 農業のお手伝いをしたり、鶏を飼って世話をしているが、そっちの方が楽しくなってきた


・子育てで時間に制約があることもあり、つい頑張りすぎてしまう
 → 頑張れば頑張るほど、罪悪感を覚える
 → 仕事が好きであればあるほど、自分のわがままではないかとの疑問
 → 子どもが小さい頃はとくにそうだった。うまく付き合っていくしかない


・本書では、仕事と家庭の両立が前提だが、少し前の時代は女性がキャリアを追い求めるには家庭を犠牲にするしかなかった
 → 罪悪感があった

・子どもが小さい頃から、自分で自分のことができるマネジメント力や、料理ができる男の子を育てることを考えていた



【意見交換】


・直感は大事。ただ、クライアントに説明する義務があるので、直感を理論武装できるように準備している。秘訣は、「なぜ?」を考えること

・「ミッションは変えてはいけない」と聞くが、起業に成功している友人に聞いたら、「ミッションとかビジョンは何度変えてもいい」といっていた

・奥さんから、「今の仕事に全力投球したい」といわれたら、男性はどう思うか?(男性への質問)
 → (男性A)ずっとと言われたら、難しい。自分もやりたいようにやらせてもらっているので、奥さんにもやりたいことをやらせてあげたい。できる限りのことをする
 → (男性B)お互い様。できる方がやればよいというスタンス
 → (男性C)まだ結婚していないが家事全般できるので問題なし




(2)仕事の上で大切にしていること



・同じことを繰り返すので、自分が「飽きない」こと
 → 成長やチャレンジを楽しむ
 → 仕事が好きなので、逆に自分が楽しみすぎてお客さんが置き去りにならないように気を付けている


・自分を常にベストな状態に保つこと。そうでないといい仕事ができない
 → そのうえで挑戦や失敗をどんどんしたり、社会の役に立つことを意識している


・細く長く続けること
 → 小さなことで仕事を失うのはもったいない。些細だけど大事なことには気を遣う


・今はスキルと結果にこだわりすぎないこと
 → 今まで遠回りしてきたけど、遠回りすることで得られることも多い


・楽しむことを大事にする人生にしたい
 → 今の仕事は楽しいと思えることがほとんどない


・時間に余白をつくること
 → 土日を除き、保育園が週5日あるうちの3日で仕事を終えられるスケジュールを組んでいる
 → 仕事が終わらない場合の予備日やインプットの時間として使う


・楽しむこと、自分の幸せが他の人の幸せにつながること




【意見交換】


・体調不良で仕事にいけないときどうしている?
 → 大事な仕事のときは体調管理を万全にする。そもそも体調を崩さないことを徹底。体調悪くてもそれを見せない
 → スケジュールがタイトだと体調崩しやすいので余白は大事
 → 体調管理も仕事のうち


・子どもが体調不良のときは?
 → 仕事のスケジュールにあわせて、子どもの体調管理も徹底
 → どうしてもやむをえないとき、一度だけ夫に任せたことがある。そのあとのフォローが大変だった・・・


・夫婦でなぜ半々で分担できないか?
 → (女性A)理想と現実。やろうとすると覚悟がいる。それを変えようとするか、現実的にこれだけのことをやるのにどうしたらいいかを考えるか
 → (女性B)家事も育児も、できる方がやればいいはず。妻がやると当たり前で、夫がやると「すごい」といわれるのが複雑な気持ち





2 「女性と起業」を考える



(1)「起業」のイメージ

(2)女性ならではの「起業」って?


・「女性起業家」というと総じてスケールが小さい。上場するような企業がバンバン出てもいいはず
 → 女性だから小さくていい、というある種の抑圧を感じる


・「家事と育児=女性の役割」という感覚がそもそもおかしいのでは
 → スモールビジネスでなければいけない理由は、女性だけの問題ではない


・女性が稼ぐのはなぜなのかという動機づけが、社会に認知されていない
 → 離婚や夫の逝去で、妻が家計を支えなければならなくなったらどうするか
 → いざというときに自立できる経済力を持ちたい
 → 夫と一緒に何かやっていきたいという気持ちもある


・女性の起業は小さくなりがち。でも一方で、小さいから気軽にできるので覚悟がいらない
 → 家事・育児が女性に偏りがちなのは、女性ができるから
 → 数字が苦手で、大きいことが考えられない
 → メリット、デメリット両方ある
 → 重要なのは「何のために起業するか」


・小さく始められるのはメリット。行動が起こしやすい
 → 社会と接点を増やすことで、自分の評価が得られる。自分はどんなことができて、どんなことができないか




【意見交換】


・今の大学生は一度は起業したいと思っている?
 → 起業を考えている人は少ないのではないか。自分は起業したいと思っている


・男女の起業相談で、内容の違いはあるか?
 → あくまで経験則だが、女性は「好きなこと」で起業したい人が多い。あとは、資格を活かしたビジネス
 → 男性は「稼がなきゃ」「組織や会社が嫌だ」という人が多い。こういう人に限って1回しか相談にこなかったり、いわれたことをやらない


・男女の起業相談で、アドバイスする内容に違いあるか?
 → ない。「どうやってお客さんをつくるか」がすべて


・女性は、数字や契約の内容面で弱いところはあるかもしれない

・友人が起業したから私も!というパターンも多い

・ビジネスを大きくすることにこだわっているわけではないが、起業しはじめの頃、子どもを保育園に預けられず、キャリアを同時にスタートさせた知人との比較で落差を感じた
 → 自分の後に続く人たちに、同じ思いをさせたくない





3 参加しての感想

・本だけではわからない、生の声を聴けてよかった

・Zoomはかなり使えそうなので、もっと勉強したい

・起業塾の活動報告会後のモヤモヤ期に入っていたので、いい刺激になった。自分に今できることで行動を続けたい

・起業の先輩の話を聞くいい機会いいになった。

・「罪悪感」の話は共感した

・これまで聞けなかったみんなのモヤモヤを聞くことができてよかった

・子どもの成長に連れ、悩みが変わることがわかった

・女性の本音を垣間見ることができた

・男性も自分事として考えないといけない





4 次回開催への期待

・今回はマインド系だったので、次はスキル系、実践系を学びたい

・ゼロイチ向けの本だったので、ある程度の起業経験者向けでもよい

・男女向け問わず、良いビジネス書を学びたい





◎次回への課題(個人的な反省も含め)


・声が聞き取りづらい場面があった
 → 1人1台パソコンを準備し、それぞれイヤホン&マイクを使用するとよいかもしれない

・2時間だと負担が大きい
 → 平日の午前中、90分くらいが参加しやすい

・参加者レベルに応じた選書をする必要がある
 → ターゲット設定


・話の聞き方のルール設定があいまいだった

・ワークシートを用意しておけば問いの全体像を予め把握できるため、回答の重複防止にもなり、思考の整理にも役立つ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今回の読書会では、本からの学びだけにとどまらず、いろいろな学びがありました。

リアルとオンラインそれぞれの進行、Zoomの活用方法、参加者との対話・・・なんと実りの多い読書会になったことか。

参加者の皆さまにとっても有意義な時間となれば、この上ない喜びです。

参加者の皆さま、Kazuma&Ma-shiroのお二人、ありがとうございました!

埼玉県ときがわ町で日本初のキャンプ民泊を営む 野あそび夫婦による移住トークショー「30歳からはじめる第2のふるさとの見つけ方 ~野あそび夫婦的 無理をしない移住~」レポート

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2020年3月15日(日)、埼玉県ときがわ町で開催された「本屋ときがわ町」で、野あそび夫婦による移住トークショーが行われました。

題して、「30歳からはじめる 第2のふるさとの見つけ方 ~野あそび夫婦的 無理をしない移住~」




会場には、ときがわ町在住の方をはじめ、町内外から14名が参加しました。

さすがの集客力!

本屋ときがわ町でのイベントでは、過去最多ではないでしょうか。

椅子があやうく足りなくなるところでした笑



関係人口から移住へと移行する際のポイントを知りたいと思い、私も参加させていただきました。

以下、レポートとしてまとめました。



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1 野あそび夫婦とは


「野あそび夫婦」は、キャンプ大好きの青木達也(アオさん)と江梨子さん(エリーさん)夫婦のユニット名

・「自然の中で遊ぶように暮らす」がテーマ

・仕事と暮らすが一体となった生活がしたい


・2019年5月に、ときがわ町に移住し、日本初となるキャンプ民泊を開始

・キャンプ初心者のハードルになる「お風呂、トイレ、管理人」問題を解決し、まずは庭でのキャンプを楽しめる場所をつくった(NONIWA ノニワ)

・インスタグラム、YouTubeを中心とした情報発信を行い、近頃はアウトドア系の雑誌やメディア、県の移住関連のパンフレットでも紹介されている

・地域の人とも関係を築くために、季節ごとに「ときがわばっかり食堂」を開催







2 野あそび夫婦的移住 ~物件を見つけるまで~


・一度訪れただけで、ときがわ町が大好きになり移住を決意

・練馬から川越に引っ越し、ときがわ町の物件を手に入れるための資金を貯めた

・まずはインターネットで情報収集。気になったものは現地訪問

・キャンプができるような広い庭が必要という特殊な条件

・ときがわ町にある「ときのこや」で年2回開催される「ときのこやまつり」に出店したことで、町内に人脈をつくれた

・資金や移住時期の目標はたてたが、それにがんじがらめになるのではなく、ざっくりの目標とした
 → 「自分たちがやりたいことができる物件を探す」ことにこだわった

・決めた物件は、家の中にもモノがたくさん残されていて、庭は雑草が伸び放題!
 → 知人・友人の応援で、2019年3月のプレオープンを実現






3 野あそび夫婦的働き方 ~ぬるっとした移住を実現~


〇エリーさんの場合

・エリーさんはテレビ制作会社で旅番組ディレクターとして活躍
 → 番組制作を通じて、地方での生活への憧れ

・テレビの仕事も大好きだった

・「30歳」が一つの節目と考えていた

・アシスタントディレクターの頃に一度、会社を辞めて移住したいということを上司や先輩に話したことがあったが、そのときは反対された
 → ディレクターになって、NONIWA運営のために辞めることを伝えると、反対もなくスムーズだった
 → むしろ応援してもらえ、今はフリーのディレクターとして、引き続き番組制作に携わっている
 → キャンプ客が少ない冬場中心

・周りに応援してもらえるタイミング、関係づくり、自分のポジション獲得が大事だったと思う

・結果、「ぬるっとした移住」が実現できた



〇アオさんの場合


・アフリカ輸入雑貨の商社に勤務

・物件が決まってテンションが上がり、キャンプ民泊に全力投球したいというモチベーション。車で1時間の通勤はきつい。ただ、一抹の不安も・・・

・当時、会社ではリモートワークや副業などをやっている人はいなかった

・会社に、思い切ってリモートワークで働きたいことを伝えたら、意外にも叶えてくれた

・7年間、営業として一生懸命やってきたことが評価され、信頼されていたのかなと感じる

・結果、今は週2回の出勤のほかはリモートワーク



〇まとめ

・自分の思いを素直に伝えてみると、意外に会社は受け入れてくれることもある

・ただし、前提として会社の人との信頼関係が築かれていることが大切

・いきなり全部移行するのは怖いけど、複業として始めることで「ぬるっとした移住」が実現できた







4 意見交換(地域の人との関わり方を中心に)



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・若い人は、みんなSNSやらインターネットで情報発信する。でも年配の人は何をやっているのかわからない

・自治会やPTAの仕事に関わって、紙での情報発信も大事だと感じた
 → 人ごとに使うメディアは違う。伝えたいのであれば、その人に応じた情報発信のやり方が必要

・自分たちが、その地域とどうやって関わっていきたいのか。定住して骨をうずめたいのか、一時的な住まいと考えるかによって関わり方は変わってくる

・情報発信も大事かもしれないけど、信頼されるためには顔を実際に突き合わせることが一番大事だと感じる
 → モノがいいとか悪いとかよりも、その人を信頼できるかどうかで判断される

・埼玉県と長野県で二拠点居住にチャレンジしたいと思っている。各地で農園を借りているが、農園でのイベントなどを通じて地域の人と関わっているといろいろな情報が入ってくる。信頼されるまでになるのに3年くらいはかかった。

・地域に溶け込みたいと思うなら、地域の活動に参加することも必要(自治会、隣組など)

・地域によって受け入れスタンスも違う。組に入れてもらえなかったという友人の話も聞いた。自分は移住してきたときに、区長に案内されて全戸を回って挨拶することができたから幸運だった

・とにかく実際に会う回数を増やして、人目につくことが大事

・地域の人向けに、トークショーで話したような内容を伝えてもいいかも

・「ぬるっとした移住」の話は参考になった


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しょっぱなからプロジェクターのランプが切れたり、ブレーカーが落ちたりするトラブルに見舞われましたが、野あそぶ夫婦さんのトーク力でなんとか乗り切っていただけました。

エリーさん、アオさん、ありがとうございました!



それにしても「ぬるっとした移住」という言葉が評判だったようで、参加者にも何度も使われていましたね笑

影響力のある言語力もさすがでした!



「ぬるっとした〇〇」には「起業」という言葉も入りそうですね。

個人的には、お二人が話していたように、地方では仕事と暮らすが一体、またはそれに近いというのが大きなポイントではないかと感じました。

学ばせていただきました。

ありがとうございました!!

『「年収1000万円」起業への道田舎に住む専業主婦も、地方の看護師も、シングルマザーのWEBデザイナーもできた!』まとめ ~ローカルビジネス・起業のためのエッセンス読書記録~

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2020年3月17日(火)開催の「女性と起業」をテーマにした読書会、「女性 × 起業 BOOK CAFE」に向けて、女性の起業に関する本を読み漁っています。

(「女性 × 起業 BOOK CAFE」の詳細はこちらから。)




「女性 × 起業 BOOK CAFE」の課題本は、『マイペースで働く!女子のひとり起業』ですが、このほか以下の本を読んできました


・『こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円』(荻野みどり)

・『小さく始めて1億売った私の方法 ママ起業』(園田正世)

・『何もなかったわたしがイチから身につけた 稼げる技術』(和田祐実)

・『「年収1000万円」起業への道 田舎に住む専業主婦も、地方の看護師も、シングルマザーのWEBデザイナーもできた!』(小室尚子)

・『自分の会社をつくるということ』(経沢香保子)




この中から、今回は、『「年収1000万円」起業への道 田舎に住む専業主婦も、地方の看護師も、シングルマザーのWEBデザイナーもできた!』を取り上げてみます。



取り上げた理由としては、妻がオススメしてきたから。

妻いわく、「働くママのあるあるが詰まってる!」そうです。

この「ママの視点」というのは、「女性 × 起業 BOOK CAFE」を開催するにあたって必ず生きてくるハズ!

また、男として、普段、妻や女性が何を考えているのか、働くことをどう思っているのかを知ることにもつながります。

さらにさらに、家族との時間や生きがいを大切にする「ミニ起業家」やランチェスター戦略の視点からも共感ポイントが多いです。




それでは本書の内容を見ていきましょう。



↓ 本の内容紹介はここから
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「⇒」は個人的な気づき、学び


◎本書のポイント

・女性の場合、収入と同等かそれ以上に「やりがい」を求めて起業する人が多い
 → 母親はたくさんのモヤモヤを抱えている

・起業したことによる忙しさは「自分のため」のもの
 → 自分のための忙しさは、苦痛ではなく充実感をもたらしてくれる

・女性だからうまくいくスモールビジネスには多くのメリットがある

・子育てや家事、仕事で消耗している女性は、「自分を満たしてくれる仕事」を求めている

・女性ならではの応援し合えるビジネスをつくる

・自分のビジネスを育てる上で必ず越えなければならない壁は、夫の扶養を外れること

・扶養を売れて世帯の収入をアップさせるだけの利益を上げることで、初めて「起業して働くということ」を、家族にも社会にも認めてもらうことができる

・「もの」より「こと」を売る

・仕事はペルソナのためだけにする

・信用をつくるのは「共感」

・お客様候補が、商品購入までの階段を上るのは、必ず1段ずつ

「子育て」と「仕事」の時間はきっちり分ける

・仕事で実績を出せば、家族は自然に協力してくれるようになる

出すぎた杭になる

・既婚女性の場合、お金がすべてだと仕事が成功しにくい

自分にとっての「一生もののミッション」を見つける

起業した瞬間から年収1000万円をめざす

・「何屋さんかわからない」状態にしない

女性だからと家族を言いわけにしない






◆母親たちが起業を選ぶ理由


〇母親と起業

・母親に圧倒的に不足しているものは「時間」
 → スケジュールを埋める予定のほとんどが家族のため
 → 自分の好きなことをする時間がまったくないという状況に追い込まれている


・女性の場合、収入と同等かそれ以上に「やりがい」を求めて起業する人が多い
 → 母親はたくさんのモヤモヤを抱えている

 「会社員として頑張ってきたのに、子育てのための時短勤務などを理由に責任のある仕事を任せてもらえなくなった」

 「仕事をしたいけれど、子どもが幼いために長時間家を空けることができない」

 「毎日しなければならないことが山積みで、自分の好きなことをする時間もない」
 


・起業したことによる忙しさは「自分のため」のもの

 → 自分のための忙しさは、苦痛ではなく充実感をもたらしてくれる
 → 仕事のための30分ならつくることができる
 → 家族のため、子どものためではなく、「自分が好きなこと、自分がやりたいことをしている!」と思えることで、イライラやモヤモヤが大幅に軽減される



〇子育てをしながら会社員でいるしんどさ

・子どもを持つ女性にとって、会社は必ずしも働きやすい場所とは言いきれない

・子育てと仕事を両立させるために頑張っているのに、仕事から満足感を得られないジレンマに女性は追い詰められている

・会社以外の場所で頑張るという選択肢が浮かんでくる

・我慢を重ねて給料として得る30万円と、自分の選んだ仕事で、自分なりのやり方で手に入れる10万円のどちらに価値があるか




〇女性だからうまくいくスモールビジネスのメリット


・リスクが小さい

・始めやすい

・スピーディ

・やってみてダメだったらすぐやめられる

・満足感を得やすい
 → 子育てや家事、仕事で消耗している女性は、「自分を満たしてくれる仕事」を求めている

・自分の限界を理解したうえで、働きやすい環境をつくることを重視したい多くの女性に適している




〇女性ならではの応援し合えるビジネス

・女性の場合は、お金をやり取りすることでうまくいかなくなることもある

・お金が介在しない関係でつながっているコミュニティでは、「応援し合う」というよい循環が生まれる
 → 自分がいいと思ったから人に勧める。自分が誰かの役に立ちたいと思ったから協力する
 → 純粋な行為や親切心には大きな価値がある

・生活面を応援してくれる人がいなければ、仕事と子育ての両立は不可能
 → プライベートでつながるママは、重要なビジネスパートナーでもある


⇒ 自分がいいと思ったものを人に勧めるという考え方は、『クチコミュニティ・マーケティング』と共通する




〇起業のファーストステップは夫の扶養を外れること

・自分のビジネスを育てる上で必ず越えなければならない壁は、夫の扶養を外れること

・扶養を売れて世帯の収入をアップさせるだけの利益を上げることで、初めて「起業して働くということ」を、家族にも社会にも認めてもらうことができる
 → 社会的な信用がアップする
 → 女性が「社会的に認められた」という気持ちになる






◆お金をかけずにビジネスをつくる



〇「もの」より「こと」を売る


・商品が「こと」なら、働く時間と手間は増やさずに、利益だけを増やすことが可能

・材料費がかからず、在庫も抱えなくてすむ

・ものづくりに手間がかからない分、集客に時間をかけられる

・時給を上げる働き方ができる

・何かを習いに来る人は、高度な知識より、今の自分の1、2歩先の成功体験に価値を感じる




〇ビジネスのスタートはペルソナの設定


・ペルソナ=理想のお客様
 → こんな人が私の商品を買ってくれたらうれしいと心から思える相手

・ビジネスの3つの要素「売るもの」「売る場所」「売る相手」のうち、「売る相手」だけは100%自分でントロールすることはできない
 → だからこそペルソナを設定し、「お客様を選ぶ」意識が大切

・仕事はペルソナのためだけにする

・ペルソナにとっての適正価格を考える

 → 商品の適正価格は「売る相手」によって違う


⇒ 付き合いたくない客を相手にすると、付き合いたくない客が集まってきてしまう

⇒ ペルソナを設定するだけではなく、「ペルソナのためだけに仕事をする」視点は参考になる







◆起業を成功に導くSNS活用法


・商品を売るためには、信用が不可欠

・信用をつくるのは「共感」
 → 人は、共感でモノを買う

・人は、「すごい」「素敵」なことより、「痛み」や「弱み」に先に共感する
 → 自分にとっての痛みや弱みは、他人にとっては共感ポイント



〇ペルソナだけに向けて発信する


・ペルソナの1日のスケジュールに沿って、ペルソナの悩みや困りごとを100個探す



〇商品購入へのステップをつくる

・お客様候補が、商品購入までの階段を上るのは、必ず1段ずつ

 → それぞれの段にいるお客様候補に合わせた情報を提供することで、1段ずつ上に進んでもらう 


⇒ このステップを最初の段階でつくりたい!(もちろんやっていくなかで修正するにしても)






◆成功する起業家と失敗する起業家の違い



〇「子育て」と「仕事」の時間はきっちり分ける


・子どもの相手をしながらだと、仕事も子育てにも集中できない
 → やるべき仕事が終わらない、子どもは機嫌が悪くなる、家事は手抜きになるとすべてが不満足な結果になる



〇夫には「起業するため」の協力や役割を求めない


・これから仕事を始める段階で、夫に家事や育児の役割を与えようとするのは、新入社員が先輩に突然仕事を振るようなもの
 
・仕事で実績を出せば、家族は自然に協力してくれるようになる




〇仕事の資金と家計はきっちり分ける

・スモールビジネスでは、失敗しても自分以外に損をさせない
 → 足りない分を家計から補うくらいなら、パートで安定した収入を得た方がいい
 → 夫からも起業のためのお金を借りない



〇実家には頼らない


・心配や世間体、価値観の違などから、起業反対されることが多い
 → 親に頼る心理的な負担が大きくなる
 → 親に報告するのはビジネスが軌道に乗ってからでいい



〇出すぎた杭になる


・出る杭は打たれるけれど、「出すぎた杭」は打たれない
 → やっかみを含んだ他人の評価を気にせず、仕事で成果を出す



〇ミッションを持つ

・既婚女性の場合、お金がすべてだと仕事が成功しにくい
 → 経済的な面で、夫という逃げ道があるから

自分にとっての「一生もののミッション」を見つける

 → 仕事を続けられるかは、「自分を満たす」から「家族を満たす」、「家族を満たす」から「社会を満たす」ミッションを意識できるかにかかっている



〇起業した瞬間から年収1000万円をめざす


・1年以内に結果を出すつもりでスタートダッシュをかける
 → 将来的に今より時間の余裕ができる保証はない
 → 今できないことは数年先もできないと腹をくくる

・最初から年収1000万円を目標にすれば、「そのための働き方」を考える



〇一つのコンテンツに集中する


・「何屋さんかわからない」状態にしない


・新しいチャレンジは、本来の仕事で一定の評価を得てから



〇女性だからと家族を言いわけにしない

・ビジネス上の立場には、男性も女性も母親も関係ない

・「自分の都合」を理解してもらえるのは、信頼関係ができあがっている場合だけ


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いかがだったでしょうか。

女性だけでなく、起業を間近に控えている私にとってもかなり学びの多い本でした。



自分の起業のことだけでなく、起業支援もやっていきたいと考えていますので、「女性 × 起業 BOOK CAFE」で参加者の皆さまからどんな話が聞けるか楽しみです!

起業に興味のある方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご参加くださいね。

なお、対象は女性の方限定です。

オンライン(Zoom)での参加も可能です。



「女性 × 起業 BOOK CAFE」の詳細、お申込みはこちらから




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